30歳1000万円でリタイア

150万円の家でひっそり隠棲 1000万円で生き残る

【後期資本主義】モノではなく「消費者」が生産されています

私たちは「胃」をつかまれている

胃がクソでかい現代人

大杉栄の「鎖工場(青空文庫)」におもしろいフレーズがあった。

 工場の主人の奴は、俺達の胃の腑の鍵を握っていて、その鍵のまわし工合で、俺達の手足を動かしているのだ。今まで俺は、俺の脳髄が俺の手足を動かすものだとばかり思っていたが、それは大間違いだった。見渡すところ、どいつの手足だって、自分の脳髄で左右せられているものはない。みんな、自分達の胃の腑の鍵を握っている奴の脳髄で、自由自在に働かされているのだ。ずいぶん馬鹿気きった話だが、事実は何とも仕方がない。

「消費者」が大量生産されている

「たべもの」にかぎらない

初期資本主義は、必要なもんをつくりゃー売れた。

食料、衣類、洗濯機、電子レンジ、自動車。

しかし、それらがいきわたると、ひとびとは満足しはじめた。

  • ご飯はおなかいっぱい食べたら満足する
  • 洗濯機は1台あればおk

そこで「広告」が大事になった。

広告はひとびとの胃を拡張した。

食料や家電のような「必需品」だけでなく……。

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著者:ミクさん - 問い合わせ- 全記事 - 当サイトの著作権は有料領域以外はクリエイティブ・コモンズの表示—非営利となります。
ブログ制作日 2019年11月5日 エンジョイリタイアライフ!