バブルは庶民の夢を背負ってはじける
- 今日も資産がウン万円増えた😍
- 今日は資産減かー😥
とキャッキャしてる無職です。
ネットでも投資熱が高まってるのを感じます。
「危険だな〜」
と感じます。
「米国株」のGoogleトレンド
「投資熱」ほど危険なものはない
歴史はくりかえす
投資はかんたんなお仕事です🤗
- 安いときに買い
- 高いときに売る
こんだけ。
しかし「株式投資は9割が負ける」。
- 高いときに買い
- 安いときに売る
のが現実なのです😭
ババを引くのはいつもビンボー人
「球根で豪邸が建つ」
までになったチューリップ・バブル。
「投資する余裕がある金持ちが損した」
と思ってたが。
ババを引いたのは
「ビンボー人」
だった。
……ごく普通の一般人が球根を買おうとチューリップ市場に足を運び、チューリップの球根に財産をつぎ込んでいったぺぺ。
アマチュア球根収集家(きゅうこんしゅうしゅうか)や大商人など裕福な人は、一般人が球根を買いあさって球根価格がすごい勢いで上りだすと、姿を見せなくなったぺぺ。
大商人は、当時ヨーロッパ中を夢中にしていた東インド会社などの株に投資をしていて、あくまでもチューリップは趣味としてと割り切っていて、価格急騰を見て収集を止めてたんだぺぺ。
(チューリップバブル:最古の金融バブルの凄さをわかりやすく解説)
「価値のあるもの」と「価値のないもの」
- 金持ちは東インド会社に夢中だった
- ビンボー人はチューリップに夢中だった
チューリップは食えません。
見るだけです。
「富の象徴」でしかなかった。
東インド会社はどーか。
交易によって「富を生みだした」。
イギリスの貿易の半分を占めてたというから、GAFAMをぜんぶ足しても勝てない規模でしょう。
1670年代から1680年代にかけて、イギリス経済は空前の好景気が訪れた。1671年から1681年にかけて支払われた配当金は、利回りで合計240%になり、1691年までの10年間での配当利回りは合計で450%となった。(イギリス東インド会社 - Wikipedia)
南海バブル――歴史は繰り返す
「東インド会社さいきょーじゃん!😍」
と思えます。
1720年までは。
当時のイングランド中産階級が投資先を探している状態で市場に資金がだぶついていた。南海株式会社は本業の貿易活動は全く振るわなかったが、国債引き受け会社として成長し、わずか数ヶ月の間に株価が10倍にも高騰した。貴族・ブルジョワジー・庶民の階層を問わず株についての十分な知識もない人々がこぞって投機熱にのぼせ、空前絶後の投機ブームが起こった。
1株あたりの価格は1720年1月には100ポンド強であったものが5月には700ポンドになり、6月24日には最高値1050ポンドをつけた。……
株価の暴落もいまだかつてない早さであった。結果、わずか数ヶ月で株価は元に戻り、多くの破産者・自殺者を生むことになった。当時王立造幣局長官を務めていたアイザック・ニュートンは南海会社の株で一時7,000ポンド儲けたものの、その後の暴落で結果として20,000ポンドの損害を被っている……(南海泡沫事件 - Wikipedia)
ニュートンの失敗は有名です。
意外と人間味のあるニュートン
熱狂とは恐ろしいものです。
ニュートンのような大天才でも失敗した。
◆
ちなみに成功者もいました。
フリードリヒ・ヘンデルです。
彼はその金で王立音楽アカデミーをつくった。
リージェンツ・パークの帰りにとおったけど、南海バブルの産物とは😂
またロンドンいきたい😂
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みんなが買うときに買ってはいけない
ごく普通の一般人が球根を買おうとチューリップ市場に足を運び、チューリップの球根に財産をつぎ込んでいったぺぺ。
貴族・ブルジョワジー・庶民の階層を問わず株についての十分な知識もない人々がこぞって投機熱にのぼせ、空前絶後の投機ブームが起こった。
「ウォール街の靴磨きの少年が株の話をしているのを聞いて、これはヤバいと思った」
とパトリック・ケネディはいった。
- 投資に関する知識がない人が
- 十分な資金力がないのに全力する
相場が過熱している証拠です。
- みんな買うから相場があがる
- あがるからみんな買いたくなる
のループ。
ズンズングイグイ上昇する。
結果……
パチン。
……熱狂以後は、チューリップは虚栄、贅沢、邪悪、無益の象徴として画家の心をつかんで、違う意味で数多くの絵画の題材とされたぺぺ。
終わりに 投資で「夢」を見てはいけない
「情熱家」はこの先生きのこれない
- 株価が上がってる! 乗るしかないこのビッグウェーブに😆
- 大暴落だ! もぅマヂ無理、売ります……🤮
これが「9割」です。
投資で生き残るためには「ガチホ」が大事。
ケインズもそれを悟った。
しかしそれ以上に
「買わない勇気」
が大事と感じます。
市場で常に損をする人たちというのは、大小様々のチューリップ・バブルの魅力に抵抗できないタイプの人たちである。株式市場で金儲けをすることは、実際、それほど難しいことではない。
……仮にウォールストリート・ジャーナルの株式欄にダーツを投げて銘柄を選んだとしても、長期的にはかなり高いリターンを上げることができるのである。
むしろ難しいのは、短期的に手っ取り早くお金を儲けられそうな投機に、お金をつぎ込みたくなる誘惑を振り払うことのほうである。(「ウォール街のランダム・ウォーカー」バートン・マルキール)
- 「億り人になりたい!」
- 「俺は投資の成功者になる!」
という人から死んでいく。
夢を見てたらつまづくのはあたりまえです。
- 投資に「パトス(情熱)」はいらない
- 必要なのは「アパシー(無関心)」
ってことでしばらくチャートを見ないよーにしよかな……😘
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