日本社会は「心の壊れた社畜」でできている
社畜の心が壊れている理由
- ガキンチョの頃:親に生殺与奪を握られる
- 社畜の頃:上司に生殺与奪を握られる
「不安と恐怖」
のなかを生きるのが社畜です。
「権威を持つ人」
に嫌われたら人生終了。
だから服従しようと思う。
しかし、服従とは他人の意志に従うことであり……。
自分の感覚や意志を壊すことなのです。
社畜がニートを叩く理由
「リヨンの虐殺者」
と呼ばれたナチス親衛隊のクラウス・バルビーは、抵抗運動リーダーのジャン・ムーランを拷問し死に追いつめた。
「彼は私自身だ」
彼は拷問したとき感じたらしい。
バルビーは内心では
「こんなことは間違っている😰」
と思っていた。
「だからこそ」
殺さなければいけなかった。
自分の心を殺しつづけてきた彼は、それと同じように。
ムーランも殺さなくてはいけない。
◆
「他者に対する憎悪」は常に「自分自身への憎悪」である。つまりそれは、服従を要求する権威者のもとで生きるために必要な「権威者との結びつき」を確保するため、「従順になることによって断ち切らなければならなかった自分自身への憎悪」である。(今日の引用はすべてアルノ・グリューンの「従順という心の病い」からです)
他者を憎むところに、自分への憎悪がある。
社畜はナマポやニートを叩きます。
「ニート/障害者/生活保護者は殺処分しろ😡」
なんて意見もある。
しかし、社畜とニートってけっこう似てますよ。
(少なくとも権力者よりは)
社畜ほど
- 「休みたい😥」
- 「だらだらしたい」
と思う人はいないでしょう。
「だからこそ」
ニートを叩くのです。
社畜も日々自分の心を殺している。
だからニートも殺さなきゃいけない。
社畜は権力者に自己同一化する
- 「権威を持つ人間」に服従する
- 「自分と同じ人間」を攻撃する
まあそんなヘンテコな状況になってます。
社畜は権力者に自己同一化までします。
人間は、脅され、恐怖に陥ると、「自分を恐怖におとしいれた人と一体化する」傾向があるが、これほど不思議なことはない。さらに、脅される人は、脅す人と融合し、恐怖におとしいれる権力者に自分の判断を合わせ、自分のアイデンティティまでも放棄してしまう。恐怖におちいった人は、こういう仕方で――決して成功するはずがないのに――自分自身を救うことができると期待するのである。
ブラック企業ほどこーいう傾向はありそうですね。
一種の「ストックホルム症候群」。
- 経営者目線で考えてサービス残業
- 自分がいなければ職場がダメになると考える
ってのもその例でしょう。
ただの歯車にしかすぎないんですが……🤣
社畜は感覚をマヒさせられる
私の社畜時代、月100時間くらい残業する人がいた。
そーいう人にかぎって
「なんともないよ〜🤗」
みたいなイキフンなのでした。
- クソ過重労働
- 嫌いな仕事
- 重圧のある仕事
- ストレスフルな人間関係
そーいうのに「無感覚であれ」と教えられる。
「それでこそ社会人だ」
と。
不安や苦しみは抑圧しなければならない。
苦しみや不安は、まさに支配者のたくらみを明るみに出すものだからである。
考えてみりゃーあたりまえ。
苦痛や不安は「感覚」です。
火に触れたら熱いよーなもん。
「おいおい、お前やべーことなってるからなんとかしろよ😰」
と体が訴えているのです。
それを抑圧すれば……。
逃げることも、戦うこともしなくなる。
「支配者」には都合がいいのです。
終わりに 経済的独立をゲットしましょー
- つねに不安と恐怖を感じている
- それを抑圧する
- 目上の人間には従順で、自己同一化までする
- 自分を憎悪し、自分と同じような他者を憎悪する
そんな人で成り立っているのがこの社会でしょう。
◆
リタイア後は生殺与奪はだれにも握らせません。
不安も恐怖もありません。
だれの指図も受けずに好き勝手生きます。
そーすっと「心の病」も治っていきます。
実際、私も洗脳が解けた、鎖が解けたような気分です。
経済的独立はすばらしいのです。
将来的にはベーシック・インカムも最高でしょう。
「働かなくていい」
これは病んだ心を癒やす最高の処方箋なのです……😘
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