屋久島を探検してる無職です。
「モッチョム岳」
に登ってみました。
まんなかのデッパリがモッチョム岳。なんかモンスターハンター感ある。
モッチョム岳をなめてはいけない
「なんかおもろい名前の山がある😚」
と軽い気持ちで登ったのですが。
スーパーハードでした……。
登山口は「千尋(せんぴろ)の滝」のすぐ近く。
3月なのに汗だくになるモッチョム岳の急登
いきなり沢渡り。
もじゃもじゃした根っこが屋久島らしい登山道。
登山口の標高は200m台なのですが、そこから一気に800mまでかけあがります。
手をつかってよじ登っていきます。
3月というのに玉の汗がでる。
ひーひーいいながらのぼると万代杉に到着します。
もうこの時点でハンガーノックがきてました🥵
ここで何度も引きかえそうとしました。
というのも「1~2時間で終わるやろ😂」と思って
- 水をもってきてない(登山口のトイレで給水しようと思ったが飲用じゃなかった)
- 食料がおにぎり、ゼリー、コーヒーしかない
- 朝食を食べてない
という絶望的な状況だったから。
「でもとりあえず行けるところまで行こう……😔」
と遭難者予備軍ぶりを発揮します。
が、モッチョムさんはなおもイジメてきます。
「急登で疲れただろ? よし壁登れや!」
でもときどき緑一色で癒やしてくれます。
「モッチョム太郎」という巨木。
登山道から外れたところにあり、見過ごす人が多いらしい。
これはイケメンな杉ですよ。
どうも本州とは違う雰囲気の登山道。苔のせいだろうか。
下山してくる男性と挨拶をすると
「気をつけてくださいね!」
と言われた。
なかなかないパターンだ。
ようやく900m。
「もう山頂に近い標高だし、ここから快適な稜線歩きかな?」
とおもいきやまだまだイジメられるのですよ。
登ったり下ったりドッタンバッタンです🥺
たびたびハンガーノックに襲われ、ちょろっとゼリーをなめて回復を待ちました。
崖の上を歩かされるし……。
でも登山道はほんとかっこいい。
鬱蒼とした登山道からパッと視界がひらける。あのでっぱりがモッチョム様。
とにかく道が狭いし荒れている。
空が見えるとテンションあがる😚
さいごの岩場。
ついに山頂!
標高940mです。
切り立った花崗岩がイケメン。
これはまぎれもなく絶景だ。
東側。
西側。
360度が絶景です。
ぶっちゃけ宮之浦岳よりだんぜんいい。
開聞岳でも感じましたが、やっぱ山は標高じゃないですね。
よーやくメシにありつく。
あとはくだりなのでカロリーそんなに消費しません。
米をひとつぶ残らずたいらげ、ゼリーとコーヒーを流し込む。
屋久島一周ツーリングの途中なのでささっと帰る。
往路で1時間50分かかった。
ちなみに私のまえに入山した外国人のハイカー(バスを使わず麓から登ってきたらしい)は私よりずっと早かった。
下山はジコ坊スタイルでさっさと帰る
良い景色をたんのうしたおかげか、メシ食って血糖値が回復したおかげか。
テンションあがった。
帰りは「もののけ姫」のジコ坊のようにぴょんぴょん飛び跳ねて帰った。
宮之浦岳30km歩いた翌日だけど、ヒザの調子もよかった。
関連:【プチ遭難】「荒川登山口」から宮之浦岳を日帰りピストン(30km)しました
帰りの沢で顔を洗う。
こんなに汗をかいたのはひさしぶり。
下山は1時間ちょい。
トータル3時間22分の山行きだった。
ちなみにこれが千尋の滝。モッチョムのあとだと「それなりの景色ね……」となる。
モッチョムは危険な山です。遭難する人もいるらしい
「モッチョム」
という名前がかわいすぎるのが悪い。
観光感覚で登ってしまう人も多いだろう。
(私がそうだった)
こんな看板がある。
体力的にきついのはもちろん、技術的な難易度もそれなりにあった。
ちなみにnoteに遭難記録がある。
このひとは「携行食ゼロ」で登ったらしい。
さすがにチャレンジャーだ……😅
私も水と食料が不十分だったのが痛かった。
モッチョムなめちゃダメ、ゼッタイ!😡
帰りは平内海中温泉で汗を流しました
登山後は干潮時のみに入れる温泉へゆく。
200円の協力金を払う。
撮影禁止なので転載。
ゆかげんはちょうどよく、景色もすばらしく、ねむりこんでしまいそうだった……。
がまんできず自販機でコーラを買ってしまう。登山+温泉後のコーラ。
うま、うますぎる……😭
終わりに 屋久島でいちばん好きかも
思った以上にハードだったモッチョム岳。
しかし終わってみるとすばらしい山だったと思う😚
麓からみあげるモッチョム岳
宮之浦岳、縄文杉、白谷雲水峡などより私はモッチョムが好き。
ちなみに、モッチョムとはなんという意味か?
「女性器」
らしい😲
そんなふうに見える角度があるとか。
フシギな魅力のある山です。
みなさんも屋久島いったらぜひ登ってください。
※食料と水はたくさんもちましょう……😘