命を削って稼いだお金をなぜ「無駄遣い」してしまうのか?
「そんなに働かなくても生きていける」
これが不都合な真実です。
でも、私たちは週40時間働くことがふつうだと思ってます。
- 「お金が貯まらないんだ!😱」
- 「リタイアには莫大なカネがかかるんだ😡」
というかもしれません。
実際、「働いてると浪費が多くなる」のです……。
まさに社畜トラップですね😅
なぜ私たちは働きつづけるのか?
「働くのがあたりまえ」
だと思われています。
ニートやひきこもりは病気みたいに扱われます😭
学校教師も精神科医も刑務官もゴールは同じです。
「週40時間働く普通の人」をつくりだす仕事です。
でも、現実には「働き続けるふつうの人」の方がおかしいのかもしれない。
昔の人は「必要なだけ」しか働かなかった
江戸時代の農民はなぜ働いたか?
- 経験をつんで成長したいから
- 社会貢献したいから
ではありません😅
「食うため」ですよね。
これは原始人でも同じだし、人間以外もそうです。
ライオンでもマグロでも、食うため(生きるため)に働くのです。
産業革命が生産効率を爆発的に上昇させるまで、人々のエンゲル係数はだいたい50%以上だった。
「衣食住」をまかなうために働き、それ以上はふつう働かなかった。
結局、「飢えなくて寒くない」ならそれでハッピーだった。
現代人は働くことに執着しすぎです
一方で、現代人は「働くことがあたりまえ」と思っている。
一生分のご飯代を稼いでも、クルマを何台も買っても、まだ足りないと言っている。
「お金はいくらあっても足りない」のだし、「いくらあっても満足ではない」と思っている。
この「あたりまえ」というのがクセモノで、「働くのがあたりまえなんだぞ😡」と言われたら「そんなもんか」と思ってしまいます😅
でも、近代以前は人間は働かなくていーなら働かなかった。
現代人はかなり、変態なのです……🤣
「働かなくていいのに働く」という不条理
「働かなくていいのに働く」というのは、かなり不自然な状態です。
やべー感染症が流行ってるのに電車は満員です。
リタイア者からすると「なんでこいつら働くんだ?🤔」と思います。
食い物は山ほどあるし、住むところさえ確保すれば金に困ることもない。
基本的に労働はクソです。
労働はつまんねーです。分業化と産業効率化が進むにつれて意味のないクソ仕事だらけになっている。
労働は自殺の原因ダントツ一位です。自殺者の約半数は労働関連です。
労働は健康を害します。特にデスクワークとか喫煙並に身体に悪い。
関連:立ち仕事・デスクワークは「喫煙並に健康に悪い」という研究結果
でも私たちは働く。
なんででしょーか?
労働を合理化するための消費
ともあれ、ひとは不条理なことをするのが嫌いです。
いろんな理由をつけて合理化しなければいけません。
ひとつは「労働賛美」することです。
- 「労働はすばらしいんだ」
- 「社会の役にたってるんだ」
- 「生きがいなんだ」
とかです。
まあこれで自分を騙せる人も多いですが。(「ストックホルム症候群」っぽいです🤣)
もうひとつは「消費」することです。
こっちがやべーです😅
私たちは働く必要がないのに働きます。
そこに目的も意義もない。
だから「目的をあとからつくる」んですよね。
- 最新のiPhone
- ブランドバッグ
- 60インチのテレビ
- ポルシェ
- タピオカミルクティー
こういういらねーもんを買ってしまう。
そんで、
- 「あ~~働いてよかった😍」
- 「このために働いてるんだよー😘」
となります。
問題はですね。
この消費はなんのためにするかというと、
「意味のない労働に意味を付与する」ためなんですよ。
ふつうは「欲しいものがあるから働く」です。
- 子どもの教育費が必要
- 海外旅行に行きたいから金がほしい
- 自分でビジネスを始める資金がほしい
- リタイア資金を貯めたい😍
すげー合理的ですよね?
でも、意味なく働いてる人は逆です。
- 「働くから消費する」
のです。
まさに労働を正当化・有意義化するために消費する。
労働を維持するために消費する。
前後が逆なんですよ。
ほら、よく聞くじゃないですか。
「給料日だ~、さて何を買おう?」
これ、おそろしい転倒だと思うんですよね……😱
労働するとクソみたいな消費をしてしまう
なにか目的があって働いてる人はいいんです。
でも、働く必要がないのに働くと、くだらねーもんを買ってしまいます。
私が働いてたときもそうでした。
「リタイア」という目標を立てる前は「なんで働いてるんだろ?🤔」という気持ちが強かった。
そんで、意識的にお金を使って楽しんでみた。高いメシを食ったり、高めのホテルに泊まってみたり、バイクや自動車を乗り換えたり、アマゾンで高くてすぐ壊れるゴミを買ったり。
結果としてできあがったのは、青ざめるようなクレカの請求、なかなか増えない口座の数字、ぶよぶよの身体、不必要なガラクタに囲まれた生活でした。
社畜時代はこういう消費が地味に多いんです。
だからこーなります。
- もっとたくさんお金が必要なんだ!😫
- リタイアするには資産がまだまだ足りない😠
労働するから消費をして、消費をするから労働に縛られる……。
まさに社畜の蟻地獄です🤷♀️
終わりに 働く目的を明白にしよう
「そんなに金なんていらなかった」
とリタイア者はみんな言ってます。
こちらの方が真実なのです。
リタイア希望者みたいに、「自由を得るために働く」のはぜんぜんいいんですが。
「働く明確な理由もないのに働く」ような人が大半です。
そういう人はたいてい、「必要のないものを買う」というトラップに引っかかります。
そして「広告」によってブーストアップされ、すっからかんです。
必要のないものを買うのは狂ってます。
必要がないからです🤣
- 永遠に金が貯まらず
- 食べすぎで不健康な身体になり
- ゴミガラクタの渦に囲まれる
- そして労働に縛られる
「働く必要がないなら働かなくていい」
このあたりまえの感覚を取り戻して。
労働→消費→労働→消費→労働……
このクソみたいなサイクルから抜けだしましょう😘