社畜にはない特殊能力
リタイアすると勝手に経済強者になります😘
リタイアとは生活を経営することです
サラリーマンとそれ以外の企業家にはひとつ決定的なちがいがある。それは、サラリーマンが企業活動(お金を稼ぐ経済活動)の主要部分を会社に委託(アウトソース)してしまっていることだ。具体的には、会計・税務・ファイナンスである。
会計は収支や資産を管理する仕組みで、税務は所得税や住民税などを国家に納税する経済行為だ。ファイナンスは資金の流れを管理し、資本市場から効果的に資金調達することを言う。
これはどれも企業家にとっては生死を分かつほど重要なことだけれど、サラリーマンは源泉徴収と年末調整によって会社に税務申告を委託しているので、手取り収入の範囲で生活しているだけなら会計も税務も必要ない。住宅ローンはファイナンスの一種だが、家賃のかわりに決められた金額を払っているひとが大半だろう。
サラリーマンとは、企業家としてのコア(核心)を切り離すことで、自らの専門分野に特化したひとたちなのだ。(サラリーマンとは一味違う「マイクロ法人」という生き方をご存じか(橘 玲) | マネー現代 | 講談社(1/3))
- 会計
- 税務
- ファイナンス
が社畜にはない、と橘氏はいう。
これはそのとおり。
「リタイアする=社畜をやめる」
と「会計」「税務」の能力がめきめき伸びます。
リタイア者の会計力がスゴイ
「資産を管理して生活する」
のがリタイア者です。
安定した給料が入ってくる社畜と違い、リタイア生活は収入が不安定です。
下手したら生活が破綻します🥺
会計力はまさに「生死を分かつほど重要」です。
といってもかんたんです。
家計簿つけるだけ。
- 出ていくお金
- 入ってくるお金
をすべて記録し、財政のチェックを行います。
私はリタイアして2年間、収支はすべて記録しています(漏れはありますが……)。
自然と会計力が身につく。
関連:家計簿はGoogle KeepとSheetで楽ちんです
リタイア者の税務力がスゴイ
「退職して翌年の税金」
はリタイア者のイニシエーションです。
「俺はこんなに税金を払っていたのか……😭」
とイヤでも思い知らされます。
関連:【住民税に殺される】リタイア翌年の税金はマジできついです
たいていのリタイア者は、そこから「いかに税金を払わないか?」を考えるようになる。
- 経費や控除を用いた所得の減らし方
- 低所得者向けの特例
など。
そして青色申告とかするならイヤでも税務を学びます。
私もリタイアしてからは税務関係の本を読み漁りました……🤣
関連:セミリタイア後の「国保・年金・住民税」をまとめます
関連:【国を搾取する】「払う税金よりもらう税金が多い」リタイア生活
リタイア者のファイナンスはビミョー
「社長の仕事は金をもってくることだ」
とだれかが言っていた。
リタイア生活では、ファイナンスの能力はあがらないでしょう。
「資金調達」の必要がない。
事業をするとしても、低リスクのマイクロビジネスをやる人が多いでしょう(ブログやYouTubeなど)。
ふつう、リタイア者には事業拡大の野心もない。
「ファイナンス」はリタイア者と企業家の違いといえます。
関連:【食えればいい】「やる気のない個人事業主」という生き方
終わりに リタイア者が起業したらだいたいうまくいく
よく知られているように、脱サラの成功率はあまり高くない(一般に3割程度と言われている)。それにはいろいろな理由があるだろうが、そのひとつにフィナンシャルリテラシーの欠落があることは間違いない。会計や税務の知識のないサラリーマンが、いきなり市場の荒波に乗り出していく。会社の財務状況を把握できず、余分な税金を払い、高い利息でお金を借りていれば、あっという間に破産してしまうのも当然だ。(同)
「週40時間働けばとりあえず生きていける」
のが社畜ライフです。
リタイア生活はずっと「経営」に近い。
自分の生活を自分の責任でマネジメントします。
こういう生活はファイナンシャル・リテラシーがぐんぐん高まります。
(とくに貧乏リタイア生活では🤣)
もちろん「起業なんてしなくていい」のもリタイア生活の気楽さです。
でも、リタイア者が起業したら、だいたいうまくいくはず。
なんたって「経済強者」ですから……😘
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