人生は旅である
熊本県内で盗んだ「ママチャリ」に乗って、2カ月以上かけて1千キロ以上を走ってきたとみられる男が神奈川県箱根町で捕まった。男は「離島の出身で、都会に行ったことがなかったので見てみたかった」などと供述、東京を目指していたという。
(猛暑の箱根でママチャリ押す男 実は熊本で盗み、千キロ以上…「都会が見たかった」(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース)
胸がきゅんきゅんしました。
すさまじい行動力で、しかも純粋な理由だな、と。
チャリを盗むのはどーかと思いますが「あああいいなあ😚」と旅情を誘われました。
貧乏旅の方が楽しい?
- 学生時代の夏休みの貧乏旅
- 社会人になってからの乏しい休暇での豪華旅
どちらが楽しいのか?
私は前者だと思います。
「バックパッカーは死んだ」
私は最初の会社を辞めたとき、東南アジアにでかけました。
バリ島からボートで2時間の小島に滞在したとき、泊まった宿がたまたま日本人オーナーの宿でした。
そのオーナーは元バックパッカーですが、こう言ってました。
「Booking.comとGoogle Mapでバックパッカーは終わった」
私もバックパッカー風の旅が好きで、あちこち旅行してました。
しかし、ガラケー時代とスマホ時代で大きく旅のスタイルが変わった。
地図をもって人に聞きながら目的地に到達するのではなく、Google Mapに指示されながら移動する。
ホテルの従業員と慣れない英語や現地語で予約をとるのではなく、Booking.comで予約を済ませてから移動する。
たしかに便利で快適です。でも、「これじゃない」感があるんですよね🤣
冒険している感じがなく、受動的でオートメーションです。
「バックパッカーはたしかに死んだな~😇」とオーナーと酒を飲みながら大いに同意しました。
小島からロンボク島へ向かう高速船
(しかし、インドネシアに移住した日本人はみんないい人でした、タイはアレな人が多いですが😂)
旅は困難な方が楽しい
「自由と快適さは反比例する」
私の好きな言葉です。
便利で快適になるほど、旅の自由感は薄れます😭
私はあまり国内旅行に関心がなかった。
それはあまりにイージーで、つまんなそうだからです。
日本一周って、20年前なら自慢になりましたが、いまだと「ふーん」って感じです。海外旅行がイージーになったなら国内旅行なんて鼻くそです。
でも、かんたんなゲームでも楽しむ方法があります。
それは「しばりプレイ」です。
将棋でも、相手が弱ければ駒落ちすれば楽しめる。
- ママチャリで日本一周
- 車中泊で日本一周
- 徒歩で(!)日本一周
↑こういう感じだとずっと魅力的になります。
困難を自分に課すことで、「便利で快適な旅行」ではなく、心のそこから楽しめる「旅」ができるんじゃないかと思います。
お金をかけない方が旅は楽しい?
私はバイクで北海道に行くことを検討中です。
想定距離は6000km。日程は1ヶ月ほどでしょうか。
私のしばりプレイは「基本野宿」です😝
リタイア旅は、時間の制限がありません。
時間の制限がなければ、だら~~~~~っと過ごすことができます😂
そしてお金もかからない。
- ホテルに泊まらなくていい→休息時間はたっぷりあるからです
- 高速道路に乗らなくていい→別に急がないからです
- 外食しなくていい→自炊時間もあります
時間とお金はトレード・オフです。
そして、お金よりも時間をたっぷりかけた方が旅は楽しくなる気がします。
ぎっしり予定を詰め込み、観光地をタクシーで巡って、現地の名物を食べまくり、夜は死んだようにホテルのベッドで眠る……
そういう消費主義的な「旅行」より楽しいかもしれません🤔
終わりに リタイアしたらやっぱ旅ですね
旅の計画はとてもわくわくします。
リタイアしたら、やはり旅に出たくなります。
旅は自由そのものだからです。
なかには一年まるまる旅行してる人とか、そもそも故郷を持たずに旅そのものを生活にしている人もいます。
リタイア者は自由。なんでもありです🤣
「お金をつかえばいい旅になる」というわけではありません。
粗食の方が身体にいい。タクシー乗るより歩く方が健康にいい。
同じように、「快適セレブ旅」より「貧乏野宿旅」の方が楽しいのかもしれません。
リタイアしたら旅に出ましょう。
「The world is yours」です😘