必要なのは「仕事術」ではなく「怠け術」
労働はオワコンです。
これからの時代は「いかに働くか?」ではない。
「いかに怠けるか?」の時代なのです……😘
「怠ける権利!」の読書感想
「怠ける権利!」という本がおもしろかった。
著者は大妻女子大の社会学者、小谷敏氏。
まずは抜書きをぺたぺた😚
「怠ける権利」とは人が美しく、かつ自由に生きる権利だと言うことができます。
「……怠ける権利を宣言しなければならぬ。一日三時間しか働かず、残りの昼夜は旨いものを食べ、怠けて暮らすように努めねばならない」(ラファルグ)
ラファルグは美学の人でした。牛馬のように、あるいは奴隷のように働くことは美しくない。労働の日々に耐え、暗い顔をして生きることも美しくない。心の赴くままに、自由闊達に生きよ。「怠ける権利」に通底しているのは、そうした彼の美学です。
古代ギリシアの昔から、自由民は労働をせず、骨折り仕事は奴隷に押し付けられてきたのです。労働を奴隷に強制する際、骨折り仕事が価値あるものであると彼らに刷り込めば、彼らは自発的に働くようになる。この意味で労働の賛美は奴隷の道徳であるとラッセルは言います。
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