社会「働け!😡」
まつろわぬ民「嫌だね。働きたいやつだけが働けばいいんだ😘」
ジェームズ・C・スコットの「反穀物の人類史」を読んで「ニートってまつろわぬ民なんじゃね?」と思いました。
「野蛮人」としてのニート・無職
「野蛮人」というと
- 文化的に遅れている
- 粗野で教養がない人
というイメージがあります。
ただ、本来は「納税しない人」を指すために国家がつくった言葉だった。
「未開人」「野生」「生」「森の民」「山地民」などの多くの同類語は――まだ国家の臣民にならない人々のことを記述するとともに、非難の烙印を押すために、国家の中心地で発明されたものだ。中国の明朝には「熟」という語があって、同化した野蛮人をさしたが、これは実際には、定住して徴税簿に登録され、原則として漢人の執政官によって統治される人びと――要するに「版図に入った」と言われる人々――を意味していた。言語も文化も同一の集団が、国家行政の外にいるかうちにいるかのみを基準に「生」と「熟」に区分されることも多かった。
よーするに納税するかどうかが基準だった。
- 文明人=国家の臣民(納税者)
- 野蛮人=徴税を拒否して国家に対立する人
おもしろいのは、現代にも野蛮人っているんですよね。
「ニート」や「引きこもり」といった人々です。
彼らは親や社会や国から「働け」と言われてるのに、働かないし、ほとんど納税しません
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