他人を見下す社畜たち
という本にこんな記述がありました。
彼ら(ヘレン・ブルヴォルとアン・ロスカム)は、二つのグループの生徒たちを調査した。一方の生徒たちは、成績は優秀で、野心を持つ両親の意向に従順だった。もうひとつのグループの生徒たちは、成績は十分だったが、成功することに特別な関心はなく、両親の願望に応じて行動することに、つまり従順であることに、強制されていなかった。
「従順な人間」に自由はない
第一のグループ(親に従順なグループ)は、誰かの承認を得ることを強く必要とする人たちだった。この生徒たちは、常識的な行動規範からはずれるという思いにとらわれると、不安になった。このグループの生徒たちはまた、両親を、「独立した人間、自分とは異なった人間」として正しく理解することができなかった。彼らは、「自分の両親、さらには自分たちの教師のような権威を持つ人」を、理想化する傾向が強かった。
- 親
- 教師
- 企業
- 国家
- 文化や社会的クラスタ
- 社会的規範
- レバナス教祖
に従順なタイプ。
「権威主義的パーソナリティ」
ってヤツですね。
一方、自分の成績にあまり関心を持たないグループの生徒たちは、自分の両親を、「善い面も悪い面も合わせ持つ、ありのままの人格」として説明した。両親を理想化するということは、彼らにとっておかしいことだった。
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