解放されし無職
- 「無職なんて親不幸だ!」
- 「会社を辞めるなんて裏切りだ!」
- 「働いて納税して社会に報いろ😤」
こーいう考え方を見ると「???😃」となります🤣
働かない生活に「罪悪感」なんていりません
- 会社の言いなりになってる人
- 親の言いなりになってる人
- 国の言いなりになってる人
世の中そーいうひとは多いんですよね。
こういう人が何に縛られてるのか?
ひとつには「罪悪感」があると思うんですよね。
- 「自分を雇ってくれてる会社のために一生懸命働こう」
- 「自分を育ててくれた親のために親孝行しなきゃ」
- 「国があっての自分だから、バンザイ突撃しよう」
ここにあるのは、「自分が存在しているのはだれか他者に負っている」という考え方です。
自分がいまここに存在するのは、だれかに「借り」がある。「負債」がある。
だから、なんらかの形で「返済」をしなければならない。
「罪悪感」でひとはコントロールされる
これは自然な感情ですが、場合によっては乱用されます。
ヤクザ、新興宗教、毒親、ブラック企業……。
すべてが同じテクニックをつかいます。
つまり、相手に罪悪感を植えつけて自分を被害者にするのです。
あるひとから最大限利益を得るためにはどーするのか?
ムチで打って脅しつけてもそんなに効果がない。
いちばんいいのは、「俺はお前のせいでこれだけ損害を負ったんだ。賠償しろ😤」と責めるのです。
たとえばブラック企業で行われる「調教」は、社員がミスしたときに徹底的に非難するというものです。
どんな社員でも働いてたらいつかミスしますから🤣
そんときに「なんてことをしてくれたんだ! お前は会社にこんなに不利益をもたらした!😡」
というわけ。
罪悪感を植えつけることができたら……
社畜は自発的に服従します。
自分からサービス残業をする。
低賃金でアホみたいに働く。
そーして、「俺みたいなグズを雇ってくれてる会社にマジ感謝!😵」となります。
最終的に過労状態やうつ状態になったときは……
「ぼくが無能なばっかりに会社に迷惑をかけてごめんなさい」
と首をくくるのです……。
「一方的な貸し付け」に警戒すべし
このテクニックの狡猾なところは、「一方的に貸しをつくる」ことにあります。
そもそも、
- 親―子
- 教祖―信者
- ヤクザ―市民
- 経営者―労働者
この関係は対等じゃないですよね🤔
子どもは親を選べないし、生きていくためには親を頼るしかない。
必然的に負債がふくれあがってきます。
もちろん、ふつうの親は「負債」とは考えないでしょう。
しかし、「毒親」 は違うわけです。親という立場を利用して子どもを「借金漬け」にするんですね。
そして、あるときに「育ててやったんだから借りを返せ!😡」と主張する。
ここで、親子は債権者と債務不履行者となる。
もちろん親が「債権者」であり、借りを返してもらえない「被害者」となる。
これ、おそろしーですよね?
だって子どもが被害者なはずです。
虐げられて、傷つけられて、理不尽な目にあってるのは子どもです。
でも、子どもは自分を加害者だと認識する。
そうして、「哀れな被害者」のためにひたすらに贖いつづける……。
これが「最高の奴隷の作り方」なんですね……😱
罪悪感がある限り幸せにはなれない
「お前を産んで育ててやったのは私だ! 恩返ししろ!」
とおかんに言われたとき、私たちはどうやってその借りを「返済」できるんでしょーか?
1億円あればいいのか?
10年おかんの奉公人になればいいのか?
あるいは永遠に返済できないのか?
これははっきりとわかりません。
でも、私たちにはわかっていることがあります。
「借りたものは返さなければならない……🥺」
結局、この状況が生むのはなにか。
「自分は無条件に肯定されるべき人間ではない」ということです。
負債を抱えた人間が肯定されるのはどんなときか。
「他人に返済するよう努力しているとき」だけです。
したがって、永遠に親に奉仕しなければならない。ひたすら会社のために働かなければならない。社会貢献しなければならない。
だれかのために生きなければならない。
そして、「自分のために生きてはならない」となる……。
シーシュポス状態🤣
この考え方は、ヤクザや毒親家庭に限った話ではありません。
いまの社会で非常に一般的なのです。
たとえば、私たちは、ただ存在するだけでは肯定されません。
- 週40時間働かなければ、
- 高年収でなければ、
- 結婚して子どもをつくらなければ、
否定されるべき存在となる。
「俺は働きたくないから働かないよーだ😘」という無職のぷーたろーおっさんはどーなるか?
クソミソにバッシングを受けます。
これは事実上、犯罪者と同じなのです。
というのも、世間の目からみれば、「債務不履行者」ですから。
だからこそ、ニートとかひきこもりは石を投げられる……。
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私たちに「返済義務」などない
でも、「一方的な貸し付け」を返す必要があるんでしょーか?
私はないと思いますよ。
だってそれは契約でもなんでもないからです。
勝手に負債を押しつけて、「借りを返せ!」と迫る。
こんな負債は返す必要はないんですよ。
もちろん、私も自然な感情はありますよ。
親には感謝してるし、いま気楽に暮らせてるのはいろんなめぐりあわせがあったからです。
「世のため人のために働こう」って気もあります。
自分が望む限りで、世の中に恩返ししたいと思ってます。
でも、私が嫌いなのはですね。
他人から「返済しろ! 働け! 納税しろ!」と言われることなんですよ。
だれにもそんなこと言う権利はないんです🤣
終わりに 罪悪感をチャラにしましょー
すべてを帳消しにすることはだれにとってもこのうえなく大切である。習慣づけられたモラリティと手を切り、再出発すること以上に大切なことはないのだから。(「負債論」グレーバー)
というわけで、私は無職でぽやーんと暮らすことに罪悪感などないって話でした。
自分は自分であっていいのです。
好きなよーに生きていいと思ってます。
「納税しないで働きもしない奴は社会のゴミクズだ! 自分だけいい思いをするな!😡」
というかもしれません。
でも、私は思うんですよ。
「だれかのために自分の人生を犠牲にする人」
こーいう人が、果たして世の中に良い影響を与えてるんだろうか?🤔
言っちゃ悪いですが、日本人が不幸なのはこういう人のせいですよ。
不幸で満たされない人は、周囲に害悪を撒き散らすからです。
幸せな人はだれでも、自分の幸福に後ろめたさを感じずにはいられないはずだ。そうだとしても、自分自身を幸せにできない人が他者の幸せのためにできることは、何一つとしてないのだ。私は自分が幸せでいることを、逃れられない義務のように感じている。そして他者を犠牲にし、他者から奪った所有物でしか得られないような幸福は、すべて忌まわしく思えてならない(「地の糧」アンドレ・ジイド 太字は私)
私たちは、ハッピーに暮らすだけでいいんですよ。
それが社会への「恩返し」になります。
ひたすら自分のために生きればそれでよいのです。
ENJOY YOUR LIFE!🤗
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