労働をなくす/非労働もなくす
クマさんは森を歩きます🐻
木をひっかきます。
川にでかけます。
何回か漁をして、魚をゲットします。
太陽が沈むなか、晩ごはんを食べます。
さて、クマさんは「働いている」のか?
「余暇を楽しんでいる」のか?🤔
「労働/非労働」の二元論がなくなります
結局、私たちの「労働」は自然ではありません
資本主義の産物です。
それは伝統的なフリをします。
中世の農民だって働いてきたんだ、サラリーマンは主君につかえる侍と一緒だ、とかなんとか。
でも、リタイアするとわかりますが、現代の労働はめちゃくちゃ不自然です。
ゆえに労働は殺します。
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社畜は「労働と余暇」で切り裂かれます
資本主義は、「労働」だけではなく「非労働=余暇(レジャー)」も生み出しました。
私たちは労働のあいだに苦しみ、余暇のあいだに楽しむ。
余暇の時間は「労働力の回復」のために使われます。
ブラック企業のようにこき使うのは古い手法です。
適度に休ませた方が生産性が高まるし、熟練労働者の離職が減ります。
そんなわけで、資本主義は労働者に「余暇を楽しむ」よう仕向けた。
休日はネットフリックスを見ながらストロングゼロを飲んだり、家族でディズニーランドやデパートや映画に行けば、ストレス解消になり、体力も回復するでしょう。
楽しみをつうじて「自分の人生は幸せなんだ」と納得させ、会社に隷従する。
そして月曜日に「働ける自分」を用意できる。
私たちは日曜日になると「月曜日が憂鬱だ〜😭」となります。
それは休日の「非労働」もまた、ある意味で働いているからです。
労働によって搾取されるリソースを、休日につくりだしている……🤣
リタイアすると労働は労働ではなくなる
資本主義の労働は利潤の追求です。
それが必要かどうかは考えません。
コカ・コーラやヤマザキパンの社員は、糖尿病を生産していることを考えません。
酒造メーカーはアル中と肝臓がん患者をつくりまくってることを考えません。
ハーバード大学で行われたある研究は、レーガン時代の減税が、わが国のもっとも優秀な頭脳を、教師や技術者から銀行や会計士に変えた、と指摘する。……そして結論を言えば、わたしたちはみな貧しくなった。銀行が1ドル儲けるごとに経済の連鎖のどこかで60セントが失われている計算になる。しかし、研究者が1ドル儲けると、5ドルから、往々にしてそれをはるかに上回る額が、経済に還元されるのだ。(隷属なき道/ルトガー・ブレグマン)
一方で、リタイアすると必要や欲望のために行動します。
したいことをしたいままにします。
していることが、自分のほんとうの必要・欲望に結びついたとき、それは労働ではなくなります。
自分の望む生活をするために仕事をすると、「やるべきことをやるだけ」となります。
クマさんが魚をゲットするようなもんです🐻
たとえば私はブログを書いてますが、これは完全に日課になってます。
- 「ごはんを食べる」
- 「歯を磨く」
のと同じです。
やれば気持ちいいし、やらないと気持ち悪い。
うちのバーちゃんも90歳で農作業してますが、同じ感じでしょう🤣
「朝歯を磨いたらお金もらえる」
と想像したら嬉しくなりませんか?
リタイアして起業するとそんな感じになります😘
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賃金労働もまったく新しくなります
賃金労働も同じです。
それがほんとーに必要で合理的なとき、賃金労働も労働ではなくなる。
たとえば、「世界一周旅行がどうしてもしたい!」というとき。
「YouTuberになってお金を稼ぐぞ!」
というよりは、時給1000円でバイトした方がてっとり早い🤣
こういった場合、労働も、必要や欲望のために行うことになる。
たとえ賃金労働でも楽しいんですよね。
終わりに 労働をぶっ壊しましょー
私たちは生きるために働きます。
「働くために生きる」
のではありません。
リタイアして経済的基盤ができれば「生きるために働く」必要さえなくなります。
資本主義が生みだした「労働」がなくなれば、「余暇」もなくなります。
労働と余暇に引き裂かれた生活は終わりになります。
そのとき、「働く」のでも「休む」のでもない、ほんとーの生活がはじまるのです。
こっちの方が自然でずっと楽しいです。
リタイアして労働をぶっこわしましょう😘
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