「あの柵を越えたらとんでもないことになる」
動物を閉じ込めるのはかんたんです。
檻に入れたり、鎖をつければよい。
人間を閉じ込めるにはどうすればいいか?
これはなかなか難しい。
人間は意志を持つからです。
閉じ込めることはできても、まじめに働かなくなったり、主人に反逆したりする😥
それじゃ意味ないのです。
そこで便利なのが「恐怖」です。
「恐怖」によって私たちは支配される
支配者が好き放題したいならどうすればいいか。
敵を外部につくることです。
ユダヤ人が! 北朝鮮が! 中東が! 中国が!
そういっておけば、人々は怯えます。
そして自分たち支配者にすがるようになります。
「助けてください、指導者さま!🥺」というわけです。
国のために自ら進んで命を捧げたりします。
社畜も似たようなもんです。
私たちは、まじめに会社員でいることが「安全」で「安心」なのだと教えられています。
たしかに正社員は「安心」です。ある程度の法律で守られています。
しかしそれは自立した安心ではありません。とくに日本の会社員はろくにスキルもないので、会社が潰れたらそれでおしまいです。
子どもが親に依存するように、専業主婦が夫に依存するように、社畜は会社に依存するようになる。
だから会社の奴隷になります。
過労死するまで働いたり、人生の意味を見失って鬱病になったりします。
それは「恐怖」に縛られているからです。
「いい学校→いい会社→定年まで勤め上げる」
この「正規ルート」を外れたらとんでもないことになる、と私たちは洗脳されています。
社畜と農場の羊はすごくよく似ています。
ただ、違うのは物理的な柵か、心理的な柵かの違いです。
「この柵の外はおそろしい世界だ、到底生きていけないのだ」
という恐怖に私たちは縛られているのです。
現実には社畜のいるところこそ悪夢なんですが……🤭
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現実は「なんとかなる」のです
一休さんが87歳で亡くなるとき、遺産を残しました。
「どーしても困ったら、にっちもさっちもいかなくなったら開けるんよ🤗」と弟子たちに一通の封書を残した。
弟子たちはしばらく言いつけを守ってたんですが、マジで財政的に絶体絶命のときがきた。弟子たちは、「あれを開くしかない!😨」と封書を開けた。
そこに書かれていたのは、「心配するな、大丈夫、なんとかなる」という言葉でした。
中学生のときの恋愛を覚えてますか?
私たちは失恋すると、この世の終わりのように泣きはらし、「もう生きていけない」「死んだ方がましだ」だと考えたでしょう。
でも、いまはどうでしょうか。
「そんなこともあったな~それより今日のご飯どうしよ🥱」でオワリです。
どれほど苦しいことでも、悲しいことでも、そう長続きはしないということです。
終わりに 恐怖をなくさなければ永遠にリタイアできない
みなさんリタイアするにあたって、「○千万円はないと不安だ😥」と考えるかもしれませんが。
どーとでもなります。
私はリタイアして年収数十万円です。
社畜時代はその10倍以上稼いでました。
でも、いまの方が生きることの不安や恐怖は少ない。
なぜなら「生きることはかんたん」だと知ってるからです。
柵のそとはまったく怖くないし、むしろ居心地がいいし、快適に暮らせることを知ってるからです。
おばけや怪物はいないのです👻
- 「いたくないところにいる」
- 「したくないことをする」
これはあきらかに、家畜や奴隷のすることです。
そーいう生き方も否定はしませんよ。
向いた人もいますから。
でも、
「自分には奴隷ライフは向いていない」
と思うなら。
ひとおもいに「恐怖の柵」を乗り越えてしまいましょう。
新しい世界が見えてきますよ……😘