そんだけじゃ幸せにはなれません
「幸福に生きる」って難しいのです
もし幸福がすぐ手近にあって大した労苦なしに見つかるとしたら、それがほとんどすべての人から閑却されているということがどうしてありえよう
とスピノザはいった。
ほとんどの人は
- たいして幸せにならないまま
- 不幸のまま
死んでいく。
「幸福になる」
って意外とむずかしー。
だからこそ、昔から
「どーすれば幸せになれるんや🤔」
と賢いひとが考えつづけた。
幸福とは「業事(わざごと)」なのです
33年生きていろんな人を見てきました。
- 超金もち
- 超えりいと
- あたたかい家庭持ち
- やりたい仕事についてる人
- リタイア無職
が、
「このひとハッピーそうだな🤗」
と思える人はほんのわずかでした。
私の幸福――それはなんぴとも私から奪うことのできない、私自身の創造物でしかありえない。幸福な生とは、大昔から知られているように、業事である。業事を身につけるためには才能と鍛錬と手本が必要である。幸福な人間になるためにもおなじものが必要なのだ。(ルートヴィヒ・マルクーゼ)
「スタージョンの法則(どんなものでも9割はクソだ)」
というのがあります。
- 不動産投資で「おっ」と思える物件は1000件に数件
- 図書館の本はほとんどクソで良い本は光って見える
人間でも同じ。
「このひとすげーな😍」
と思える人はわずかですが……。
そーいう人は、光ってみえる。
- 生きることに熟達した人
- ハイクオリティな人生を生きてる人
「リタイア無職だから幸せ」ってわけでもない
だれしも光輝へのあこがれをもつと同時に、輝くものがしばしば体のよい幸福のマネキン人形にすぎないことを知っている。マネキン人形は身につけた衣装を見せびらかす――しかしそれは自分のものではないのだ。タレイランは無数の人々にとって幸福の体現者であったナポレオンについて言っている。「皇帝の心を満たすことはだれにもできない」(ルートヴィヒ・マルクーゼ)
よい服を着ていたらハッピーではありません。
肩書とか年収も同じ。
王様や大統領でも同じことです。
リタイアして
「お金持ちの無職」
になれば幸せになれるわけでもない。
古代から自由人で不幸な人なんていくらでもいた。
幸福を追い求める難しさ
- じゃーどうすれば幸せになれるのか?
- なぜ幸福はむずかしいのか?
ある哲学者はこういった。
「最高の善とは幸福であり、最高の悪とは不幸である」
これってすげーかんたんです。
- 「自分がきもちいーと思えること」だけして
- 「自分がイヤだと思うこと」をしない
それが「幸福」であり……しかも「善」なんだからオトクです😍
でも、ほとんどの人はこれができない。
なぜか?
世間はいうからです。
- お金持ちや成功者になることが幸せだ
- 一生懸命仕事して生産的になることが幸せだ
- たくさんセックスして多くの子孫を残すことが幸せだ
- 家族や社会の役に立つことが幸せだ
- 神や国家に奉仕することが幸せだ
- 人類や地球のために生きることが幸せだ
「一生懸命仕事して/お金持ちになって/豪邸建てて/たくさんの家族と暮らしてるけど幸せになれなかったよ😂」
となったらどーすっか?
- 仕事をやめる
- お金持ちをやめる
- 豪邸を捨てる
- 家族を捨てる
それが「善/幸福」への道なのです。
なぜなら、自分を幸福にしないものは悪だからです。
家族も悪、仕事も悪。
「自分の幸福度のみを尺度に世の中をはかる」
ってすげーむずかしいです。
超ラディカルです。
なんでその哲学者は当時ボコボコに叩かれました。
ブッダも似てますよね。家族を捨てて出家して、世間から叩かれた。
人々は憤激して叫んだ、苦行者ゴータマは不妊をもたらすためにやって来た、苦行者ゴータマは寡婦をつくるためにやってきた、苦行者ゴータマは一族の没落をもたらすためにやってきた……
でもそこまでしないとほんとーの幸福に辿りつかない。
終わりに セミリタイア後もしあわせの探求は続くのです
セミリタイア生活はスタート地点です
社畜は奴隷です😭
- くさりをつけられて
- ムチを打たれて
強制労働させられています。
社畜が幸福になりたいなら?
- おいしいごはん
- きれいな洋服
より先にやることがある。
- 鎖をぶっ壊して
- 社畜ワールドから脱獄する
そして自由人になることです。
しかし――自由人になれば幸せになれるわけではない。
「幸福な人生を目指すこと」
それは良い音楽家になるよーなもん。
- ひたすら練習して
- ひたすらクオリティを高めていく
それは長い道のりですよ。
ブッダのよーなちょー賢い人でも、35歳まで悟れなかった。
「リタイアすればハッピーなんだ🤗」
とかんたんに考えない方がいいです。
◆
リタイア無職が
- 毎日だらだらしてたり
- 遊んでたり
しても、バカにしてはいけないのです。
ある意味社畜よりも
「真剣に」
生きているのです……😂