30歳1000万円でリタイア

150万円の家でひっそり隠棲 1000万円で生き残る

【労働の拒否】中国の「寝そべり族」に共感する32歳リタイア男性

ニートが増えるのは「歴史の必然」です

「躺(とう)平主義」という言葉は、金儲けをせずカネの奴隷にならないことや、生活水準に対して欲が低く贅沢な暮らしはいらない、マイホームを買わない、恋をしない、結婚をしない、子どもを産まない、職場での昇進を望まないことを指すという。

この言葉は、中国コミュニティサイト「百度貼吧」に掲載された投稿、『横たわることはすなわち正義である』に由来する。

投稿者は文の中で、「2年間ぐらい仕事をせずに遊んでいる。間違っていないと思う。圧力というのは、周りの人と比較した後の自分自身についての位置づけと、親の伝統的な考え方から来ている。圧力は常に現れる」と訴えた。投稿者は、「大樽を住処にしていた古代ギリシアの哲学者、ディオゲネス(Diogenes)に学び」、横たわり何もしないことを決めたという。

 「自分の月収が1000元(約1万7000円)にも満たず、(生活のために)自分の家族と配偶者の家族からお金を借りなければならない時、一生かかってもマイホームが買えない時、あるいはようやく人生の目標に達した時に、すでに数世代にわたって贅沢に酒色におぼれ、すさんだ生活を送っている人がいることに気づいた。この時、あなたはどう思うだろうか」

中国、若者の「横たわる主義」が議論呼ぶ 「非暴力による非協力運動」との見方もより)

「私がいる」

と多くの人が感じるでしょう……🤣

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「寝そべり族」、若者の希望か絶望か

あるネットユーザーは、「躺平というのは、人々が将来に対して非常に失望し、社会の不公平に絶望していることの現れだ」と指摘した。

と記事にあります。

絶望か?

希望か?

といえば、私は希望だと思います。

「成功がムリ」な資本主義の成熟期

初期資本主義は「労働か飢餓か」です。

労働者は極貧です。

明日のご飯のために働かなきゃいけません。

中期資本主義は「メリトクラシー(能力主義)」です。

経済がどんどん成長して「努力すれば報われる」社会です。

後期資本主義は「ディスイリュージョン(脱幻想)」です。

格差が固定化し不公平が露呈します。環境破壊や資源枯渇などの問題が噴出します。

労働者目線でいえばこうです。

  • がんばらないと死ぬ社会
  • がんばれば成功できる社会
  • がんばっても成功できない社会

このうち「がんばれば成功できる社会」がいちばんいいでしょう。

アメリカ人も日本人もベビーブーマー世代が「1960〜70年代はよかった」といいます。

ある意味「ボーナス期間」です。

比較的チャンスがあり、将来に希望がもてる社会でした。

それに対してミレニアル世代は「ドゥーマーdoomer世代」と言われます。

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doomとは:(通例悪い)運命、破滅、死、(神が下す)最後の審判

たしかに絶望です。

関連:「金儲け」というクソゲーをやめると人生はかんたんになる

「働かずに生きる」のがかんたんな時代

でも、金持ちになれなくてもじゅうぶん豊かなんですよね。

初期資本主義のように「働かない=飢餓」ではありません。

「働かずに生きる」

のは難しくない。

「贅沢な暮らしはいらない、マイホームを買わない、恋をしない、結婚をしない、子どもを産まない」

といった生活であれば、どーとでもなります。

「完全に働かない」「少ししか働かない」で生きるのもかんたんです😘

関連:【貧乏リッチ】「働かない」だけで豊かになれる現実

インターネットが幻想を破壊する

  • 「労働で自己実現できる」
  • 「努力すれば成功できる」
  • 「お金を稼いでたくさんモノを買うのが幸せだ」
  • 「家庭を持てば幸せになれる」

というのが資本主義的なファンタジーでした。

でも、インターネットでそういった幻想は打ち砕かれていく。

  • 労働はどんどんつまらなくなっており、やりがいなんてない
  • 努力して一生懸命働いても成功できない。金持ちをもっと豊かにするだけ
  • お金がどれほどあっても、幸福度は頭打ちする
  • 家庭をもっても支出と厄介事が増えるだけ

