【ふぁっきゅーまねー(Fuck-you money)】
仕事をやめて、自分の選んだ人生を楽しむのにじゅうぶんなお金のこと。
ウォールストリートとかシリコンバレーで流行った。
「いつでも仕事をやめられる」状態をつくりましょう
「賃金労働=奴隷制」
ではありません。
自発的に賃金労働をするなら問題ない。
たとえばジブリで働くアニメーターは奴隷ではない。
彼が働くのは「生活のため仕方なく😭」ではなく「パヤオといっしょにすばらしいアニメをつくりたいから😍」でしょう(しらんけど)。
問題は賃金労働ではありません。
賃金労働を「やめられない」ことなのです。
「仕事をやめたら生活できない」
とき、人は奴隷になります。
他人に生殺与奪を握られる。
他人に管理され、意のままに操られる。
◆
もともと奴隷は、戦争で生まれたとされます。
戦争は殺し合いです。
勝者は殺し、敗者は殺される。
でもあるとき、
- 「なんでもするから命だけは助けてちょ🥺」という敗者
- 「おっけーわかった🤗」という勝者
がいた。
そのとき奴隷が生まれました。
「自分の生命や生活を他人に預ける=他人の所有物になること」
それが奴隷の定義なのです。
一般的な労働者は、会社に生活を預けている。
だから奴隷です。
逆にいえば
「いつでも仕事をやめられる」
とき、奴隷状態ではなくなるのです……🤔
いつでも仕事をやめられる準備をしよう
リタイアすると、賃金労働もそう悪いものではないと思えてきます。
関連:【賃金労働】セミリタイア後に「働きたくなる」のも自然なことです
「賃金労働がイヤでリタイアしたのになぜ?」
と思うでしょう。
リタイア前とリタイア後の賃金労働では根本的に違うことがあります。
それはまさに
「いつでもやめられる」
ということです。
リタイアする前は「つらいことがあってもガマンして働かなきゃいけないんだ😭」と思ってました。
仕事をやめたら生活がどーなるかわからん恐怖があった。
でも、いまから働くとすれば「イヤなことあったらすぐやめたる🥺」と思ってます。
仕事をやめてもなんも問題ありません。
いまの生活に戻るだけです🤣
「(セミリタイア後の)生活の不足分は、まったく新しいマインドで行う適度な量の労働によってまかなう。」
Any shortfall can be filled with a modest amount of work, done in an entirely new state of mind
とあるひとはセミリタイアの定義に書いてました。
この言葉すごい好きです。
- 生きていくためにイヤイヤガマンして週40時間働く
- 自分が納得できる条件の賃金労働を適度に行う
これはぜんぜん違うのです。
ファッキューマネーは「いくら」なのか?
じゃーいくらあれば自分の好きなタイミングで
「クソ会社潰れろ死ねクソ上司」
といって会社をやめられるのか?
人によってファッキューマネーは大きな違いがあります。
「サラリーマンの生涯賃金は3億円だから3億円かなあ🤔」
という人もいます。
それもひとつの目安です。
でも3億貯めるなんていつまでかかるかわからん🤣
もうちょっと考えてみましょう。
「年200万円の生活費が必要で、ファッキューしたあとはもう働きたくない、投資もよーわからん」
となれば、リタイア後の余生が40年として、8000万円必要になります(年金考えず)。
「年60万円で生活できる。もう働きたくない。投資で年利4%増やせるスキルがある」
それなら1500万円あれば足りることになります。
私は1000万円でリタイアしました。
年間生活費は50万円くらい。ブログやYoutubeや治験でちまちま稼いでるので、生活はかなりよゆーです😘
このよーに、ひとによってファッキューマネーは大きく違うのです。
関連:いくら稼げば「十分」なのか?
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ひとは「ニート状態」を知る必要がある
いずれにせよ、ファッキューマネーは社畜状態では計算しにくい。
理想は一回ニートになってみることです。
休職したり、転職のあいだにニートライフを送ってみる。
そしてニートライフにかかったお金をまとめてみましょう。
なぜそうする必要があるのか?
社畜ライフとニートライフではかかるお金がぜんぜん違うのです。
だいたいのリタイア者はいいます。
「リタイア後は驚くほど生活費がかからない😍」
私も一回目の職場を退職したあと、数ヶ月ニートとして過ごしました。
そして「ぜんぜん金かからんな……😅」と気づきました。
ニート生活を実践してみると、ファッキューマネーの計算はずっとかんたんになります。
終わりに お金をためてファッキューしよう
「自由とは何よりも契約の自由に基づいて労働を拒否できる自由である」
「自由に代わる選択肢はただ一つしかない。即ち自由の否定である。気の向くままに働いても働かなくてもいい自由があるか、さもなければ、国家権力を後楯にした法的強制によって労働する義務を負うか、である。第一の場合、彼は自由な人間である。第二の場合、彼は紛れもなく奴隷である。」
とヒレア・ベロックは「奴隷の国家」でいった。
「奴隷状態から自由になりたい」
なら……。
必要なのは「力」です。
お金は力のひとつです。
自分に必要なお金を想像し、計算しましょう。
そしてお金を貯めましょう。
そしたらクソな会社、上司に
「ファッキュー!」
と言ってやりましょう……😘
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