「マッシブ・アタックバンクシー展」
が札幌にあったのでいってみました。
事前予約で平日1800円(その場でWEBから予約できる)。平日でもクソ混み
それっぽい展示物
「ネズミのようにしぶとく生きろ」とバンクシーは言った
もし自分がうすよごれて、たいしたことない存在で、愛されないと思うなら。ネズミがいいモデルになる。あいつらは、存在するのになんら許しを請うてない。社会のヒエラルキーなんて気にしない。そんで一日50回もセックス。
このフレーズがいちばん好きでした。
私もネズミのように感じることがある。
ズタボロな服で都市を徘徊します。
でも、そのへんのニンゲン様よりハッピー🐭
「善意のおしつけ」ほどウザいものはない
「俺を守るためになされるあらゆる手段から、俺を守るだれかが必要だ」
「あなたのためを思って……🥺」
というおせっかいほどうっとうしいものはない。
親、教師、上司、政府。
- 「おまえのためを思って……」とクソ仕事を押しつける
- 「あなたの老後を思って……」と年金を奪いとる
- 「あなたの安全のために……」とムダな信号をつくりまくる
- 「あなたの国のために……」と侵略する
「おせっかい」
はパワーバランスの不均衡でなりたつ。
だから
- 支配
- 管理
- 搾取
につながりやすい。
……ってことがちょうど札幌駅の三省堂で立ち読みした本に書いてあった。
「マジメに働く人」ほど危険なヤツはいない
世界で最悪の犯罪は、ルールをやぶる者によってではなく、ルールに従う人間によって行われた。命令にしたがう人々が爆弾を落とし、村で虐殺したのである。
社畜文明でも同じ。
- 自動車会社がマジメに働くほど交通事故で死ぬ人が増える
- 酒造メーカー、タバコメーカーが働くほど病死が増える
「みんなを不幸にしても金を儲けたい/権力がほしい😣」
こーいうアホはいつの時代・どこにでもいる。
「バカいってんじゃねーよ😭💥👊🥺」
と反対すれば、アホの影響は最低限になる。
しかし、そーはならない。
- 「仕事だから」
- 「上司の指示だから」
とアホに猛獣する人間もクソ多いのです。
こーいう人間こそ「危険」なのです。
仕事だから。十九世紀の夜明けからこのかた、仕事だから仕方がないという言葉が虫も殺さぬ凡庸な人間たちから、どれだけの残虐さを引き出すことに成功したか、きみは知っているのかね。仕事だから、ナチはユダヤ人をガス室に送れた。仕事だから東ドイツの国境警備隊は西への脱走者を射殺することができた。仕事だから、仕事だから。兵士や親衛隊である必要はない。すべての仕事は、人間の良心をマヒさせるために存在するんだよ。(「虐殺器官」伊藤計劃 )
終わりに バンクシー展、不満もあるけど割といい
けっこー不満点があった
1.解説なさすぎ:
- 英語が読めない
- イギリス文化を知らない
と理解がむずかしーのでは。
(音声解説では説明されてるのかもしれないけど)
日本人の90%はテスコ(イギリス最大手スーパー)知らない
日本人の95%にはわからないシャレ(元ネタはgraffiti→votingで「もし投票がなにか変えうるなら、違法になってるだろう」)
「これ、見てる人に伝わってんのかな……🤔」
って内容が多かった。
2.「天才か反逆者か」ってなんだ:Genius or Vandal? の訳だけど、「反逆者」はヘン。天才はだいたい反逆者。
「天才芸術家か、公共施設や私有財産に落書きして迷惑かけてる(野蛮な)破壊者か」
って意味ならわかる。
3.1800円はたけーよ:平日1800円、土日祝2000円。当日2200円、2400円。クソ高い。
そしてネットで見るのと変わらない。
私の好きな作品……だけど、ネットで見るのと印象はかわらず😂
バンクシーをある程度知ってる人より
「名前だけ知ってる」
くらいの人がいいかも。
◆
とはいえ、美術展にしては若い人が多かったのは良かった。
スケードボーダーみたいな20歳前後の人もいた。
未来の「寝そべり族」ですね……🤗
- タフに生きる
- 独立自由生きる
- フマジメに遊んで生きる
そんなリタイアマインドの普及者として。
バンクシーくんにはこれからもがんばってもらいたい😤
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