30歳1000万円でリタイア

150万円の家でひっそり隠棲 1000万円で生き残る

車上生活にも「自由と幸福」があります

べつにクルマで生活してもえーやん

NHKスペシャル ルポ 車上生活 駐車場の片隅で」を読みました。

同タイトルの番組は有名ですが、それの書籍版です。

「車上生活=不幸!😤」

と決めつける論調に違和感を感じました。

「定住して定職につく」

それだけが幸せではありません。

車上生活者は「オルタナティブな生き方」です。

そこには「もうひとつの幸福」があるのです……😘

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車上生活は意外とハッピーなのです

150万円ハウスで働かずにのんびり暮らしてます。

家を買うまえは車上生活も検討していました。

車上生活にはあきらかに「メリット」があります。

メリット① 借り物ではない「自分の家」がもてる

  • 賃貸アパートに住む=幸せ
  • 車上生活=不幸

これがNHKの態度です。

しかし、どちらが良いかは微妙です。

車上生活が優れている理由のひとつは、「自分の家がもてる」ことです。

多くの人は自分の家をもてません。

しかし、自動車を住めるようにすれば「自分の家」です。

好きなようにイジれるし、どうしてもいい。

自分の所有物だから、出ていけと言われることもない。

NHKのディレクターも「秘密基地みたいで楽しそうだ」といっています。

私も自分のセダンを改造するときには、ノートに設計図を書いて妄想しました。

寝床、即席キッチン、クーラーボックス、ソーラーパネル……

めちゃくちゃ楽しかった🤣

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わくわくします😍

もうひとつは「搾取されない」ということです。

  • 家賃
  • 光熱費
  • 通信費(車上生活なら道の駅やコンビニのWIFIが使える)

定住は生活コストが大きい。

生活コストが大きければ、それだけ労働に縛られる。

非常に多くの労働者は「家賃を払うために」フルタイムの労働に拘束されます。

しかし、車上生活なら日雇いでも生きていける。

「貧者が自分の家を持つことが可能になる」

と考えると、車上生活は合理的選択です😘

関連:【労働、税金、家賃】搾取のない生活はめちゃくちゃ快適です
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メリット② 場所や他者にしばられない「ほんとうの自由」

雲のように風のように生きていける

NHKは車上生活に陥らざるをえない社会を「宿り木なき社会」と呼びます。

頼れる家族はいない、安定した給料はない、友人もいない。

それは一見不幸です。

でも、逆にいえば「何にも縛られない生活」です。

これは「悪いこと」でしょーか?

まさに書籍のなかで宮本みち子という社会学者がいっています。

児童養護施設に入った子どもはかわいそうだと思うでしょう? でも施設に入ることができた子どもは幸せなんです。親から逃れることができたから。本当にかわいそうなのは、親からずっと逃れられない子どもたち。

この世の不幸の大半は「離れられないこと」です。

家族から離れられない。

会社から離れられない。

一方、車上生活者は「高機動な家」をもってます。

どんなイヤな人間や職場も、時速60kmでグッバイです🤣

  • すべてのクビキから解放される
  • 好きなように生きることができる

いい生活ですね😘

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結局、車上生活は不幸ではない

取材を始めた当初、私たちは車上生活者を次のように定義していた。
<なんらかの事情を抱え、やむを得ず車上生活を選ばざるを得なかった人々>
……
しかし実際に車上生活者の取材を進めてみると、”やむを得ず””選ばざるを得ない”というのが、現実とは少しずれていたことがわかってきた。車上生活を選ばざるを得ないのではなく、”自ら選んでいる”という側面もあることが見えてきたからだ。   

 

今回の取材でも、今も車上生活を続けている人たちのなかで「車上生活が辛い」と救いを求める人には一人も出会えなかったという印象が残った。

一方、「辛かった」と語る人は皆、行政やNPOに保護された「元」車上生活者だった。……おそらく車上生活は「合う人には合う、合わない人には合わない」ものであり、仮に合わない人がいたとしても、現行の社会保障やNPOの支援体制はそれなりに整備されているということであろう。

