君たちを喩えるならば……そうだな、うん……、
……茹ですぎたパスタ……そうだ、茹ですぎたパスタかな。
そうだ、我ながら素晴らしい比喩だよこれは!
ねえ、茹ですぎたパスタは食べたことあるかい?……ない?ないならそれでいい。
あのね、はっきり言って茹ですぎたパスタなんてのは、とても食えた代物じゃない。
生きたカエルに噛り付いたほうがまだマシさ……いやいやホントだよ。でもね、パスタたちは、茹でられる前はあらゆる可能性に満ちていたんだ。
アルデンテで上げられてミート・ソースの美味しいスパゲティになったかもしれない、
あるいは柔らかめに上げられてそのままスープ・パスタにされたかも知れないね。だけど、不幸なことに、君たちはその最適な時間を逃してしまったのさ。
誰のせいというわけでもないだろう。
茹でている最中に誰かが電話をかけてきたのかもしれない。
あるいは茹でていることを忘れて古い本に没頭していたのかも知れないね。
責めちゃだめさ。大事なのはいつだって「今」だ。そうだね?さて、茹ですぎたパスタはどうなるだろう?僕なら捨てるね、とても食えたもんじゃない!
でも、世間にはその良心からか、あるいはもったいないという気持ちからか、
茹ですぎたパスタを食べようという人がいないとも限らない。
茹ですぎたパスタたちは、そういう人々を静かに待たなければならない……すぐに冷めてしまうけどね。少々長くなったな。
どうだい、茹ですぎたパスタ。君たちにそっくりだとは思わないか?
5chのコピペより🤣
リタイアは早ければ早いほどいい
何かをはじめるには適した時期があります。
たとえば外国語学習は早い方がいいとされています。日本人はだいたい中学生から英語学習を開始しますが、9年勉強しても「r」と「l」の発音ができなかったりする。
私は20歳頃から楽器をはじめました。一生懸命練習して、それなりにうまくなった自負がありました。でも、プロ音楽家の両親から英才教育を受けた人の演奏を目のあたりにして思いました。
「遅すぎた……!」