「無職は犯罪者予備軍」はほんとーです
「野生を取り戻す」リタイア生活
あなたは犯罪者が好きですか?
文明社会は
- 搾取する人(例:経営者)
- 搾取される人(例:会社員)
で成りたつ。
そっから逃げるのがリタイアです。
「文明社会を離れて野生を取り戻すプロセス」
ともいえる。
無職になると「犯罪者」が好きになる
リタイア後は「表舞台のスゴイ人」に興味なくなります。
芸能人。会社経営者。オリンピック選手。
クソどーでもいい。
勝手にどーぞ🥱
それよりも
「社会の裏側のスゴイ人」
が好きになる。
- 政治を裏から動かしたフィクサー
- 人知れず死んだラディカルな思想家
- 秘密宗教集団や政治犯
- 暗殺者、詐欺師、泥棒などの犯罪者
なぜか?
と考えてみると……。
リタイア者が「陰」――「社会の影」や「辺縁」に住まうからでしょう。
「野生人」はかっこいい
みんな犯罪者が好き
でも、これはだれでもそうじゃないでしょうか?
「金を稼ぐ」には3つの方法がある。
- まじめにコツコツ働く(社畜)
- 働く人から奪う(経営者・投資家)
- 金があるとこから奪う(犯罪者)
これなら犯罪者がいちばんかっこいい。
「ゴリオ爺さん」ではヴォートランという悪党(殺人犯)が登場します。
いちばん好きです。
社会の裏も表も知りつくした謎多き人物。
自分の利益のためなら殺人さえ厭わぬ冷徹さ。
ここにおわすコラン(ヴォートランの本名)って主人はね、ほかの誰よりも卑怯者じゃない。そしてルソー先生の言うところの社会契約に根深く潜む欺瞞に抗議する人間なんだ。おれはいばってあの先生の弟子だと言うぜ。ようするに、俺はたったひとりで政府を相手にしてるんだ。裁判やら憲兵やら予算やらをうんとこさ振り回してやる。そしておれはそいつらに一杯食わせるのさ
彼が警察に捕まるときのこのセリフが大好きです。
私もアクロバティックな節税方法を考えるときは
「たったひとりで政府を相手にしてるんだ」
とかつぶやいてます😚
◆
いいですか、先生。少なくとも「賊」ですよ。心持ちが、そんじょそこらの「こそ泥」と違う。ちゃんちゃら可笑しい。
盗ると決めたら盗る。(しかし)入ったら入ったことを残さない。やられたことをやられたとわからないようにやる。これですよ、自分は。(猿の義ちゃん)
最近読んだのは「賊」の本。
これもかっこよかった。
大泥棒「忍びの弥三郎」が獄中で書いた手記を、犯罪学の権威である著者と、もうひとりの「賊」である「猿(ましら)の義(ぎ)ちゃん」が読み解いていく内容。
「賊」の定義は以下のようなもの。
1.[高額な]金品を盗むという目的を達成するためには、
2.独立独歩(個人事業主的)の稼業を営むことを旨とし、
3.人間さえ殺傷しなければ、
4.必要なときにはいかなる「被害物・人間以外の生き物・障害物」をも襲い、
5.回復不可能なまでに破壊・略奪する野獣的凶暴さを体内に秘め、
6.伝統的技を基本的にしっかりと身につけ、さらにその基礎の上に日進月歩の時代状況に対応できるよう最先端の革新的技術習得にぬかりない、
7.極めて目的合理的で革新的な近代的技術者であると同時に、
8.多方面にわたる教養人であり、
9.最終的に戦後人々が失った最後の狩猟民の本能を宿した「野生の人間」、つまりニヒルな「野獣」である
なんだかダークヒーローです。
(センセーが惚れこみすぎ感ありますが)
誤解を恐れずにいえば、犯罪とは「その時代、その社会に受け入れられない道を外れた人によって体現された野生の行い」であり「野生の文化」である。(同本)
「野生はかっこいい」のです。
- ライオンやトラはかっこいい
- 文明化(家畜化)されたイエネコはかっこよくない(かわいいけど😻)
本のなかでは「賊」のやべー身体能力が書かれてます
リタイア後は野生化します
「どーもすみません😅」
とこちらが悪くなくてもアタマを下げる……。
社畜ライフは文字通り家畜の生活です。
「おちんぎんください🥺」
とご主人さまにおねだりしなきゃ生きていけない。
社員や上司と仲良くできるよう、柔和になります。
リタイアすると野生に戻ります。
ひとりで生きていけるから、なににも媚びない。
好きな人間とはケラケラ笑う。
嫌いな人間はぶっ飛ばします👊🥺
法律とか道徳という「表世界」の縛りもなくなる。
グレーゾーンは平気でふみこむ。
給付金はためらいなくガッポガッポもらう。
「法律を破る」こともリスク次第で選択する。
「犯罪者予備軍」とは言い得て妙です。
身体的にも変わりました。
- 眼光が鋭くなります
- 身体の動きが機敏になり、ナゾのキレが生まれます
- 行動力や瞬発力が生まれます
まあなんというか「危険な雰囲気」がしてくるのです。
アブナイ無職……😚
何よりも、彼らから感じ取った最高のイメージは、獲物を追い求めて止まない「狩猟民」であると同時に、彼ら自身が追われる「野獣」の臭いを身にまとわりつかせた存在であった。(同本)
終わりに 野生に法律も道徳もねんだよ
- 犯罪者礼賛とか、ダークサイドに堕ちたか
- 33歳にもなって中二病乙
と言われそうです。
でも、私は昔からそんな生き方がしたかったかもしれません。
政治家や実業家にぜんぜん憧れがもてなかった。
かっこよくないから。
それよりは犯罪者とか放浪者とか、逸脱した人間が好き。
セミリタイアは意外と「裏」です。
もちろんリタイア者がみんな犯罪好きや逸脱者というわけではないけど。
「自分の生きたいように生きる」
これがすでに反社会的です。
こーいうふうに生きるのって……。
楽しいです🤣
社会はウソだらけだけど……。
野生には「欺瞞」がないですから😚
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