オレサマ オマエ マルカジリ
文明が私たちを不健康で、不幸せで、働きすぎにして、屈辱と恐怖を味わわせているのなら、それがどれほどありがたいというのだろうか。文明の代償についてはおおよそ知れている――ほぼすべてだ。伐採された森林、浸食された表土、枯渇した漁業資源、汚染された帯水層、二酸化炭素に満ちた待機、がん、ストレス、行き場を失った難民などきりがない。(「文明が不幸をもたらす」クリストファー・ライアン)
- 「文明ってクソじゃね?」
- 「原始人の方がいい暮らししてね?」
さいきんはこーいう考え方もあるようです🤔
現代人と原始人、どっちがハッピーかわかりませんが……。
公害、鬱病、疫病、めざまし時計、賃金労働、税金、肥満、受験勉強、経済格差、原子爆弾、過労死……。
原始時代にこーいうクソはなかったことは事実です🤣
これは意外に思われるかもしれませんが。
リタイアして社会を離れると……
「原始人に戻る」という感覚があります。
よりふつーに表現すれば、「自然な人間に戻れる」のです😘
「本来の私たち」は何者だったのか?
狩猟採集ライフはどんな感じだったか。
平等主義
社畜なし、会社なし、納税なしの世界です。
狩猟採集社会は現代より平等でした。
食べものは保存が効かない。
移動式の生活では荷物がジャマ=富は重荷。
そんなわけで富の集積がなかった。
だから不平等は起きづらかった。
また、不平等は意識的に避けられてもいました。
ある部族では、狩りの得意な者が大獲物をゲットすると、みんながっかりしたふりをします。
- 「そんなつまらないものもってきて😤」
- 「はぁ〜……これは大きいだけでそんなにおいしくないね😞」
これは成員が調子に乗って他の成員への敬意を失ったり、支配欲をもたないためらしい。
狩猟採集社会でもリーダーはいましたが、他者への敬意と合意から生まれた。
子どもは親の所有物ではなく、子どもが育ての親を選ぶこともできました。
全体として「平等」であり、「個人の自立」が尊重されていました🤔
移動性
狩猟採集生活の特徴は「移動生活」です。
ノマドライフです。
集団は合流と分裂をくりかえしました。
成員はイヤになったらすぐ離脱することができました。
「オレここやだ」「飽きた」「なんか空気悪い〜😰」となったら、近くの部族に移動することができます。
クソな環境からは自由に離れることができるってわけ🤗
感謝
現代人は「自然との戦い」を生きてます。
海を埋めたり山を削ってビルを建てたり道路をつくったりです。
一方で、狩猟採集民は「自然にマジ感謝😍」でした。
土地がすべてを与えてくれますからね。
「自分のいる環境ってすごくいいな〜自分って幸せで運がいいな〜😋」
と思っていた。
だから、祖霊信仰やアニミズム的信仰があるんですね。
キリスト教的な「こわい神様」はいなくて、世界は基本的に善意に満ちていると考えているよーです。
遊びまくり
狩りは楽しくてスリリングなスポーツです。
木の実を拾うのも、道にお金が落ちてる感じで楽しいでしょう🤣
狩猟採集民の生活って毎日楽しそうなんですよね。
現代の狩猟採集民の研究では「労働」に近い言葉が見つからないと言われてます。
一日に必要な仕事が終われば、あとは家族や仲間と歌って踊って過ごします。
彼らは、働くことがない。
遊んで暮らしてるよーなもんなんですね……。
◆
以上が現代の人類学の主流な考え方です。
「意外と悪くないな〜」
と思いませんか?🤗
リタイアすると自然人に戻れます
ちょっと突飛な話ですが、リタイアするとそーいう「自然人」に(ちょっとだけ)戻ります🤣
1万年前まで、私たちはみんな狩猟採集民でした。
現代にいたるまでの300世代で、いくらか「進化」してるでしょーけど。
いまの私たちも、かなりの部分が狩猟採集民としてデザインされてます。
文明を離れてひとりで暮らしていると、自然な人間=「狩猟採集民」に戻っていく感じがあるのです🐘
「富の集積」への関心がなくなる
その日暮らしスタイル
リタイアすると「貯蓄」への関心がなくなります。
私はもう銀行口座にいくらあるのかほとんど把握してません😅
入ってくるお金、出ていくお金。
それがトントンならどーでもいい。
狩猟採集民には貯金がありませんでした。
食べ物が必要だったら、それをどっかからとってきた。
リタイアするとその感覚に近くなります。
てきとーに金を稼いで、それで生きていければそれでいい。
「もっともっとオレの金を増やすぞ!」
という考え方はなくなります😚
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放浪癖が復活する
「あちこちいきたいな〜」
という放浪癖が、リタイアすると復活します😅
文明社会の決定的な特徴は「定住」です。
農民は農地に縛られました。
会社員も職場に縛られます。
しかし、リタイアすると場所の制約がなくなるんですね。
放浪しながら生活したり、海外旅行をしたり、全国を転々としながら暮らしたり……。
そういうのもいいな〜となります。
また、「イヤになったらすぐ離れられる」のもリタイア者の特権です。
バイトをはじめて「あれ、この職場クソ😨」となったら即トンズラできます。
この身軽さ・自由さは、狩猟採集民的です🤣
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環境に感謝することができる
「自分は恵まれててほんとーにいい環境にいるなあ😍」
とリタイアすると感じます。
- たべものめちゃ安
- 蛇口から水がでる
- インターネットで素敵な音楽が聞ける
- 図書館で無料で本が読める
現代文明社会もそー捨てたもんじゃないと思いますね。
もっとも、現代の大部分は社畜クソライフですが……🤭
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毎日遊んでばっか
リタイアするとテキトーにお金稼ぎすることができます。
私にとってはブログがそうですが、労働というよりほぼ遊びです。
労働=遊びになると、毎日ずーっと遊んでる感じになります。
こういう生活はほぼストレスフリーです😍
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終わりに リタイアして「野蛮人」になろう
「自然に従って生きる」
結局、これがハッピーに暮らすコツです😆
9 to 5のオフィスワークに満員電車の奴隷的な生活……。
それは「不自然」です。
リタイアして社会を脱出すると、自由に生きることができます。
自分の本能にしたがって自然に生きることができる。
すると、毎日めちゃんこ楽しくなります🤤
クソライフを抜けだしましょう。
そして、「自然な人間」に戻りましょう……😘
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