30歳1000万円でリタイア

150万円の家でひっそり隠棲 1000万円で生き残る

【破滅】「都会に疲れたから農村に移住」の間違い

「農村リタイア」が破滅する理由

私たちは「都市↔農村」の二項対立で考えがちだけど、そーではないのです🤔

「田んぼ」は先進文明の象徴だった

田園風景を見ると、私たちは「田舎だなあ」と考えます。

そして「自然が豊かだなあ」と考えます。

実はこれは近代以降の価値観であって、それまでは違ったのです。

当時の農業は「最先端技術」。

たとえるなら、19世紀資本主義社会における「工場」、現代資本主義における「高層ビル」みたいなもんです。

そして農地は「自然」というよりも非常に「人工」的です。

荒れた土地を開墾するのは大変な作業です。木を切り倒し、根を掘り起こし、岩石を運ばなければいけない。でこぼこの地面をならして、灌漑して水を引いて……超重労働なわけです。

もちろんそれらの作業には「製鉄技術」というミラクルな技術がなければ難しかった。

つまり田んぼってのは、ギザのピラミッド並に人工的な土地空間と言えます。

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↑かつての大都会

だから、大昔の人は田んぼを見ると「遅れてるな~」なんて思わなかった。

「すっげ~都会だっぺな~」と思ってたわけです。私たちがマンハッタンのビル群を見る感じで。

これ、おもしろいでしょ?🤣

「農村社会」は濃密な人間関係がある

「都会に疲れた、田舎で暮らしたい」

という人がいます。

もし都会の「人間関係」に疲れたのなら、それは間違った選択でしょう。

都市部の方が人間関係はずっと楽です。

なぜなら都市部には「匿名性」と「個人主義」があるからです。

たとえばゲイの人がいるとして、土日に新宿二丁目で遊んだとしても、会社にバレることはないでしょう。匿名性があるからです。

そして「俺はゲイだ」と公言しても、少なくとも表面的には白い目で見られることはないでしょう。個人主義があるからです。

一方で、田舎にはそうではありません。

「個人」とか、「プライバシー」や「プライベート」という概念自体が存在しません😭

農村は、そもそもかなりの協働社会です。基本的に重労働なので助け合って作業します。

その必要から、農村は意外なほどにヒエラルキカル(階層社会的)です。取り仕切る人がいて、指示のもとで働くひとがいる。地主や旧家のような偉い人がいて、よそ者のあなたはピラミッドの最下位です。

結局、会社のようなイヤ~な人間関係があるのです。農村が移住者を歓迎するのは「下っ端がやってくるから」もひとつの理由でしょう🤣

また、田舎は「農業至上主義」のような価値観があります。農業はすべてに優先します。農業で生計を立てることが当然であり、善とされ、農業従事者でなくても手伝うことが当たり前だとされます。

あなたは全人格的に農村社会に従属することが求められます。このコンフォーミズム(順応主義)は都会の比ではありません。

「農業を手伝えばいいんだろ?」というかもしれません。もちろんそれでとりあえず住むことは許されるでしょう。

しかし、それだけではあなたは永遠に「よそ者」のまま。永遠に同化しろという「圧力」を受けるでしょう🤣

あなたが意固地に農村社会に同化しないと……

出ていけ」と書かれた手紙が届くかもしれません😱

参考:田舎暮らし、移住での村八分の現実|shigeのブログ@うつ病で隠居

都会に疲れたら行くべき場所

「都市」と「農村」を二項対立で考えるのは間違っています。

なぜなら、農村はかつての「文明の中心」「社会の中心」「生産労働の中心」。その意味で、農村は都市の前身に過ぎないからです。

つまりたいして違いはないのです。

「都市に疲れたから農村へ行く」というのは、多くの場合で間違っています。

じゃあ、都会に疲れたらどこに行けばいいのか?

山奥

「天狗」や「山姥」になりましょう🤣

たとえば「山奥」です。

昔から、文明社会に疲れた人は隠者っぽい生活をもとめて山ごもりをしました。

50万円くらいで山林を買って、山奥でオフグリッドな小屋ぐらしでもしてみてください。

あなたが「人間関係」や「文明社会」に疲れているなら、それがいちばん癒やしになります。

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代表的な例はからあげ隊長です(雨の日に思う | からあげ隊長の冒険より)。彼の土地は別荘地っぽいところですけどね。

ただ、小屋ぐらしは結構ハードのため長続きしないことが多いようです。

関連:「山小屋暮らし」をやめてしまう人々
関連:【社会はクソ】リタイア隠遁生活のすすめ

別荘地

私は別荘地に住んでいますが、非常に居心地の良さを感じています。

それは都市部の特徴である「個人主義」が生きているからです。別荘を買う人はだいたいが都市部の比較的裕福な人間です。さらに、別荘を買う人は、都市部の喧騒から一時的にでも離れたい人たちです。なので互いに干渉しない、ゆるやかな人間関係があります。

そして「手つかずの自然」があります。乱開発の跡はありますが、農村のようにコンバインや芝刈り機がうるさいということはないし、杉がぎゅうぎゅう詰めになった人工林ばかりではありません。

「都会と田舎のいいとこどり」といえるでしょう。

関連:小屋暮らしより別荘暮らしがセミリタイア向きです

終わりに 農村を警戒せよ

「リタイアしたい」となると、住宅コストの安い農村を考える人が多いでしょう。

空き家だらけだったり、さまざまな移住支援がありますからね……😆

  • 農村はのんびりリラックスできそう
  • 人のあたたかみに触れられそう
  • 帰農して自然と触れ合う第二の人生!

でも、最低限これらのリスクは考えておいた方がいいでしょう。

  • 濃密な人間関係に悩まされる
  • 「よそ者扱い」される
  • 農業その他の労働に駆り出される
  • 監視・同調圧力に悩まされる

私は農村(というほど田舎ではないですが)に生まれ育って、進学とともに都市部に引っ越し、それから別荘地に移住しました。農村のいいところ、悪いところはよく理解しているつもりです。

もちろん、あなたが本気で農業をしたいとか、農村でやっていく自信があるならいいのです。

でも、あまりに多くの人が田舎に「幻想」を抱いて破滅します。特に生まれたときから都会を出たことがない人に多い。中には信じられないほど甘い考えの人がいる😂

わずらわしい人間関係を嫌う一個人の考えとして。

「農村リタイア」はまったくおすすめできません!

という話でした🤣

 ←田舎に移住する前に読んでみましょう😘

関連:田舎リタイア生活の良いところ・悪いところ

著者:ミクさん - 問い合わせ- 全記事 - 当サイトの著作権はクリエイティブ・コモンズの表示—非営利となります。
ブログ制作日 2019年11月5日 エンジョイリタイアライフ!