「働けば自由になれる」Arbeit macht frei
この言葉は……
そもそもは19世紀後半のドイツ人作家が用いた小説のタイトル。20世紀前半、ナチス政権がユダヤ人を収容する強制収容所のスローガン及び強制収容所の門のアーチの文字に用いたことで幅広く知られる語となった(働けば自由になる - Wikipedia)
アウシュビッツ強制収容所の門
働くことは奪われること
賃金労働で10万円の利益をあげたとします。
ある考察では、日本の剰余価値率は300%~400%とされています。つまり、私たちの賃金になるのは20~25%ということです。10万円のうち2万円~2万5000円が給料になる。
その給料は、課税されます。2020年度の社会保障費や税金などの国民負担率は44.6%です。したがって、私たちの手元に残るのは1万円~1万3000円ということになります。
私たちが10万円分働けば、9割近くはどこかへ行ってしまうのです……🤔🤔🤔
基本的にこの世は”人間農場”
なぜ社会は私たちに「働け」というのか
もうわかりますよね?
労働者が働けば働くほど「だれか」が儲かるからです。
「労働者の権利」、「自由契約」、「人権」、「平等」……
この社会はシュガーコーティングされてますが🍭 なかにはBrutal Truth(残酷な真実)が隠れてます。
結局、、現代社会は賃金奴隷制です。賃金労働者は、農奴や奴隷と基本的には変わりません。
この社会は「人間農場」だというのが真実だと私は思ってます。つまり、人間に寄生する人間のために社会システムが構築されています。
「人的資源」「人材」という言葉は、象徴的です。結局、人間は作物や家畜と変わらないということです。
もちろん、家畜には「家畜の幸せ」があります。でも、畜舎に適応できない人間にとって、労働は心身を破壊するものになるのです……💀
働くことはほんとうに良いことか?
「10万円分働いたら1万円しか手元に残らない社会」
はクソです。
「労働」それ自体はもちろんいいことだと思います。人間にとって自然で必要でしょう。私も賃金労働は最悪ですが労働は好きです。
でも、奪われてばっかりの不毛な賃金労働は人間の心を消耗させます。2008年のデータでは、日本人の自殺者数の47%は労働関連とされています(ソース)。
労働は心身を破壊するだけではない。労働すればするほど、クソな社会を維持・発展させることになります🤣
「労働は喜びだ」「労働は自己実現だ」「労働は私たちを豊かにする」「労働は社会貢献だ」
社会は私たちに教えます。
でも、私たちは立ち止まって考える必要がある気がします……。
- 労働はほんとうに私たちを豊かに/自由に/幸福にするのか?
- 労働はほんとうに正しい/社会をよくするのか?
🤔🤔🤔🤔