結局この世は少数派にお得なようにできています。
少数派は得です。
多数派は損です。
なぜかというと、社会は「多数派からいかにお金を奪うか?」ということで成立してるからです。これ、陰謀論じゃないですよ🤣
マスコミのテレビ番組、マクドナルドの味付け、大衆車のデザイン、生命保険のプラン……こういったものはいかに多数派のハートをキャッチするかに心血が注がれてるのです。
多数派でいる以上損をしつづける
単純にいえば、賃金労働者は損です。
だって、いちばん税金を払ってるからです。トーゴーサンピンという言葉があります。
これは課税者に対する捕捉率を示したものです。
- 給与所得者10割
- 自営業者5割
- 農林水産業者3割
- 政治家1割
会社員は「源泉徴収」、給料から天引されるため、ほとんど節税対策ができません。
一方で、個人事業主は工夫次第で節税できます。数百万円程度の収入ならほとんど調査が入らないので、エグい脱税してる人なんていくらでもいると思います(もちろんうまく保険をかけながら)。
ちなみに大企業にはマルサは入らないと言われており、こちらも基本的に脱税し放題。当然、政治家たちにも「忖度」があるでしょう。
別に自営業者になれというのではありません。給与所得者と自営業者、どちらが良いかは人それぞれです。向き不向きですから。
ともあれ言えることがあります。先に述べたとおり、これも「多数派からいかにお金を奪うか?」の一例だということです。
つまり、国家も企業も「多数派」からは全力で金を毟りとるということです。
なぜか? それが「経済合理的」だからです。
中世みたいに農民の収穫高をいちいちチェックしても意味がないです。農家なんて人口の1~2%しかいないからです。一方で、給与所得者は6000万人います。人口の半分くらいです。
「こいつらからは死んでも税金を取る!」と国がいろいろ法整備した結果、給与所得者の捕捉率10割という奇跡が生まれたのです🤣
なぜって、個人事業主が多少脱税しても税収にほとんど影響はないですが、もし賃金労働者のあいだで脱税方法が蔓延したらどうなると思いますか? 国が傾きますよ😅笑
少数派が得をする社会
大衆とは、善い意味でも悪い意味でも、自分自身に特殊な価値を認めようとはせず、自分は「すべての人」と同じであると感じ、そのことに苦痛を覚えるどころか、他の人々と同一であると感ずることに喜びを見出しているすべての人のことである。(「大衆の反逆」オルテガ・イ・ガセット)
大衆、B層、マス、ノーミー、賃金奴隷、社畜、畜群、一般国民……いろいろ言い方はありますが。
マジョリティでいる以上、企業や国家に富を奪われて、奉仕する人になってしまいます。だから、自分の頭で考えて、国や企業を「出し抜く」ことが大事なのです。
- 「多数派」は権威主義的で、言われたことに従うことを是とし、世間の常識を大事にします。
- 「少数派」は創造性や批判精神を持ち、自分の価値観を大事にします。
あなたはどちらでしょうか?
私は「少数派」じゃないとリタイアは向かないと思ってます。
それはリタイア者の生活が、(少なくとも貧乏リタイア者は)「労働」や「消費」との戦いによって得られるものであり、また、その生活自体が「常識外れ」のものだからです。
多数派が潤沢な資金でリタイア生活をはじめたとしても、すぐに「ふつうの生活」が恋しくなることでしょう。それはゆりかごにゆられるベイビーへの退行に他ならないのですが……。
少数派になることで、社会の牢獄から脱出できるのです😘