モテるかモテないかでいえば、リタイア者は……🥺
- こどもっぽさがある
- 甘え上手
- 中性的
- 「弱さ」をもっている
- 痩せていて、体毛が薄い
これがモテる秘訣っぽいです。
「モテる無職」になる方法
ブロムホールの「幼児化するヒト」という本を読みました。
「人間は幼児化したサルである」
という内容です。
けっこー眉唾な本ですが、おもしろい発見もあった。
↑チンパンジーの子どもは人間にそっくり🤣
女性は「赤ちゃん」を求める
女の子は「女の子のような男の子が好き」と言われるが、むしろそれよりも、女の子は「赤ちゃんのような男の子が好き」と言ったほうが正確ではないだろうか。
- 「女性は弱い存在」
- 「女性は守られたいと思っている」
というイメージがあります。
マリオがピーチ姫を助ける。
ピーチ姫はマリオにちゅーする。
こーいう寓話が一般的です。
しかし、現実には違う。
女性は守られたいのと同じくらい、守りたいのです……。
母性の一例🤔
筋肉モリモリマッチョ男性がモテない理由
テストステロンもりもりのマッチョ……ガツガツ金を稼ぐ「強者男性」……。
社会的地位はあるし、お金も持っている。
男性的で、肉体的にも強い。
でも、意外とモテません。
これはある意味合理的です。
女性はマッチョ男性とは「平和な家庭」を築きにくい。
攻撃的で支配的なふるまいは、資源の採集や蓄積、および地位の獲得や維持には適しているが、それらが抑制されない場合、親密な異性関係、とくに平等主義を旨とする関係に必須となる協力や相互支援を導きにくい。……われわれの分析によると、テストステロンを多く産出している男性ほど結婚している比率が低く、離婚している比率が高い。いったん結婚しても、このタイプの個人は妻との不仲が原因で家を離れる比率が高く、婚外性交をする比率も高く、妻を殴ったり妻に物を投げたりしたことがあると報告する比率も高く、概して質の低い結婚生活を送っている可能性が高い。(ブースとダブズの研究、同著より孫引き)
「家事手伝おうか?」
なんてマッチョ男性は言いません。
それより「家のことほったらかして浮気にあけくれる」可能性が高いのです。
「幼児的な男」の方がモテます
現代で女性に人気があるのはどんな男か?
マッチョではありません。
ジャニーズとか韓流スターです。
中性的で、体毛が薄い、皮膚も薄い、手足のスラッとした男性です。
これは「幼児的人間」の特徴でもあります。
こういう人は、あきらかに「オス」としての要素を欠いてます。
「ワンパンで倒せる」タイプです😤
それなのになぜ「未熟で弱い男性」がモテるのか?
◆
ブロムホールがいうには「ヒトがあまりにも未熟に生まれること」に原因があります。
赤ちゃんが成熟するには何年もかかります。
そして、子育ては重労働です。
そのあいだ食料(やお金)をゲットしてくれる人が必要です。
妊娠したあと「しーらね😏」とトンズラする男性は最悪です。
だから「依存的な男」が必要なのです。
- 自分を頼ってくれる
- 自分に依存してくれる
- 自分なしではやっていけない
そんな男性……。
つまり、未熟で子どもっぽい、中性的な男性の方がいいのです。
女性は「母性」をもっている
母親的なメスが選択されていった結果、どんな種にも見られない最も極端な母親的行動が生じた。人間のメスは文字どおり動物界のスーパーマザーである。関心を自分の子どものような「正常」なものに向けはじめるずっと前から、動くもの、動いているように見えるもの、動かないけど可愛らしいもの、あるいはただ寂しそうに見えるものに、ことごとく自分の母親的な技能を適用するのである。
動物のメスはオスを求めた。
強くて、有能で、権力闘争に打ち勝ったオス。
でも、人間のメスは違った。
女性は「子ども」を求めたのです。
同著におもしろい記述があります。
「女の子にサッカーボールを与えたら、それでお人形遊びをするだろうし、男の子に人形を与えたら、それを蹴飛ばして遊びはじめるだろう」
フェミニストに怒られそうですが……。
女性は一般に「男性の世話をやき、愛情を注ぎたい」生き物だということです。
モテるのは強くて弱い男性
もちろん「弱いだけ」ではダメでしょう。
少女は強迫的なまでに馬に関心を向ける……とくに奇妙なのは、少女が思春期に達するとたいてい馬に夢中になることだ。……おそらく最も考えられる理由としては、大人の男性の世話をしたがる少女の強い衝動が関係しているということである。
少女漫画を読めばわかりますが、「イケメンの御曹司」とか「トップアイドル」が「自分にだけ」弱みを打ちあけてくれる状況が女性は大好きです。
それは第一に母性をくすぐられるし、第二に「自分だけ」に依存させるチャンスだからです。第三に地位も経済力もある。
つまり、女性は「守られたい存在」であると同時に「守りたい存在」でもあるのです。
男性は「母親」を求める
「女性が赤ちゃん的男性を求める」
一方で、
「男性は母親的女性を求める」
ということになります。
ヒトはなぜ一夫一婦か?
