「ひとの痛みを理解できるようになった」
会社をやめて無職ぷーたろーのおっさんです。
少ないお金でぽやぽや暮らしてます。
「セミリタイアは早ければ早いほどいい」
と思ってますが、「働いた経験があってよかったな〜🤗」とも思ってます。
「働いてよかった」と思ってます
「労働者の世界」を学ぶ
日本の雇用者は5660万人です(2019年)。
- 少数の資本家
- 多数の労働者
によって資本主義社会は成り立ちます。
働いてよかったと思うのは、「多数の/下層の/労働者の世界」を知ることができたからです。
そんなことが良いことなのか? と思うかもしれません。
あんがい、これができない人が多いんです。
金持ちは金持ちの世界に引きこもる。
学者は学者の世界に引きこもる。
だから、彼らは労働者について語るとき、おどろくほどピントがずれている。
金持ちは「努力して這いあがればいいだろ😤」と言います。が、現実には朝から晩まで一生懸命働いて、それでも低賃金なのです。
学者は「労働者は権利行使すればいい🤗」と言います。しかし経営者はたいていモンスターで、法律なんてあってないようなもん。(おまけに司法・行政が無能)
「もし社畜じゃなかったら、自分もそーいうアホになってたのか……🤔」
と思うとゾッとします。
哲学者のシモーヌ・ヴェイユは、みずから工場労働者となった。なにかを真剣に知るとはそういうことなのです。
ひどい疲れのために、わたしがなぜこうして工場のなかに身をおいているのかという本当の理由をつい忘れてしまうことがある。こういう生活がもたらすもっともつよい誘惑に、わたしもまた、ほとんどうちかつことができないようになった。それは、もはや考えることをしないという誘惑である。それだけが苦しまずにすむ、ただひとつの、唯一の方法なのだ。
バリキャリサラリーマンに引け目がなくなる
- 「バリバリ働いてるエリート風サラリーマン」
- 「幸せそうにほほえむ家族連れ」
リタイア者はそういう人に引け目を感じることがあるんじゃないでしょーか?
だれもが認める「よい人生」「ふつうの幸福」。
しかし、労働者として生きれば、それがどんなことか理解できます。