養分にならないために
電車に乗ってるとき、こんな電話をしてる人がいました。
- 「いまは戸建て投資が儲かるんですよ〜!」
- 「うまく投資すればすぐに経済的に独立できて〜」
- 「この前もすごい先輩に会ってきました! 一緒に酒を飲んで感動しちゃって〜!」
- 「このサロンに入ればどんどん知識が入るし人脈が広がっていくんですよ!」
「ああ、食いものにされてんな〜」
と思いました🤣
セミリタイアで「釣る」信者ビジネスに注意しましょう
「リタイアすると人間になる」
という言葉が好きです。
- 子どもの頃、私たちには親がいた
- 学生時代、私たちには教師がいた
- 社畜時代、私たちには上司がいた
リタイアすると自分を管理する人はいなくなります。
自分で自分を管理します。
こういう状況に耐えられず、怪しい集団にハマってしまう人も多い。
FIREという「エサ」
「経済的独立」
魅力的な言葉です。
働かずに生きていけるのはたしかにサイコーです😚
でも、これを「エサ」に信者ビジネスを展開する人がいます。
アムウェイの勧誘では、FIREをちらつかせるようです🤣
「私の尊敬する先輩は〜すっごく稼いでいて〜○○歳でもうFIREしてるの! アムウェイに入れば経済的自由が得られるよ!🤗」
というわけ。
でも、甘い言葉にはかならず「罠」がついてきます……。
というか、彼らが「すごく稼いで」「FIREできている」のは、信者からちゅーちゅーすいとっているからです。
ウロボロス的な🐍🐍
サロンは大事なことを教えてくれません
「オンラインサロン」を私は経験したことがありません。
だから想像ですが、おそらくたいした内容はありません。
理由のひとつは、サロンには「卒業」がないことです。
一般の教育は、カリキュラムが構造化されています。
「ここまで学習すれば良し」
というラインがあります。
サロンには卒業がないし、卒業してもらったら困る。
永遠に自分を頼る養分でいてもらった方がいい。
だから肝心なことを教えません。
FIREのサロンだったら、たぶんFIREがいかにすばらしいかは語るでしょう。
でも「どーやったらFIREできるか」という肝心な点は、あいまいにごまかしたり、小出しにするでしょう。
なぜなら、情報をすべて出してしまったら、もうサロンを継続する必要はないし、実際にFIREされたら「困る」からです。
FIREのサロンがあるとしたら、それは「FIREさせないことが目的」になっているんじゃないでしょーか?
ま、内容をしらんので当てずっぽうですが……🤣
寂しさにつけこむ「信者ビジネス」
「会社がイヤで早期リタイアしたい😥」
これはとってもステキなことです。
でも、私たちは寂しがり屋です。
人と違うことを恐れる生き物でもある。
だから、早期リタイアのグループに加入したくなります。
それはいいんですが。
「指導者にお金を払って、手とり足とり教えてほしい😥」
というのはどーかと思います。
セミリタイアはロッククライミングや水泳ではない。
「自由になる」「独立する」のが目的です。
「自立して自由になるのを怖がる」と、かえってセミリタイアから遠のくのです。
ほんとうに偉いひとは静かに暮らす
空っぽのボトルほどよく響く
私がセミリタイアで主に参考にしたのは「人生よよよ」氏でした。
そのへんのリタイア本よりよよよ氏のブログがいいです。
でも、よよよ氏はめっちゃ謙虚なんですよね。
世の中をよく知る人ほど謙虚です。
「俺だけが特別な情報を持ってるんだ!」
とはなりません。
学習は、つねに他者との関係です。
ブログや本を読むのでも、個人にレクチュアされるのでも。
そして学習とは「他人の知性を認めることが自分の利益になる」という認識の繰り返しです。
「だから物事を知る人=よく学習する人」は傲慢にならないのです。
「私は有能だ。あなただけに秘密の情報を教えてあげる。ただしお金はかかるけど」
とはならない……🤣
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終わりに 信者ビジネスの罠にごちゅーい
「養分を食い尽くす」系ビジネス
がさいきんは多いです😂
初期資本主義は「良いものを安く売る」のが基本だった。
現代のビジネスは「人の心を食いつぶす」時代になってるのかもしれない。
リタイアは独立です。
会社に依存せず、だれにも管理されず、自分で人生を歩むことです。
他人に依存していてはいつまでも独立できません。
あなたの心のスキマを狙う、甘い言葉に注意しましょう……😘
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