余は如何にしてリタイア者となりし乎
「なぜ1000万円でリタイアしたのか?」という質問がありました。
結論からいえば「そこに1000万円があったから」となります😎
なぜ私は30歳1000万円でリタイアしたか
「働きたくないから」
シンプルにいえばこうです😅
私がリタイアしたのは10ヶ月前ほどですが、退職したのは1年前です。
どういうことかというと、もともと私は転職する予定だったんです。
ほんとーはもっと働く予定だった
2社目の会社を退職した私は転職活動をしてました。
無事、3社目の会社に内定をもらっていた。
交渉しまくって高待遇にしました😅
転職活動はわりとトントン拍子でした。
それと並行して私にはしていることがあった。
それは「住処」を見つける活動です。
マンションを引きはらって実家に住んでいたが、無職ぷーたろーにとって居心地はよくなかった😫
それに私は親に月5万円払っていた。まあ自分で勝手に決めたことですが、それもイヤだった。
なので「自分の住むところ」を模索していた。
- もっていた自動車を改造して車上生活を試みた
- フリマサイトで納屋を格安で貸してくれる人がいたので問い合わせた
- 「倉庫」扱いの50万円のボロ住宅にバイクで野宿してでかけたり
- ド田舎の20万円の土地を見にバイクで往復1000km走ったり
- どっかの山林で寝泊まりしてみたり
結局、どれもしっくりこなかった。
「ただ住むところが欲しいだけなのに、どうしてこんなに見つからないんだ?😥」
と絶望的な気分になっていました。
150万円ハウスとの出会い
内定をゲットしたが、気分は暗かった。
「また同じことを繰り返すのか」という気持ちになりました。
私はあきらかに、会社員生活に向いていない。
どれほど給料が高くても、毎日同じ時間に同じ人間と同じような仕事をするのはクソだ。
なにより経営者に搾取され、国にバカみたいに税金をとられるのはクソだ。
そんな人間が会社に勤めても、また数年で退職するのは目に見えている。
別の生き方はないのか?
と考えていたところ、不動産サイトで300万円で売られている物件を見つけました。
立地はクソ、がけ条例にひっかかってる、私道接道など問題は多そうだった。
でも、内装はリフォームされておりきれいだった。なにより海が近く、二階の窓から見える景色はすばらしかった。間取りも理想的だった。
「こんなきれいな物件は初めて見た」
はじめて内見したときに私が言ったことでした。
ボロ物件ばかり内見していたので、300万円の物件なんて期待していなかったのです。
↑窓から見える景色
いま考えると300万円でも安かったが、ネットに腐るほどいる「不動産投資家」の影響を受けて「指値を入れる」とだけ伝えて仲介業者と別れた。
それからは勉強をたくさんしました。法律のこと、売買や契約のこと、実際のトラブルについて。
業者がいっていた「売主さんが売り急いでいる」という情報から、足元を見まくって115万円で買いつけをいれた。
「150万円ならいいとのことです」と業者から返事が帰ってきた。
「ええい、ままよ」
私は買うことに決めました。
内定を辞退することに
家を買って、しばらく誇らしい気持ちになりました。
自分の家が買えた。
なにからなにまで自分でやった。仲介業者は入ってたし、ネットの情報を見まくってましたが😅 だれにも相談せずにやりとげたのです。
契約を終えて鍵をもらい、そのまま150万円ハウスにいったときのことをまだ覚えています。
畳に寝転んで天井を眺める。
「これが自分のものになるのかあ……」
「この台所も、ドアも、風呂も、庭の木も、ぜんぶ自分のものなんだなあ……」
その家を買ってからです。
就職する気がなくなったのは……🤣
「なんかもう、働かないでもやっていけるんじゃないか?🤔」
買った家に住めば家賃はかからないし、もとから質素な暮らしに慣れてます。
そして貯金は1000万円くらいあった(家を買って減ったけど)。
- 「もう、働きたくない」
- 「自分の好きなことだけしたい」
- 「自分や他人にウソをつくような生き方はやめにしたい」
そして内定を辞退することにしました。
会社に電話を入れるのはほんとうに勇気が必要だった。
さんざん交渉して高待遇を得てからの辞退ですからね😅
自動車のなかで座ってスマホを握りしめて、1時間くらい電話できずにいました。
せいいっぱい考えた稚拙な言い訳を心のなかで繰り返した。
結果としては、とくに怒鳴られることも説教されることもなく終わりました。
(……もうあんな思いはしたくねーな😅)
数日後。
車に生活に必要な一切合切をつめこみました。
そして、150万円ハウスに旅立ちました。
新たな希望をいだいて……。
画像はイメージです🤣
終わりに 「そこに1000万円があったから」
クソな自伝風に書いてみました😅
私は「1000万円貯まったらリタイアするぞ~🤗」と思ってたのではありません。
- 家を買ったこと
- 無職だったこと
- 貯金が多少あったこと
- 30歳という節目だったこと
これらが重なって「もうリタイアしよ」となりました。
王道なリタイアとはちょっと違います。
過去をふりかえってみるといいですね。
「いろんなことがあっていまの生活が成り立ってるんだな~🤔」
と感慨深いものがあります。
それにしても「あのまま就職していたら」と思うとゾッとしますね……。
リタイアしてほんとーに良かったです😘