不安、焦燥、絶望、恐怖
「投資はなにもしないで金が儲かる」というウソ
「安く買って高く売る」
投資はそんだけです。
市場では
- みんなが買うと高くなる
- みんなが売うと安くなる
つまり投資とは
- みんなが買ってるときに売る
- みんなが売ってるときに買う
そんなお仕事です。
スーパーシンプルです。
もっといえば投資は「ほったらかし」が必要。
種を撒いてもすぐには大きくならない。
とくに長期投資は何年もなにもしない。
しかし、実はこれには「エネルギー」が必要なのです。
川のなかで立ってるときは――
同じところにいても体力をつかう。
「上昇相場は万人の悲嘆の中に芽生え、万人の疑惑の中で育ち、万人の幸福感の中で崩壊する」ジョン・テンプルトン
投資熱の川に流された無職男性
私も川に流されました😭
2021年の11月です。
VTを109ドルで買いました。
あのときは米国株全盛期。
「レバナス長期投資」が流行り始め、だれもが
「米国株はあがりつづける」
と信じていた。
よくこんなきれいに天井つかめるよな😠
なぜ私は最悪のタイミングで買ったのか。
「早く買わなきゃ乗り遅れる!😥」
と焦ってたから。
買ってすぐは気持ちよかった。
- ああ、これで仕事を終えた
- あとは世界株があがるのを待つだけ
- 寝てるだけで金が増える😍
しかし現実は「高値づかみ」。
下がる一方です。
投資は意外とメンタルにくるのです
逆張りとは、相場の動向の逆を張るというだけでなく、その真意は世情の逆、世論の逆を行くのだから、ある意味では疲れる。だからこそ儲かるのだ、いや、儲かる資格があるのだ。(山崎 和邦)
この言葉好きなんですよね。
投資は「何もしないでも勝手にお金が増える」ってわけでもない。
- 不安
- 恐怖
- 焦燥
- 絶望
それらと戦うから稼げる。
逆にいえば投資って
「精神的負担」
が大きいのです。
都合よく気絶・冬眠・記憶喪失できればいいがそうもいかない。
投資金額が多いほど「株価を気にしない」ことはむずかしい。
リタイア後にガッツリ投資する必要があるんだろうか?
「できるだけ早く金をつくる必要がある」
のがリタイア前です。
人生の時間はかぎられている。
早くリタイアするほどゆたかな人生を過ごせる。
しかし、リタイア後にお金が増えても……。
たいしてかわりません🤣
生活に必要なお金はすでにある。
高級車とかブランド服は子どものおもちゃに見える。
お金を増やす意義もそんなにない。
こんな状態で
- 資産の90%を投資する意味があるか
- 先物や仮想通貨のようなハイリスク投資の必要があるか
ってことです。
「月10万円で暮らしてるのに一ヶ月で資産が1000万円減る😭」
となれば
- 胃がキリキリする
- ご飯がのどを通らない
- 自分がバカに思えてくる
- 「もっとひどい地獄が待っている」と恐怖する
こんな状態でリタイア生活が楽しめるのか?
人生を楽しむためにセミリタイアしたのに……。
お金のことばかり考えてしまう😭
終わりに リタイア後は「あがって嬉しい下がって嬉しい」
「上がってよし 下がってよしの 株価かな」
と実業家・投資家の竹田和平が言っていた。
- 資産の99%投資してもぜんぜん気にならない😜
- 1日1000円動いただけで怖い😥
ひとそれぞれですが。
- 株価が上がった→ボロもうけ😍
- 株価が下がった→買い場だ😍
そんなかんじでうまくバランスとるのがいいんでしょう……😘