「社会のセーフティネットからとりこぼされた、国民の自覚によって救わなければいけない、かわいそうな存在」

NHKの取材班はそういう車上生活者を必死で探します。

ニートの私が見てもマジでがんばって調査してます。

でも、ぜんぜんいなかった🤣

  • 車上生活がしんどい人:福祉制度によって今はふつうの生活をしている
  • 車上生活が好きな人:車上生活を続けている

つまり、テーマが破綻してるんですね。

「宿り木なき社会」なんかじゃないのです。

「気ままで自由な車上生活を好きで選択している人がほとんど」

なのです。

もちろんそこには「不幸」があるかもしれない。

でも「定住して定職につく生活」だって不幸はありますからね……🤤

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「非定住者=不幸」でなければならない

「車上生活ってぼちぼち幸せなんじゃねーの?」

制作班もこの点は苦悶したようです。

輝義さんの人生の一端をたどって、たくさんの人から輝義さんのことを聞いたり調べたりするうち、私は生きる上で「何が幸せなのか」、だんだんわからなくなった。
親や兄弟とわかり合えず、好きだったはずの仕事を辞めて、家を出ざるを得なくなったことは辛かっただろう。最愛の人を突然亡くす悲しみは、何ものにも代えがたかっただろう。ただ、輝義さんの生き方そのものはどうだろうか。亡くなったとき、手元に残ったお金は5万円ほど。物質的にはけっして豊かだとはいえなかっただろうが、自分の意志を曲げることなく、自分の生きたい場所で、自分のやりたいことを最後まで貫き通した人生だったのではないだろうか。

そのことに気が付き、私は輝義さんを心から羨ましく思った。

「心から羨ましくなる」なにかが車上生活にはある。

本来は、車上生活の不幸だけでなく、幸福も紹介するのが「筋」です。

書籍ではその点は少し紹介されています。

しかし、番組はひどかった。

「車上生活=不幸」のレッテルに終始した。

プロデューサーからは、こう指摘された。
「いいシーンなんだけど、このシーンが入ることで、この人の位置づけがわからなくなっちゃうんだよね」
男性のシーンは、番組序盤のおよそ10分。「家賃が払えず、車上生活を続けざるを得ない男性」という文脈で語っているのに、途中で急に「実は、車を手放したくないから、自ら車上生活を選んだ男性」という文脈が入ってくると、混乱してしまうのだ。

「車の中で暮らす=可哀想なこと」だと思いこんでいたが、違うのではないか。
たとえ広い家に住んでいたとしても、ジャンケン一つで笑い合える夫婦が、どれだけいることだろう。
……
しかしこの場面も、放送ではカットされた。前出の北海道の女性の笑顔と同じく、「支援を必要としていない」という側面が強調されすぎてしまうからだ。

ここに「マスメディアの限界」があるんですね。

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くらーい感じの報道😭

文明の外にいる人間は「野蛮人」

これが文明社会のオキテです。

「ふつうの生活」を拒絶し、支配されず(=労働を強制されず)、流浪に生きる人々は

  • 「不幸な存在」
  • 「未熟な存在」
  • 「救うべき存在」

とされた。

野蛮で自由な生活をしている人間を、福祉や労働などの社会システムに閉じ込め、教化し、文明化して「幸福にする」。

これが文明史の連続です。

結局メディアは「イデオロギー装置」です。

NHKがしているのは宣教師や植民地開拓者と変わらない。 

ところで、ある人類学者はこんなこと言ってます……🤣

たいていの場合、国家の外での生活(「野蛮人」としての暮らし)が、少なくとも文明内部の非エリートと比べれば、物質的に安楽で、自由で、健康的だったことを示す強い証拠がある。  (「ゾミア―― 脱国家の世界史」
ジェームズ・C・スコット

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終わりに 車上生活もぜんぜんアリです

「ふつうの人生」はいらない

  • 自分の好きなように生きたい。
  • そうだ、自動車がある。
  • これに住んじゃえばいいじゃん!

ステキだと思います。

いきいきとして、たくましく、クリエイティブ😚 

結局、当人が満足ならそれでいいのです。

外野が「それは不幸だ!」「貧困だ!」「救うべきだ!」という筋合いはない。

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昔から、流浪の民がいた。

山に暮らす人がいた。

森に暮らす人がいた。

寺や修道院に引きこもる人がいた。

旅芸人や行商がいた。

タルの中に暮らす人がいた。

どーして車上生活だけ「不幸」なんでしょーか?🤔

「ぜんぜんアリな生き方」

だと私は思いますね……😘

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私も軽バン買って旅に出よかな〜😍

 

←いろいろ批判しましたが、読むに値する本です😘

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著者:ミクさん - 問い合わせ- 全記事 - 当サイトの著作権はクリエイティブ・コモンズの表示—非営利となります。
ブログ制作日 2019年11月5日 エンジョイリタイアライフ!