なぜ無職は白い目で見られるのか?
働かないことが「悪いこと」になるのはおかしいです。
なぜか?
何もしてないからです🤣
しかし、社会にとって無職のぷーたろーは「不都合な存在」なのでした。
無職ブームは1960年代にもあった
リタイアブームは「最近の現象」というイメージがあります。
FIREムーブメントとか最近ですしね。
しかし、実は1960年代にも無職ブームがあったのです。米国西海岸を中心として……。
この時代は、コンピューター技術の登場によって労働効率が高まった。ストライキもバシバシ起きて、賃金も高かった。
そんなわけでこの時代には「ちょっとしか働かない」「まったく働かない」人が多かった。
代表的なのはヒッピーです🤣
ヒッピーたちは、それまでの社会の規範から自分自身を解放し、自分で自分の道を選び、人生の新しい意味を見つけることを自発的かつ主体的に追求した。(ヒッピー - Wikipedia)
私はヒッピーにあまりいいイメージはないのですが、「Into The Wild」のヒッピーは好きでした。あとは「イージーライダー」とかね。
ヒッピー以外でも、リタイア者は多かったようです。ボブ・ベルモントの「お金なしでリタイアする方法」が書かれたのも1960年代でした。
「一年働けばリタイア費用が稼げる」とあります。いい時代だったんですねえ……。
働かない人間は社会秩序を脅かす
だれもがヒッピーになって労働が廃絶されることに保守派はひどくびくついてた。彼らはこう考えた。「社会秩序は一体どうなるんだ?」
デイビッド・グレーバーという人類学者が言ってます。
実際、「無職」が悪とみなされるのは、社会秩序を乱すのが第一なのです。
単純に考えてください。
「まじめに働くよりも楽で楽しい生き方があるっぽいぞ🤔」
と多くの国民が考え始めることを。
そして実際に働くのをやめてしまったときを……。
悪夢ですね🤣
単に税収や企業の従業員が減少するだけではありません。
働かなくていい生活は、人々に考える時間を与えます。
無職はキャリアや職位など失うものがないので脅したり手懐けるのも難しい。
そんで政府の言うことにいちいち反対しだします。暇だから政治的にも活動的になるのです😂(実際ヒッピーといえば反戦運動だった)
だから、社会は声高に叫ぶのです。
- 「無職は社会の敵だ!😠」
- 「無職をなんとしても働かせろ!😠」
- 「無職は人間未満のゴミクズだ!😠」
1980年代には、ロナルド・レーガンやマーガレット・サッチャーが登場しました。強力な経済政策によって、米国の失業率は10%近かったのが5%にまで下がった。
福祉は削減され、「働かないやつはクズ」みたいなムードも醸成された。
ヒッピーブームは終わり、みんな「仕事しよ……💀」となったのです。
終わりに リタイアは社会の常識との戦いです
「無職はゴミクズだ!」
あちらこちらで聞きますね。
無職はクズ、引きこもりは引っ張り出せ、生活保護費は減額しろ……。
でも、世の中、無職なんかよりはるかに大きな「悪」が存在します。
あきらかに、社会の底辺よりも「上の方」に😆
◆
ほんとーは「働かずに生きる」のはラクショーなのです。
現代では、1960年代よりも産業効率がずっと高まっているからです。
「社会」や「常識」に縛られてるかぎり、リタイアはできません。
だから「リタイア者に必要なのはお金ではなくマインドセット」なのです。
社会常識ではなく、自分の価値観を持ってる人は。
ぜひリタイアを検討してみましょう😘
関連:「お金なしでリタイアする方法」ボブ・ベルモント
関連:「働かずに生きるのは簡単」なのにだれもそうしない理由
関連: 「週15時間労働」で生活できます【ケインズ正しかった】