雨の日の野宿を経験したい!
進んで地獄に落ちる無職です。
- 雨の日の野宿を経験する
- 野外での飯盒炊爨技術を高める
- 野外での清拭を経験する
今回の目標です。
前回は公園野宿して、その快適さに感動したのですが。
現在、割とマジでバイク日本一周を企てておりまして、雨の日の野宿も経験したいなと、地獄に落ちることにしました。
野宿の持ち物リスト
野宿セット。
- マット
- ミニマット(座るときや枕に用いる)
- 寝袋
- テント
- グランドシート
- クッカー
- バーナー
- ガス
- 塩コショウ
- カレー(今回出番なし)
- 米
- ポケッタブルダウンジャケット
- ポケッタブルダウンフード(今回出番なし)
- ランタン
- ヘッドライト(今回出番なし)
- モバイルバッテリー
今回は公園野宿なので水やトイレットペーパーは持っていきません。
これらすべてを30Lのドライバッグにぶち込む。
バイクに積んで持っていく。
途中、スーパーで食料とお酒を調達しました(350円)。
テント設営は5分でできる
前回と同じ公園です。今回はテントを張りました。
雨の公園なんてだれもきませんからね……。
地形的には小高い丘にあり、風がもろにあたるところです。
設営時間を測ったら↑の状態にするまで5分でした。
NatureHikeのVIK 1は非常に設営簡単。このレベルのテントが1万円前半で買えるとは恐ろしい時代です。
中華アウトドアブランドなんて信用できるのか? と思われるかもしれませんが、NatureHikeだけは信頼できると思ってます😘 世界一周旅行で使ってる人もちらほら。
まあこのテントも多少雨漏りするんですけどね(後述)。
屋外でタオル清拭できるか?
野宿旅では基本的にタオル清拭で身体をさっぱりさせる予定です。何日かに一回は銭湯に入るでしょうけど。
公園で濡れタオルで清拭しましたが、これは余裕でした。
というか、普段と変わらないですね🤣 タオルで身体を清拭するだけで非常にさっぱりします。
本当は頭も洗ってみたいんですが、石鹸で泡立てる必要があるので緊急時以外はしたくないですね……。
「鳥炊き込みご飯」の飯盒炊爨
日本一周するときは基本的に飯盒炊爨の予定です。
クッカーなど調理器具は最低限にして、ガスの節約もしたいので、炊飯時に他の食材を一緒に調理できる炊き込みご飯はベストチョイスになります。
炊き込みご飯だけでなく、ゆで卵やジャガイモも調理できます(ラップにくるんで入れるだけ)。
今回はスーパーで買ってきた半額もも肉を使います。
あらかじめ米を洗って水にひたしたあと、醤油と鶏肉をぶちこみます。醤油はスーパーの刺身用のやつを2つ入れました。
飯盒炊爨は水と米の比率が重要です。
硬すぎご飯、べしゃべしゃご飯ほどげんなりするものはありません……😫
コツを覚えるためには、ふだんから炊飯器で炊くときに目盛りではなく感覚で配分するといいです。だんだん自分好みの分量がわかってきますよ。
飯盒炊爨の手順も難しくありません。
- 沸騰するまで強火
- 沸騰したら弱火
- 沸騰が終わって音や振動がなくなったら火を止めて10分蒸らす
これだけです。
いざ飯盒炊爨……なのですが、風が強くて火があたらない!