ヒトはなぜ乱婚でも一夫多妻でもなく、一夫一婦が中心なのか?
これも「オスとメス」から「母と子」の関係に変わったことに原因がある――とブロムホールはいいます。
子どもにとって母親はひとり。
だから大半の夫婦は、一夫一妻になる。
つまり夫婦関係には「母子関係」の要素があるのです。
歴史上、精力絶倫で、何千人何万人の女性と性交して子どもを産ませた絶大な権力者がいます。
そういう人でもたいてい「正妻」はひとりです(例外はあるでしょーが……)。
人間は幼児化しています。
そのため、男性は母親を永遠に求めるということです。
たとえば、人間のオスは「おっぱい好き」です。
おっぱいなんてただの授乳器官ですが、ヒトの女性は他の動物とくらべて大きくふくらみます(邪魔になるほど)。
そして、男性もそれに性的興奮します。
結局これもオス・メス関係と母子関係が入り混じっているからでしょう。
「男性の失恋」がしんどい理由
恋愛では男性の方がひきずることが多い。
昔から「男性は名前をつけて保存、女性は上書き保存」といわれてきた。
なぜか?
たぶん、男性にとって失恋は「母との別れ」 みたいなもんだからでしょう。
「じゃー女性にとっては子どもとの別れ、さぞ辛いだろう🤔」
というかもしれませんが……。
どっちかといえば、「子どもが自立した」ような気分じゃないでしょーか🤣
◆
また、世のミソジニー男性がなぜ女性を敵視・執着するのか?
これも「メスに相手にされないオス」より
「母に捨てられた子ども」
と考えるとわかりやすいです。
そーかんがえると、なかなか悲惨ではあります🤔
無職男性がモテる方法は……
- 「モテたいならプロテイン飲んで身体を鍛えろ!」
- 「自分が自立していて強いことを見せつけろ!」
- 「高級アクセサリーで金持ち&強そうなファッションにしろ!」
これはうまくいかないかもしれません🤣
(権勢欲のある女性にはいいでしょうが)
- 女性に自分の弱みを見せる
- 子どもっぽさ、甘えるところを見せる
- 「ぼくにはあなたが必要だ🥺」と訴える
- ダイエットして、ムダ毛処理する
- 中性的で素朴なファッションをこころがける
- かっこいいより、かわいくなる
こっちの方が勝率高そうです。
終わりに リタイア者はモテるのか?
結論:リタイア者はモテません。
- 独立心が強い
- ひとりでも生きていける
- 自己完結してる
それがリタイア者です。
財産があってもなかなかモテないんじゃないでしょーか。
リタイア者は権力や筋力を求めるアルファ男性とは違います。
でも、精神的なマッチョ――シグマ男性といえます。
「シグマ男性はモテる」
と言われます。
まあ一時的な好奇心でモテることはあっても、結婚までいくことは少ないでしょう。
女性からすればかわいげがないし、自分を必要としてくれるとも思えない。
だから、リタイア者はモテません。
もしもリタイア者がモテたいなら?
積極的に弱みを見せる必要があります。
- 「ぼくにはこんな弱みがあるんだ🥺」
- 「だからぼくにはあなたが必要だ🥺」
と語りつづける必要があります。
◆
そんなわけで、ブロムホールの本で女性心理の謎は解けた気がしますが……。
「私はモテなくてもいいな」
と思いました。
なんか、めんどくさい……🤣
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