セミリタイアして田舎にひっこんで暮らしてます。
「そんな生活不便でしょ?」
とたまに聞かれます。
ええ、不便です🤣
でも不便さも楽しめるのです……😘
不便さを楽しむリタイア生活
ど田舎に住んでよかったことのひとつは……
「アル中にならなくて済む」ということです。
働いてるときは、コンビニまで徒歩3分のところに住んでました。
「酒がたりねーぞ!🤪」となると、コンビニまで追加の酒を買いに行ってました。
休肝日をつくらなきゃいけないのに、つい買いにでかけてしまうこともあった。
いまはコンビニまで徒歩25分。
物足りなくても、「ま、寝るか……」となります。
「便利さ」漬けになる私たち
アマゾンとグーグルはなぜ成功したか?
「求められたものを即座に与えること」でした。
アマゾンは注文した商品を一日で届けた。
Googleは表示速度を鬼のように早めた。(たとえばGoogleのロゴ画像は305バイトしかない)
私たちは、「欲しい」と思った瞬間に手に入るとドーパミンがドバドバなのです🤔
たとえば、タバコはヘロインより依存率が高い。
タバコは即座に・何度も快楽を与えてくれるからです。
タバコの場合、向精神作用が比較的小さいにもかかわらず、これほど依存性が高いというのはどういうことだろう。その理由は、タバコがニコチン配給の面で、いわばガリル・アサルト・ライフルだということ、つまり迅速に機能し、信頼性が高いということだ。注射でヘロインを摂取した人は一五秒ほどで強烈な多幸感を抱くが、それから何時間かは次の注射をしようとは思わない。ところがスモーカーはタバコ一本で一〇回ほど煙を吸うのが普通で、一日に何十本も吸う人が少なくない。煙をひと吸いするとやはり一五秒ほどでニコチンが快感回路に到達する。ヘロインの静脈注射とほぼ同じ時間だ。典型的なヘロイン依存症者は一日二回、強烈で迅速な多幸感を経験するが、一日に一箱吸うスモーカーは、迅速で弱い反応を一日二〇〇回経験するわけだ。(「快感回路」デイヴィッド・リンデン)
「徒歩一分のコンビニ」も同じなんですね。
「欲しいものがすぐ手に入る」って、強烈な快楽なわけです。
都市は労働と消費の場所
結局この「便利さ」 は社畜文化とトレードオフじゃないでしょうか?
コンビニが24時間営業で成功したのは、夜遅くまで働くサラリーマンが多かったからでしょう。
労働者はクソほど働いてます。
労働によって時間がない、体力がない。
だから彼らには「便利なもの」が必要になる。
カレー粉や玉ねぎ人参じゃなくって、「レトルトカレー」が必要になるというわけ。
いわば即席で得られる消費財です。
そして労働者はストレスを抱えており、慰安が必要です。
だからショッピングモールやネットショッピングで散財する。
これはある意味で、「労働で失ったものを労働で得た金で獲得する」というアリジゴクなんですが。
都市部はそーいうふうに金が回っているのです……😝
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「不便な生活」という贅沢
リタイアすると労働から離れます。
そして「労働にともなう消費」ともオサラバです。
- コンビニ弁当ではなく肉や野菜を買います。
- 気に入った服を何年も着ます。
- 電車に運ばれるのではなく、自転車で移動する。
- 古いモノを手直しして使います。
こういう生活は、「即席に得られる強烈な快楽」はありません。
でも、不便だから悪いことばかりではない。
持続的で長続きする楽しみがあります😘
実はこーいう「不便な生活」の方が楽しいのでは? と思います。
家庭菜園で野菜を育てるのはスーパーで買うより苦労しますが、楽しいでしょう。
古代エジプトの王族は、食事を奴隷に口まで運ばせていました。
彼らは当然のように糖尿病で死にました🤣
「便利さが私たちを殺す」ということもあるのです……。
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終わりに 田舎の不便ライフがちょうどいいです
もちろん、「都会いきてー」となることもあります。
でかい図書館、美術館のような「文化」があるからです。
でもまあ、月に1回くらいいければOK。
あとは自然のなかで暮らした方が健康的です😘
コンビニまでのショートカットコース(尾根道)
「不便が好きなら、山ごもりでもすれば?😤」
というかもしれません。
井戸水を汲んで、ソーラーパネルで充電して、薪でお湯を沸かせばいい……。
まあそれも楽しそうですが🤣
私が好きなのは、「ちょうどいい不便さ」なんですよね。
なにもかも即座に得られる便利な生活よりも。
「そこそこの不便を楽しめる」
こっちの方が、実は贅沢な生活なのかもしれません……😘
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