しかも、風の音と葉擦れの音が激しくて沸騰してるのかしてないのかよくわからん。
自宅でもたまに飯盒炊爨するのですが、屋内と屋外じゃ難易度が違いますね。
とりあえず、炊きあがりました。塩コショウを軽く振って完成です。
写真右側を見るとわかりますが、ちょっと芯が残っています。「失敗したかな?」と思ったのですが、その他はふっくら炊けていてクソうめえ! となりました。もちろん鶏肉もちゃんと火が通ってます。
外で炊いた飯ってなんであんなにうまいんですかね~。ゆっくり味わって食うつもりがガツガツ一気食いしてしまいます😂
今回の飯盒炊爨は80点くらいですかね。焦げ付きもなく、洗うのも簡単でした。
雨の中のテントで寝る
飯を食い終わったあたりで雨が降ってきました。
雨天野宿の初体験です。といっても、調理は東屋でしてるのでだいぶぬるいですが。
この日は3月末にしては記録的な寒さで、最低気温6℃くらい。東京で雪が降ったみたいです。
貧弱なマットと寝袋でかなり寒い思いをしました😂
雨の野宿はトイレが最悪
テント内にいる分には、「雨音がうるさい」「風がゴウゴウ鳴る」くらいで何も問題ない。
厄介なのはトイレのために外に出るとき。お酒を飲んだので3回くらい外に出ましたが、その度に寒いし濡れるしで最悪でした(ちなみにレインジャケットを着たまま寝てます🤣)。
雨の野宿は酒飲むな!
と学習できました。
VIK 1は雨漏りするか?
私の使ってるテント(VIK 1)は雨漏りするか?
これが今回確認したいことのひとつでした。初期モデルだと天井部のベンチレーションから雨漏りするというレビューが多い(私のモデルは改善後)。
これは起床時の写真です。寝袋にかなり水滴がついている。雨漏りしてますね。ベンチレーション部分が強風でめくりあがって雨が侵入するようです。
まあ一晩でこれくらいなら許容範囲です。
他の部分は雨漏りはありませんでした。VIK 1はシングルウォールテントでアホほど結露するので、それを雨漏りと勘違いする人も多いでしょうね。
雨の日の撤収は最低最悪の気分です
朝になっても気温は7℃くらい、厳しい寒さのなかでの撤収作業です。
「雨の野宿を経験したいんだー」なんて言ってますが、日和って東屋で撤収してます。強風だったので東屋の下もびしょびしょ。
テントはずぶ濡れの上、泥みたいな汚れもついてしまいます。
しかも手がかじかんで大変。気分は最悪です。濡れたままでずっしり重いテントを無理やり収納袋に押し込みます。
あまりに寒いので朝飯を食います。トップバリュの塩ラーメン。40円。
ふだん朝飯は食わないのですが、寒いなか寝るだけでかなりカロリーを消費します。カロリー補充と体温回復が目的です。
雨のなかで食うインスタントラーメンの味を知ってますか? 「スーパーうまい」です😋 だいぶ癒やされました。
ドライバッグのなかにすべてぶちこみます。
テントが濡れてるので、ドライバッグ内もけっこう濡れてしまった。よく考えたらほかは濡れてないから、テントだけ別にすればよかった……。
ともあれ、バイクにパッキングして帰宅しました。
雨の野宿はギアの手入れが大変
雨の野宿の難点は、テントがずぶぬれになることです。
テントのようなナイロン生地の弱点は水分と日光。何日も濡れたまま放置するとカビが生えることもある。
日本一周などの長期ツーリングであれば、晴れた日にテントを広げれば良いのですが、今回のような一泊野宿では室内でふたたびテントを組み立てなければなりません。
乾燥中。床が濡れるし、汚れるし。クソだりーです。
結論 雨の当たらないところで野宿すべし
雨が当たる場所の野宿は全力で避けるべし。
- 雨天野宿はできなくはない
- でもしたくはない
以上のことが学べました。
橋の下、東屋、道の駅、廃校、バス停、無人駅。とにかく雨の当たらないところを探した方がいい。最悪の場合は「障害者用トイレ」になるかな。かとうちあき氏によれば「天国」とのこと。
これは我らがからあげ隊長のお遍路時の野宿(野宿スキルを手に入れた! | からあげ隊長の日記)。
ともあれ、雨の中の野宿を経験できてよかったです。
サバイバルスキルが少しあがった気がします。
日本一周するかはまだ未定ですが、長期野宿旅は近々したいですね😘