会社員生活はかなり不自由です……。
- 「昔の人は厳格な身分制度があってなりたい職につけなかった」
- 「いまは職業を選べるので自由で恵まれている」
というようなことが言われます。
でも本当にそうかな? と思うのです。
現代人は自由なんだろうか?
現代人は自由なのか?
私たちはあるていど職業を選べて、どこの企業で働くか選べます。
でも、どのように働くかはかなり制限されている。大半の会社員は以下の生活を送っています。
- 毎日同じ場所に通勤する
- 一日8時間以上働く
- 年間休日が120日くらい
- 上司などだれかの管理や指示のもと働く
こういった働き方が大半なんですよね。
個人的には「信じられないほど厳格」だと思います(もっとも、労働時間については欧米は日本よりフレキシブルですが……)。
私たちは工業製品のようにつくられる
家庭・社会・学校を通じて、私たちは上記のような生活に適応できるよう育てられます。
会社員の生き方が「正しく」「幸福で」「唯一のもの」であるかのように教えられます(逆に言えば、定職につかない人は、悪人・不幸・人の道を外れたかように扱われます🤣)。
でも、変ですよね?
私たちは工業製品ではないのです。
つまり、バラツキや個性があります。当然、会社員生活に適合できない人もいるでしょう。
たしかにある程度は矯正できますよ。鋳型に嵌めたり、トンカチで叩いてみたり、薬を飲ませたり洗脳したり……。
でも、人格の根本は変わらないです。
週40時間の勤務なんてものたりない、もっと働きたい!という人がいます。一方で週40時間とか絶対ムリ、週休5日がいい😫 っていう人も当然いるのです。
だから私は「みんなが社畜をやめてリタイアすべき」とはいいません。社畜に向いてる人は社畜でいることがハッピーだからです。
私が嫌なのは、リタイアした方がハッピーに生きられるのに、社畜の人生を送ってしまう人がいることです。これはおそろしい損失です😂
- 「在宅ワークがしたい」
- 「一日6時間しか働きたくない」
- 「年に3ヶ月しか働きたくない」
- 「だれにも命令されずに仕事したい」
だれにも愚痴らず働いているけど、心のなかではこう思ってる人はやまほどいるでしょう。
『ひとり暮らしのOLを描きました』より
会社員生活を抜けだしても生きていける
もちろん、社会はそういう人を引き留めようとします。
大多数が週40時間働く会社員(や公務員)であることが社会に必要なことなのです。
ひとつは経済的理由です。会社員はきちんと働いて企業の利益に貢献してくれる、きちんと納税してくれます。
もうひとつは社会秩序の維持です。会社員は仕事以外のことにあまり深い関心を抱くことがありません。また、会社組織にどっぷり浸かっていると、「常識」を疑うことがなくなる。言ってしまえば、「よく飼いならされる」わけです。
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そんなわけで、社会はあなたに、働かないと生きていけないのだ、仕事をやめると負け組なのだ、人の道を外れるのだ、とさんざん洗脳してきた。
でも、そういうしがらみや呪縛をなくして、リタイアしてしまえば、案外どうとでもなるのです。
たしかに会社員を辞めたら、いろんなものを失います。世間体とか、安定した収入とか。
でも、
- 「自分には会社員生活は向いていない」
- 「それ以上のもっといい生き方があるはずだ」
こう心に決めてリタイア生活を送る人は、必ずそれ以上のものが得られると思います😘