「現代はだれでも平等で自由な時代だ🤗」
とは一種のプロパガンダで、将来から見れば
「労働者が奴隷扱いされている暗黒時代🌚」
でしょう。
黒人/女性/LGBTが差別される――これは解消されつつあるけど。
労働者と資本家の関係は
「部屋のなかの象」
として残っている。
「自由人と奴隷」の違いは「労働を拒否できる自由」
自由とは何よりも契約の自由に基づいて労働を拒否できる自由である(「奴隷の国家」)
ヒレア・ベロックのこの定義がすきです。
ベロックがこう書いたのは1912年ですが、21世紀でもやはり重要なのは「労働」です。
- 奴隷:働かなくては生きていけない
- 自由人:働いても働かなくてもいい
ここに差がある。
自由ではない「自由契約」の実態
低賃金長時間労働やサービス残業など
「ブラック労働」
がはびこるのはなぜか?
「働かなければ生きていけないから」
でしょう。
今日の自由契約なるものの大半はライオンの契約であり、一方は契約しようがしまいが自由だが、他方は契約に代わる選択肢は飢えであるためにそうした自由を持っていない。
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