お金以外の目的が生まれます
- 一円にもならなくても
- だれにも「いいね!」されなくても
ただ、やりたいことがある。
こういう人は幸せです😘
金儲けではない意義深いこと
ある床屋さんは、フリージャズが大好きでした。
床屋を閉めるとそこで何時間もギターを弾きます。
完全な独学ですが、腕前はプロレベルです。独学なだけに強烈な個性もある。
でも、彼はプロ活動したり、レコーディングすることはありません。そもそも、人に聞かせることもほとんど稀だとか。
ただただ、自分を楽しませるために毎日演奏する。
これはある著名な音楽家が本で紹介してたんですが、「そういうのってプロとは真逆だけど、かっこいいよな~」と言ってました。
……私もクソかっこいいと思います😍
そして、音楽を心から楽しんでるな~と思います。
リタイアすると「お金のため」をしなくなる
リタイアするとお金の心配がなくなります。
もう働くことはないし、経済的不安もない。
私は1000万円ぽっちでそんな境地なので、もっとお金のある人なら余裕だと思います。
こういう生活をしてると「お金のための行動」が億劫になります。
特に「お金のために我慢する/時間を使う」のがムリ。
たとえば私はリタイア直後は不動産投資に強い関心がありました。
「ゆくゆくは不動産王にかな~🤗」と思ってたのですが。
結局、「お金が儲かる」以上の楽しみではないので、興味が薄れてきてます。
やる気あった頃の記事:不動産投資で月10万円の不労所得を
同じ理由で株にもほとんど関心がなくなりました😅
けっこーリタイアしてからも株をする人は多い(まあ趣味的な楽しみでしょうけど)ので、私は少数派ですが。
リタイアすると、かなり興味関心が変わります。
会社員時代は熱心に四季報や経済欄を読んでいても、リタイア後はそんなに興味がなくなるかもしれません。
「人のため」も気持ちがいい
先日、バイクで出かけてる途中でトラブル発生しました。
どうにもならず、立ち往生して絶望してました。
そしたら、たまたま通りかかった人が声をかけてくれました。事情を説明すると、そこから話が広がっていった。結果として多くの人に助けてもらうことになりました。なんとかトラブルを解決できたのです。
このことは別の機会に詳しく書きたいですが、そのとき思ったのは「人に助けられる・人を助ける」のはすげー気持ちいいってことです。
私は助けられたので当然なんですが、助けた人もすごくいい顔をしていた。
言っておきますが、お金や物品のような見返りは何もありませんよ。
まったく知らない人だし、あとあとの付き合いがあるとかでもないです。
私はただ、「あなたのおかげでほんとうに助かった」と意思表明して、感謝しただけ。
それでも、ほんとうに積極的に、真剣に、共感的に助けてくれた。
私は非常に良い思い出になったし、助けてくれた人も同じだったと思います。
私たちは、世の中を動かしているのは「お金」だと思ってます。だれかが損して、だれかが得するのが当たり前だと。でも、実際にはこういう助け合いで社会は成り立っていると思います。
この出来事はたぶん一生忘れないでしょう。
こういう経験の方が、お金よりずっと人生を豊かにする気がします😚
終わりに 人生に意義深さを与えるもの
多くの人が「お金」や「いいね!」を行動原則にしています。
- 「そんなことやめちまえ」
- 「センスないよ」
- 「意味ない」
- 「変人」
お金にもならず、承認もされないことをしていると、こう言われることがある。
自分でも「こんなことしてなんになるんだろう😥」と思うときがあるでしょう。
絵画、漫画、音楽、小説、ゲーム制作、ボランティアや社会活動、なんでもいいですが。
「それでも続けたい」ということがあるなら、それはぜったい意味があります。
もし自分の美しいところが見当たらないのなら 良い鏡を手に入れ もっと近くでじっくり見てほしい
みんなが やめろというのに君が頑張り続けるのには 内なる何かがあるのだから
(シェーン・コイザン: 「今でもまだ」―いじめに悩む美しい君たちへ)
おそらく、それこそが人生でもっとも喜ぶべき楽しみです。
そして、それは自分を楽しませるだけでは終わらない。
だれかを感動させたり、だれかを助けることができるはずです(先の床屋だって、その生き様が人に影響を与えてますから)。
リタイアすると、お金は割とどうでもよくなる。
お金よりももっと「深い」ものが欲しくなるのです😘