打倒ロンドン👊
「日本はクソ」だが海外もクソ……であってほしい
ロンドンの小部屋おじさんです。
ホテこもりながらオリンピック開会式を見ました。
いやー、クソですねえ……🤣
embarrassing(恥ずかしい)という表現がぴったり🥺
「日本はクソ」
と思ってこれまで生きてきました。
さいきんはそのとおりのことばかり起きてます。
関連:官僚、政治家、医師、専門家、エリート「みんなバカ」です
関連:「こんな国に税金払いたくない」のは当たり前です
白人コンプ(西洋かぶれ)が重症な私
日本には幻滅しているが、西洋にはまだ夢を見ているおじさんです。
- 良い本を書くのはだいたい西洋白人
- 哲学史の偉人はだいたい西洋白人
- スゴイ芸術家・音楽家はだいたい西洋白人
そしてドラクエやFF、ジブリアニメのような「白人崇拝コンテンツ(?)」で育ち、受験では西洋言語(英語)をゴリゴリ勉強した。
とーぜんのように白人コンプを抱えることになる。
「敗戦国の末路」ってやつでしょーか……。
上から見るとたしかにドラクエ🤣
「ハンサムジャップ」夏目漱石(159cm)にはなりたくないです
向へ出て見ると逢う奴も逢う奴も皆んな厭に背が高い。おまけに愛嬌のない顔ばかりだ。こんな国ではちっと人間の背いに税をかけたら少しは倹約した小さな動物が出来るだろうなどと考えるが、それはいわゆる負惜しみの減らず口と云う奴で、公平な処が向うの方がどうしても立派だ。何となく自分が肩身の狭い心持ちがする。向うから人間並外れた低い奴が来た。占しめたと思ってすれ違って見ると自分より二寸ばかり高い。こんどは向うから妙な顔色をした一寸法師が来たなと思うと、これすなわち乃公自身の影が姿見に写ったのである。やむをえず苦笑いをすると向うでも苦笑いをする。これは理の当然だ。
この間或る所の店に立って見ていたら後ろから二人の女が来て“least poor Chinese”と評して行った。least poor とは物匂い形容詞だ。或る公園で男女二人連があれは支那人だいや日本人だと争っていたのを聞た事がある。二三日前さる所へ呼ばれてシルクハットにフロックで出かけたら、向うから来た二人の職工みたような者が a handsome Jap. といった。ありがたいんだか失敬なんだか分らない。
……運命がさかさまに回転するとこう行くものだ。可憐なる彼ら――可憐は取消そう二人とも可憐という柄ではない――エー不憫なる――憫然なる彼らはあくまでも困難と奮戦しようという決心でついに下宿を開業した。その開業したての煙の出ているところへ我輩は飛び込んだのである。飛び込んでからだんだん事情を聞いたときにこんどこそはこの二人の少女、ではない我輩より三寸ばかり背の高い女に成功あらしめたまえとひそかに祈念を凝らした。(「倫敦消息」青空文庫より)
機内で読んで爆笑しました……🤣
この頃はまだユーモアがありますが、だんだん夏目は精神を病んでいくことになります。
ロンドンで飲んだくれて大暴れした南方熊楠と大違いです。
「白人コンプこじらせおじさん」
にはなりたくないですね。
「ヨーロッパにがっかりする」旅がしたい
「西洋のダメなところを探す」
今回はそんな旅になりそうです。
「やっぱり日本がサイコー!🥺👍」
となるのが目的ではありません。
「日本もヨーロッパもまあクソだね😘」
となるのが目的です。
「日本がイヤなら出ていけ!」
ってのは半分くらいは正しい。
ヨーロッパが日本より優れているなら、ヨーロッパに住むのが筋です。
白人が日本人より優れてるなら、白人といっしょに生活すべきです。
日本在住もリタイアしちゃえばいい🤣
というわけで、
「ガッカリするために旅行する」
という奇妙な冒険です。
しかしロンドン、いい感じ
ところが
「ロンドンなかなかええやん😗」
となってます。
- ゴミだらけ
- うすぎたない
- いろいろ不親切
- トイレにウォシュレットがない
- わりとヤク中やホームレス多い
ですが、やはり景観は美しい。
イヤでも伝統を感じます。
そして精神性です。
みんなが思い思いに生きてる感じが、気持ちいい。
信号なんてガンガン破るし、マスクしたくない人はしてません🤣
あとは個人主義的な感じです。
ホテルでチェックインするときに自己隔離について説明を受けました。
「それじゃーもうホテルから出られないの?🥺」
と聞いたら
「It's up to you!(あんた次第!)」
とニッコリ言われました。
これがロンドンではじめての会話でしたが
「いいなあ……」
と思いました。
イギリス移住無職もありかもしれない……🤣
◆
ちなみに
「イギリス人なんてテキトーだろ。外出したろー😚」
と思ってたら、毎日NHS(国民保健サービス)から電話がかかってきます。
恐ろしい……😭
終わりに ひとは一度はヨーロッパへ行くべきかもしれない
- 日本とはなんぞや?
- 西洋とはなんぞや?
これは結局西洋へいかないと見えてこない。
「日本スゴイ!」
とネトウヨ化するのも
「西洋スゴイ!」
と理想化するのもどっちもアホくさい。
私たちは西洋文明にどっぷりつかっています。
一度くらいはヨーロッパに旅行した方がいいかもしれません。
◆
いまはロンドンらしくシトシト雨が降る(というか豪雨)なかこれを書いております。
無職になってロンドンに来るとは思わなかった。
しかもコロナ禍にお金を出してもらって……。
なんだかすごく不思議な感じです。
リタイアすれば
- オープンに
- 自由に
- どこへでもいけちゃう
ということですな……😘
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