現代社会はカフェインでできている
世界を変えた、カフェインの歴史
人類を支配していたのは「酒」でした
文明は酒とともにあった。
酒は小麦や米といった穀物から作られます。
穀物は農耕でつくられる。
農耕とは文明です。
人間は「酔っ払った猿drunken monkey」とも表現される。
- 勝手にできあがる
- 腐らない
- 変な匂いのする
- 精神変容作用がある
酒はカロリーを含む安全な飲料水として重宝されたほか、神事にも使われた。
また「支配のツール」でもありました。
エジプトでは奴隷の報酬はビールだった。
ギルガメッシュ神話では、野蛮人の象徴だったエンキドゥは文明の象徴である「酒とパン」によって「手なずけ」られた。
「彼はかつて野獣の乳を飲んでいたのだ。」
いまや、彼の前にパンが置かれた。
彼は目を細めて、眺めて見たが、
〔それが何か〕エンキドゥにはわからなかった。
パンを食べることも、
ビールを飲むことも、
彼は教えられていなかった。
そこで聖娼は口を開いて、エンキドゥに語った。
「エンキドゥ、パンをお食べ。
それが生きるしるしです。
ビールをお飲み。それが国のならわしです。」この続きはcodocで購入