「あと1年はがんばって働こう😥」
「もう一年症候群(One More Year Syndrome、OMYS)」
なんて言葉がFIRE界隈であるらしい。
- せっかく手に入れた地位だから稼げるだけ稼ぎたい
- あと1年働けばあれも買える、これも買える
1年ですめばいいですが。
5年、10年となっていく……。
「もう一年症候群」はなぜ起きるのか?
「最低限の数字」ではまだ怖い
セミリタイアを目指す人は
「だいたいこれくらいあれば足りるだろう」
という金額を設定します。
一般的には4%ルールです。
生活費が年100万円なら、2500万円。
年200万円なら、5000万円。
これは「最低限」の金額です。
その金額が近くなると
- 「もっとお金があれば生活をアップグレードできるんじゃないか」
- 「もっとお金があれば生活のリスクが下げられるんじゃないか」
となっていく。
問題は
「万が一のリスクを考えたらキリがない」
ということです。
「お金を稼ぐために時間を失う」
という本末転倒になる。
「蓄財の習慣」がやめられない
リタイア希望者は生まれたときからニートが約束された有閑階級ではありません。
何年もかけて資産を築き上げます。
- 労働
- 節約
- 投資
をがんばる。
これはけっこー楽しいのです。
はじめて資産が500万円、1000万円となったときは嬉しかったはず。
ただ、リタイアとは
「蓄財中心の生活から離れること」
です。
人間は変化を嫌う。
そこから「変わる」ってのはけっこー大変なのです。
経済的に独立したら仕事はそんなにつらくない
「いつでもやめられる」安心感
リタイアに十分なお金が貯まると、仕事がけっこー楽になる。
RE(リタイアアーリー)ではなくても、FI(経済的独立)してるからです。
クビを切られても資産で食っていけます。
「どーせいつでもやめられる」
なら仕事も気楽にできます。
ここまでいくとむしろ
(はやくクビにしてくれ……!)
という人も多いでしょう🤣
まあお気楽ぐーたらサラリーマンってのも悪くない生活です。
終わりに 「フライング」がおすすめです
「なにを恐れるべきでないかを知るのが、勇気である」プラトン
「もう一年症候群」の治療法は
- 過剰にリスクを恐れず、ふんぎりをつける
- 変化を恐れない、挑戦する勇気を
って感じでしょーか。
私はもともと「2000万円は貯めよう」と思ってました。
転職先の内定ももらっていた。
しかし、たまたま150万円ハウスを見つけた。
「持ち家ならどーとでもなるんじゃね?🤔」
とリタイアした。
「先延ばし」というより「フライング」ですが、こーいう人も多いでしょうね。
50歳でリタイアしようとして、40歳でリタイアしたり。
私は30歳でリタイアしたが、まったく後悔はしていません。
「20代でリタイアしたかった😥」
とすら思います。
- お金をとるか?
- 時間をとるか?
結局は「バランス」の話ですが。
個人的にはフライング気味でいいかと思います。
人間はだいたいリスクを過大に評価しすぎるのです。
ともあれ、
「ずるずると社畜をやめられずにあとで悔やむ」
というパターンはクソでしょうね……🤣
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