溺れた人がつかむワラ
ビジネス書コーナーにある本をたまに読みます。
リタイアに関係する本があるのです。
が、読むたびに後悔します。
- 「うっすい……😅」
- 「ないようがないよう……😭」
ビジネス書を読んでも救われません
ビジネス書の書き手はいろいろです。
- 会社経営者
- 政治関係者
- 一発あたった起業家
- コンサルタント
- インフルエンサー
彼らはなぜ本を書くのか?
- 「私の経営戦術やお金の知識を役立ててほしい🤗」
- 「世の中に訴えたいことがあるのだ😠」
というのは少数派です。
「権威付け」がいちばん多い。
本を出せば偉い人に思われるのです。
「私はこういった本の著者です😤」
といえば、「なんかすごいなー」となるでしょう。
経歴に色をつけることもできます。
たとえば
「ミクさん ○年生まれ 〇〇大学卒 30歳でリタイア」
よりは、
「ミクさん ○年生まれ 〇〇大学卒 30歳でリタイア 主著に「ビンボーリタイアのすすめ」「ビンボー飯の絶望レシピ」など」
の方が箔がつきます。
それがどんなクソ本でも……🤣
ゴーストライターががんばって本にしている
「ビジネス書の9割はゴーストライター」
といわれています。
「本を書いてみたい」
と考えたことあるひとならわかりますが、本を書くってクソ難しいです😅
ブログ書くのとはわけが違う。
ましてや経営者なんて文章が下手な人が多いし、書く時間もない。
そこでだれかに書いてもらいます。
出版社が子飼いのゴーストライターを紹介します。
著者の印税が8%なら、3%とか4%渡して書いてもらう。
著者は儲かりませんが、そもそも名前を売るのが目的だからいいのです。
ライターが著者にインタビューして、それをまとめる形です。
一回1時間のインタビュー5回で原稿ができあがるようです。
- 「あのアホ社長がこんな本書けるんだ~🤔」
- 「あの政治家は頭悪そうだけど立派な本を書くなあ🤗」
と思うことがあると思います。
それはゴーストライターが書いてるからです。
著者の言ってることがバカげていても、ちぐはぐでも、ゴーストライターはそれなりに形にします。「血がにじむ影の努力」があるってわけ🤣
ちなみにゴーストライターというとかっこいいですが(ゴーストライダーみたい😍)、一般に薄給で立場は弱いらしい。
彼らがそれでもがんばります。
それは「文筆家」というプライドのためだとか。
書かなくなったらただの人なのです……😭
出版社はゴミを売る 中身なんてどーでもいい
著者にとっては「箔付け」でも、出版社はそれを商品として売らなきゃいけない。
ビジネス書が売れるために大事なのはなにか?
本の内容ではありません。
著者が「有名な人」「今話題の人」かどうかです。
「超有名企業のえらい人」「インフルエンサー」「成り上がった有名起業家」……。
その名前さえあれば、それなりに売れる。
フォロワーが何万人もいれば、数千冊は売れるでしょう。
というわけで、
- 名前を売りたい著名人
- 名前を借りたい出版社
- 文章家でありたいゴーストライター
が三つ巴になります。
そーしてできあがるのが
「内容がないビジネス書」
です……🤣
そんな本をお金を出して買ってなんになるんでしょーか?
お金と時間をムダにするだけです。
終わりに 古典を読みましょう
これは一般論です。
なかには優れたビジネス書もあるでしょう。
ともあれ、ほとんどはゴミです🤣
私も大学生のときはわりと読んでましたけどね。
- 内容がとにかく薄い
- どこかで聞いたような内容のくりかえし
- 読んで得るものがない
- そもそも、著者の自慢話を読まされてるだけ
そんな本ばっかです。
ビジネス書の寿命はせいぜい1年です。
そんな本を読むより、もっといい本がたくさんあります。
何百年、何千年と読まれつづけている本や、
ほんとーに世の中に訴えたい・伝えたくて書かれた本があります。
「ほんとうの知恵」
はそっちにあるのです……😘
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