そんな情報が共有されていきます。

たとえばさいきんの研究では

「子どもを持つと幸福度が下がる」

というのも明らかになってしまいました。

これは当初非難轟々だったようですが、事実は事実です……😂

関連:【統計】「子どもを持つ=幸せ」とは言えない時代になっています

消費快楽がフラット化している

10億円もってもやることはたいしてかわりません。

Youtubeみて、Spotifyで音楽聞いて、Wiiやプレステで遊びます。

昔は金持ちしかもてないものがたくさんあった。

自動車、携帯電話、冷蔵庫、テレビ。

いまはどんな貧乏人でもそういったものは持てます。

金があってもなくてもたいして生活は変わらない。

関連:「資産ウン十億円の金持ち」に嫉妬しなくなる方法

「寝そべり族」は自然な流れです

  • 成功ムリ:がんばっても大金をゲットできる可能性は低い
  • 生存可能:あくせく働かなくても十分生きていける
  • 幻想解体:マス向けのイデオロギーが通用しなくなってる
  • 娯楽豊富:大金をゲットしなくても楽しいことはたくさんある

というわけで、世界のニート化は自然な流れでしょう。

中国は超スピードで発展して、いまニート化のタイミングなのでした。

これが「悪い流れ」だと私は思いません。

働かない方が幸福度はあがります。

私もリタイアしてQOLはめちゃくちゃあがりました。

「労働の奴隷」「お金の奴隷」が幸せなわけがない。

そして「働かない」ほうが地球環境にもいい。

「経済がめちゃくちゃになる😨」

というかもしれないが、働きたくない人間が働かなくなれば、職場の士気は高まるし、むしろAI化などが進んで効率化するかもしれません。

関連:【労働はオワコン】「まじめに働く」方が社会に有害なのです

「労働の拒否」はデモより社会を変えるかも?

こういう若者は上位階級にとっては厄介な存在です。

  • 「貧乏人にヒマを与えたらとんでもないことになる」
  • 「知恵をつける、反逆してくる」
  • 「既存のシステムに損害を与えることになる」

エリートはこんな感じで怯えます。

しかも、対処は難しい。

昔の労働運動を潰すのはかんたんでした。

指導者を買収したり、軍隊や司法をぶつければよかった。

でも、「寝そべり族」には指導者がいない。

立ち向かってくるわけでもない。

こんな難しい相手もいないわけです。

ゲリラ軍をオオカミの群れ(それぞれの構成単位は、ひとつの中心をもち有機的な関係で結ばれている)にたとえるなら、分散型ネットワークはさながらアリかハチの群がり(スウォーム)だ。それは一見したところおびただしい数からなる無定形の集団であり、あらゆる方面から一点を攻撃することもできる一方で、ある環境のなかに散り散りに紛れ込んでほとんどその姿を消してしまうこともできる。こうした群がりを追い詰め、捕えることは至難の業だ。(アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート「マルチチュード」)

デモとかテロよりも、「寝そべり族」が社会を変えていくのかもしれません🤣

関連:働き方改革より「働かない革命」です🎉

終わりに 空前の無職ブームがきそうです

「働くのってバカらしー😅」

日本もアメリカも中国も、若い世代を中心にそんな感じになってます。

「働きたくないから働かない」

これからの時代はそんな無職やニートになるのがあたりまえになるでしょう。

私もそれは歓迎です。

働きたくない人を働かせるのは奴隷制ですからね。

働くのがすばらしかった時代は過去になります。

あたりまえと思ってる社会は、まあ変わるもんなのです。

にしても、ニートってやっぱディオゲネスですよね……🤣

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ブログ制作日 2019年11月5日 エンジョイリタイアライフ!