ロンドンと日本、どちらに生まれたかったか?
ロンドンです(即答)
ロンドンの良いところ
- 政治の公平性がある――国の代表者が「仮にこうなったらこうします」ときちんと明言できる。感染者数がいくらだったらロックダウンを緩和します、など。「仮定の質問には答えられない」とならない。
- 統計が信頼できる――統計は可能なかぎり事実を示すものとなっている。「理想やメンツのためにねじ曲げるもの」ではない。
- 税制・物価が公平――安いものは安い。ミソもクソも8~10%の消費税ということはない。食費や本は無税。
- 経済的に豊か――最低賃金が日本の1.5倍(日本の平均最低賃金が現在902円、英国は23歳以上8.91ポンド=1346円)。
- 若者が多く、だいたいみんな元気――移民が多いのもあるが、若者や子どもが多い。そんでみんな元気。夏だからか?
- 合理性――ロンドンの道路は「アタマがいい人が考えてるな」と感じる。信号機もスマートで、長すぎず短すぎない。日本の場合、やたら金はかけているが、そんだけ。運転マナーも日本よりいい(チャリ目線)。
- 市民が公平性に敏感――労働者の権利意識が強い。定時になったらさっさと帰る。良くも悪くもストライキが頻発する。
- 公共性が高い――公園や博物館など、市民に開かれた施設が多く、底辺層がハイカルチャーにふれるチャンスがある。日本の美術館は高いと1000円くらいとられる。
- 文化レベルが高い――「ネトウヨ本とビジネス書しか売れない」日本の出版業界だが、ロンドンでは文化レベルの高い本がふつーの書店に置かれている。書店に入るとよだれがとまらない。
- しずかで美しい街並み――基本的に静か。幹線道路もなんか静か。バスやタクシーが電気化されているし、厳しい騒音規制があるからかも。街並みはどこにいっても美しく、HSP気味の私にはとても嬉しい。
- 食事がおいしい――日本のコンビニやスーパーの弁当は、砂糖と化調でごまかしすぎだし、塩分も濃い。ロンドンメシの方がまだうまいです。
- サイトがわかりやすい――インターネットサイトがすっきりしてわかりやすい。政府系でもわかりやすくて泣きそうになる。日本の官庁サイトはゴミのなかのゴミ。
なんてことない道もいちいちキレイで憎たらしい🥺 青い道は自転車専用レーン。
私のいちおしの古本屋、SKOOB BOOKS。スーパーの帰りにたまたま寄ったけど、すげーいい本屋でした😚
←帰国したら読みたい本。ネトウヨ本があふれる理由が明かされる……。
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ここが変だよロンドン
ダメなとこもあげます。
- トイレがねえよ(激怒)――トイレ難民になります。公園にもないことが多く、あっても有料だったり。さいきんは慣れてきてカフェやバーで借りてます(注文はしない🤣)。
- 仕事が雑――垂れた塗料、まるみえの配管用の穴、傾いた床。こっちの職人はいい加減です。日本の職人さんはロンドンいくと引く手あまたでしょーね😘
- デザインが不親切――オシャレな分、わかりにくい・使いにくいものが多い。オーブンのつまみ、シャワーの音量調節、コインロッカー……すべてわかりにくい。まあ一回わかりゃーいいんですが。
- 微妙に感じる同調圧力――町並みがきれいなだけ、ボロい服装はゆるされない雰囲気。パブリックではパブリックな服装が必要。サンダル短パンでは外に出にくい(出るけど)。
- 格差を感じる――金ピカのランボルギーニが置かれる横で、乞食が物乞いしている。
- 何もかも高い――ちょっとした商品が10ポンドや20ポンドする。外食は特に高く、安くても15ポンド(2000円over)くらい。1ポンドショップはあるが、雑な商品ばかり。ダイソーはよーやっとる。ホテルも高い。
- 治安が悪い?――私はあまり感じなかったが、知り合った日本人が重犯罪を目撃している。警察が人手不足のようで、日本のように交番の前でつっ立ってる、職質してくるということはない。
- 思ったことは態度に出す――日本人のように感情を隠すことは少ない。不機嫌なら不機嫌。嫌いな相手には嫌そうに接する。私も「こりゃー嫌われてるな🥺」と感じることがあった。まあ好かれると露骨に好かれますが……。
- 気候は微妙――8月だってのに寒すぎます。夏はいいけど、冬はかなりクソだと思いますね……。
これが敗戦国の末路か……
なんでこんな記事を書くんだ?
ロンドン帝国戦争博物館でボコボコにされた零戦を見たからです。
フルボッコされた零戦。
銃痕だらけ。薄いアルミ板がところどころにあり、修復歴がたくさんあることを示しているらしい。
寄せ書き。なにを思う、朝野くん🥺
私が零戦をはじめて見たのはネトウヨ博物館 遊就館でした。この落差……🤣
まあ英国の戦争博物館ですから
「イギリスすげー!ホルホル🥰」
なところもあります。
それでも「日本の戦争ってなんだったんだろう?」と思わされます。
- 奇妙な精神論
- 足りない物資
- 人命軽視
- 貧相な武装
- 無謀な戦略
さいきんどっかでみたよーな……🤣
リトルボーイのレプリカ。
例のトラウマ漫画も展示されてました。画像は死亡フラグ(「雨水ほどきれいなものはないよ」)😭
日本はまた負けます。
というか、もうすでに負けてるのかもしれませんが🥺
終わりに 日本に帰りたくないけどイヤイヤ帰る無職
「ヨーロッパを嫌いになるための旅行」
でした。
「日本も欧州もたいして変わらん」と思いたかった。
関連:【西洋白人コンプ】イギリス旅行で「ガッカリしたい」無職男性
でも、見事に失敗しました。
- 「そら幸福度高いわな~」
- 「自分でグレートとかつけるわな~」
と感じた。
「日本に住む意味、あるんだろうか🤔」
とわりと真剣に考えてしまった。
「日本がイヤなら、出ていけ!」
と背中を押してくれる勢力もいますが……🤣
「場所にしばられない」
のがリタイア者の強み。
ロンドンだけでなく、世界を放浪して
「もっとステキな場所」
を探してもいいかもしれません……🤔
◆
以下おまけの画像。
ロールス・ロイスのマーリンエンジン、27000cc水冷V12気筒SOHC48バルブ(航空機用)。オタク心をくすぐる😍
ナチス・ドイツのRh202連装対空機関砲。狙うは垂直離陸できるハリアーⅡ。うるさいハエどもを撃ちおとせ!🥳
巨大な高射砲8.8cm FlaK。対空砲だが水平射撃ができ、対戦車砲としても使われた。四足がかわいい。ちなみにflak(激しく批判する)の語源がこいつ。
ジムニーの先祖。
中戦車T-34、ソ連製。こんなのが街角から出てきたら絶望😱
ちなみにロンドン帝国戦争博物館のいちばんの見どころはホロコースト・コーナーでした(撮影禁止)
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