なんももってない人がすごい
クソボロ3万円バイクで桜を見てきました。
花粉がやべーぞ😢
手放すことが自由になること
「新車のバイク」
を買う気がおきません。
- 盗まれるのでは?
- 傷つけるのでは?
とヒヤヒヤするからです。
3万円のバイクはどーか。
盗まれません。
もとから傷だらけ。
ガードレールに激突しても「あっそ」です。
すげー気楽です😚
たしかにボロい。
今日はツーリングライダーがたくさんいた。
みんなピカピカのバイクです。
80万円とか、150万円とか。
しかし、どうでしょう。
桜を見るために:
- 彼らは80万円のバイクが必要
- 私は3万円のバイクで十分
どちらがゆたかなのか。
これが低予算世界だ:私は古くて安いロードバイクで、ふつうの服で、ダンプスター(ゴミ漁り)で得た食料を積んで街をゆく。途中でときどき、レース用の服を着て、1000ドルのロードバイクに乗る人々に抜かれることがある。なぜ彼らは何も積まないのに自転車を走らせるんだ? そしてなぜそんなに急いでいるのか?
そういうクソ野郎を僻むこともあった:私は生き残るために自転車に乗らなきゃいけない。でも、彼らは単に楽しむために乗るほどリッチなのだと。でも、なにが「楽しい」のか? 私はすべてゲットしている――運動すること、移動すること、意義、自律している感覚、そして生存に必要なことをすること――すべては同じ行為にともなうことだ:自転車に乗ること。彼らが私に嫉妬すべきだ:私の人生はエレガントで、彼らの人生はバラバラだ。自己敗北的だ。(この引用は「How to drop out」より)
「手放すことが自由」とエピクテートスはいった
…愛着せぬがいい、そうすれば必要ではなくなるだろう。君はそれらのものが君にとって必要だなどといわぬがいい、そうすれば必要でなくなるだろう。この勉強を朝から晩までやらなくてはならない。もっとも些細なもの、最も壊れやすいもの、すなわちツボやコップからはじめて、つぎにこのようにして下着、子犬、子馬、それからちょっとした地所へと進むがいい。(エピクテートス)
この世はいらんものばかりです。
新車なんていらん。
新築なんていらん。
「どーしてもほしいんだ!🥺」
というものほどあなたを縛りつける。
- 新築一戸建てをローンで買えば、数十年間労働に縛られる
- 最愛の人を妻にすれば、嫉妬や失望に苦しむ
ここから君自身、肉体、肉体の部分、子ども、妻(夫)、兄弟へと進むがいい。いたるところよく見まわして、君自身からそれらのものを棄て去るがいい。考えを清めて、なにか君のものでないものが、君にくっついていないように、君のものと一緒に大きくならないように、またなくなったときに、苦痛とならぬようにするがいい……これこそほんとうの自由だから……
だいたいのもんは「自分のもの」ではない。
子どもや配偶者は「他人」。
自分の体さえ自由にならない。
勝手に病気になったり、加齢で動かなくなったり。
そーやって
「自分のものじゃないもの」
の執着をなくしていくと……。
「ほんとーの自由があるんだぜ😘」
とエピクテートスちゃんは言う。
モノとはゆるく結びつく
ディオゲネスは自由人であった……すべてを彼は解けやすいように所有していたし、またすべてをまだ彼にくっついているものとして所有していた……
とエピクテートスちゃん。
「ほどけやすいように所有」
この表現ステキですね。
私もバイクをやたら持ってますが、執着はしてません。
ただの道具です。
隕石が落ちて明日ぜんぶスクラップになっても、そんなに悲しまない。
そういうバイクを選んでます。
「ほしいほしい!😭」と思うバイクもたくさんある。
でも、たぶん買うことはないでしょう。
「自分を縛る」
ことになるから。
かわよ😍
私が恋人や妻子をもたないのも同じ。
「ほどきづらい」
から。
「家族の絆」
なんてゾッとします🤮
「絆」はもともと家畜をつなぐ綱のこと。
パンピーがありがたがってる「絆」は……。
自由の大敵なのです😭
終わりに なんももってない人がすごい
誰が妨げられない人なのか。自分のものでないものを、何一つ求めない人がなのである……何が自分のものでないものなのか……権内にないもの……肉体……財産……これが自由への道であり、これのみが……奴隷状態から解脱させるものなのである
- 社畜マインド:たくさんもってる人が強い
- リタイアマインド:なんももってない人が強い
180度違います。
- たくさんの財産
- たくさんの名誉
- たくさんの家族や子ども
があれば「幸せ」か?
それは人それぞれです。
しかし「自由」になれるか?
というと。
たぶん「ノー」なのです……😚
哲学者たちはおそらく世間の常識に反したことを話しはするが、道理(宇宙法・真理)に反したことを話すのではない
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