1日で本を1冊読みました
ザミャーチンの「われら」という本です。
350ページくらいをガーッと読んじゃいました。
リタイア生活はヒマです。
こんなの日常茶飯事なのです😘
リタイアして時間持ちになろう
リタイア生活は時間を気にしません。
どれくらい気にしないかというと、
電車の時間を確認しません。
「そんなのあたりまえだろ😅」
というかもしれませんが私は田舎住みです。
一本逃したら30〜40分待ちます😨
でも、私はそれでいいのです。
駅のホームでボケーッと待ちます。
音楽を聞いたりYouTubeを見て過ごします。
リタイア者は「大時間持ち」です
- 大金持ちは1時間でも惜しくてプライベートジェットを買います。
- 私は駅のホームでだらーんと過ごします。
これはどちらが「豊か」なのかよくわかりません。
お金持ちは経済的には豊かです。
でも、時間がぜんぜんない。
寝る時間さえないことがある。
だから自分の時間を1時間ふやすためだけに何百万円も使います。
私が金持ちにあまり嫉妬しないのは、金持ちは忙しいからです。
財産はもてばもつほど管理が大変です。
他人任せにできません。
1000万円あれば、それは1匹のワンちゃんを飼う感じです。
10億円あれば、100匹のワンちゃんなのです。
時間節約トレッドミル The time-saving treadmill
「所得は増えてるのにどうして幸福度はあがらないのか?」
これはけっこー議論されてることです。
代表的な答えは2つです。
ひとつは地位トレッドミル。
いくら豊かになっても「人より豊か」ではないとハッピーになれない。
- 平均年収500万円の村で年収1000万円だと超ハッピーです😋
- 平均年収1億円の村で年収1000万円だと超惨めです😂
(トレッドミルってのはランニングマシンです)
もうひとつはヘドニック・トレッドミル。
快楽は長続きしません。
新型iPhoneを買っても、新築の家を買っても、3ヶ月もあれば慣れてしまう。
だから「もっともっと」と渇望することになります。
このふたつは有名ですが、ビンスヴァンガーという人が「マルチオプショントレッドミル」「時間節約トレッドミル」というのを提唱していた。
マルチオプショントレッドミルは選択肢が多すぎると不幸になるということです。
わかりやすい例がバイキングです。バイキングはせいぜい20品目もあれば十分でしょう。
でも、バイキングの列が無限に続いていたら?
疲れますよね🤣
「時間節約トレッドミル」は、これは効率化することでさらに時間を費やしてしまうということです。
昔に比べたら生産性は何倍にもなってますが労働時間は減りません。
昔に比べたら交通網は整備されてるのに、通勤時間は減りません。
みんな郊外に家を買うようになったからです🤣
私たちは時間効率を究極に高めています。
でも、余った時間をどんどん埋めていってしまう。
その背景には「余暇>>お金」という価値観がある。
効率化するほど時間がなくなり、忙しくなっていく。
大金を稼いでも、人生は短い
「トップではなくほどほどで満足しろ」
とビンスワンガーは言います。
車がないと不便かもしれません。
でも、軽自動車でもポルシェでも移動時間はたいして変わらん。
ほどほどで満足すればいいのです。
経済的なことはそれほど重要ではなくなる。
私たちは結局80年くらいで死にます。
どんだけお金を儲けても、数十年したらボッシュートです。
アホくさいのは会社員です。
何十年も働きつめて
「第二の人生楽しむぞ!🤗」
となったときにはヨボヨボのおじいちゃんです。
人生が1万年あれば、20年や30年かけて大金持ちを目指すのもいいでしょう。
飢えない、寒くないくらいにほどほど稼いで、あとはのんびり暮らす方がいい。
私たちが幸福になるのは、ブランド物の服やプライベートジェットではない。
それよりも、ゆっくり本を読んだり、自然を楽しんだり、知人とまったり語らう……
そういうことの方がハッピーになれるでしょう。
必要なのは一瓶の葡萄酒と詩の本、
そしてほんの少しの肉。
そうしてだれもいないところで二人座っている私たちは、
スルタンの王国よりもゆたかだ。
――ウマル・ハイヤーム
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終わりに 「イナフな生活」を目指しましょう
- いくらでも寝られます
- ゆっくり読書できます
- 好きなときに登山いけます
- ぼーっと釣りもできます
- 楽しそうなことで起業できます
- いまここの瞬間を楽しむことができます
「イナフな生活」
に満足すればそーいう感じになります。
「ベストな生活」
を求める必要はない。
「生きるためにがむしゃらに稼がなきゃいけない」
そーいう時代もあった。
でも現代は、金がそんなになくても飢えません😂
経済なんて、私たちの生活のほんの一部にすぎないのです。
お金儲けは変態だけがやればいい。
お金を追いかけるのではなく、いまここの生活を生きましょう。
仕事なんてほっぽりだして、
「時間のリッチメン」
になりましょう……😘
「それはつまり、愛しているのよ。怖いのはそれが自分よりも強いから。嫌いなのは怖いから、それを愛するのはそれを服従させられないから。服従しないものだけが愛せるのよ。」
↑「われら」 のなんとなく気に入ったフレーズ。「1984」や「すばらしい新世界」が好きな人にはおすすめです。「1984」よりおもしろいです。
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