30歳1000万円でリタイア

150万円の家でひっそり隠棲 1000万円で生き残る

30歳リタイア者からの忠告「リタイアは精神的な死」

やあ友人たちよ。ぼくはかつて君たちだった! 20代のころIT企業ではたらいて、貯金し、不動産に狂ったように投資した。この肥大化した不動産市場がぼくに莫大なカネをもたらした。この一年、ぼくは働かなかった。最初の6ヶ月は純粋に恍惚だった。でもいまは完全に退屈しきって、楽しめる仕事に応募している。

ぼくがシェアしたい教訓はこうだ。

1.クソだけど給料のいい仕事よりも、楽しくて充実した仕事を選べるようリーンファイア(貧乏リタイア)すべきだ。なにも責任をおわずに一日中座ってるだけで満たされるとか正気でいられると思うなら、人間心理について知らなすぎる。一日中旅行してもたいして変わらない。たぶん、君は例外ではない可能性が高い。

2.経済的に独立したあとの仕事は、強制的ではっきりしたものでなければならない。もし働く「必要」がなければ、いくらでも仕事を遅らせる言い訳ができるのだから。

3.人間が最高に幸せに生きるには、構造と日常的な人間関係が必要だ。構造的環境で毎日同じ人々と会うこと、共通の目的を持つことは幸福の必須条件であり、任意条件ではない。

 

この投稿は波風を立てるだろう。すぐにマイナスがつけられてそれほど読まれないかもしれない。でもぼくは助けたいんだ。リタイアは精神的な死だ。君は自由で好き勝手できるが、君の友人や家族はそうではないだろう。カネを稼ごう。貯金しよう。そして給料にかかわらず、愛する仕事をしよう。そういうことだ。

とr/leanfineに刺激的な投稿がありました。

リタイアは「精神的な死」か?

これは賛否両論でした。

「なにもしない」「会社で働く」の二択じゃないと思うけど。趣味に費やす時間はないのか? FIRE1470

あるいはボランティアとか、 自発的な労働、たとえば執筆とかは? ただ座ってる以外にもたくさんの選択肢がある。Burgermeister_42

がんばったね、人事部門 Indaleciox

🤣

精神的健康のためには、毎日ポートフォリオが増えていくのをだらだら見るよりも、なにか充実していて、毎朝起きてそれをするに値することがあった方がゼッタイいいと思う。私は地域のボランティアをして、レクリエーション教えていて、昔の仕事のコンサルティングをしている。早期退職はいいものだけど、何もしないとすぐに年をとってしまう。bloatedkat

たぶん君は若すぎる、それかパーソナリティの問題だろう。私はマウンテンバイクをして、毎夏セイリングを練習している。もうめちゃくちゃ楽しい。ガソリン代を除けばカネもかからない。

リタイアしてからの13年間は、人生でいちばん幸せな時間だった。私のキャリアの最後の数年は、デスクの後ろで年をとっていき、人生を無駄にしている気がしていたんだ。そのとき私は30代後半だった。

関連:【無職適正】リタイア生活に向いた人の特徴5つ

同じ30歳でリタイアした私の意見「大事なのはバランス」

リタイアは「働かないこと」ではありません。

「働かない自由を得ること」です。

働きたければ働けばいい。

そして

「愛する仕事をしよう」

ということには同意します。

私もブログは楽しいから(カネにならんけど)続けてます。

関連:【500記事】「リタイアブログ」の書き方講座

ただ、人生の喜びは労働だけにあるのではない。

仲間との生活にあるわけでもない。

無為の生活も楽しいし、孤独な生活も楽しい。

大事なのは「ちょうどよさ」です。

リタイアに意義があるとすれば、

「揺り動かし」

です。

「あたりまえ」

とされる社畜ライフをやめてみる。

だれからの指図も受けず、勝手きままに生活してみる。

孤独に暮らして自分と向き合ってみる。

完全に自由な生活は、必ずしも理想郷ではない。

かえってつらいかもしれない。

それならリバランスすればいい。

「働く」と「働かない」のあいだの、ちょうどいいバランスをとる。

「孤独」と「快適」のあいだのバランスをとる。

そうして

「自分の気持ちいい生活」

をゲットできる。

これがリタイアの醍醐味です。

中間の性向があらゆることにおいて称賛される……ただし、場合によりひとは超過の方へと、あるいは不足のほうへと傾かなければならない。なぜなら、そうすることで「中間」と」「立派にやっていくこと」を、もっとも容易に狙い当てることができるからである。 (「ニコマコス倫理学」)

超うまい絵師は、超過と不足のあいだを揺れながらバランスをとってます。

超絶テクニックのパイロットも、小刻みに機体のバランスをとってます。

「ハッピーに生きる」ことを目指すリタイア者も同じ。

「働く」と「働かない」のバランスをとっていくのです……🤣

関連:【孤独のなかの自由】「自由」と「快適」はトレードオフです

終わりに 人間みな例外

「気ままに遊んでる生活が好き」

という人がいます。

「責任をもってバリバリ働く方が好き」

という人がいます。

そのあいだに無数のスペクトラムがある。

人間は、みんな好き勝手生きればいい。

  • 「君は例外ではない可能性が高い」?
  • 「幸福の必須条件」?

人間なんて例外だらけですよ🤣

あなたは人間のひとりです。

でも、ほかのだれでもない人間です。

「自分だけの人生を歩む」

のです……😘

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ようやく隔離が終わりました。ロンドン、「汚えなあ」と思うこともあれば、ハッとするほど美しかったり。

食費も一日400円とかです。これは0.8ポンド(120円)のブリーチーズ。天国かな……🤣

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著者:ミクさん - 問い合わせ- 全記事 - 当サイトの著作権はクリエイティブ・コモンズの表示—非営利となります。
ブログ制作日 2019年11月5日 エンジョイリタイアライフ!