何もしない人生は死んだも同じ
「セミリタイアをリタイア」してしまう人はどんな人か?
- 「お金がなくなる人」より
- 「やることがない人」の方がずっと多い。
つまり、サステイナブルなセミリタイア(?)でいちばん大切なのは「お金」ではない。
「やること」なのです……😨
「やりたいこと」がないとリタイア生活は破綻します
2030年、人々の労働時間は週15時間になる。 21世紀の最大の課題は、増えすぎた余暇である。
やっぱケインズあたってると思いますね……🤣
関連:「週15時間労働」で生活できます【ケインズ正しかった】
労働ではなく「仕事」を見つけよう
「ニートになったらすることない!😭」
という人が多い。
現代は労働主義(laborism)社会です。
「賃金のある労働」は価値があるが、それ以外は
- 「価値がない」
- 「時間のムダ」
とされます。
でも、お給料がなくても立派な「仕事work」はたくさんあります。
たとえば赤ちゃんを育てるのは、無給だけど立派な仕事です。
- 近所の人を助ける
- ボランティアする
- なにかをレクチャーする
- 開墾して畑を耕す
- 個人的な興味あるものごとを探求する
- 音楽をきわめたり、芸術作品をつくる
- YouTubeやブログで情報発信する
こういうのは、ほとんど/まったくお金にならないとしても立派な「仕事」でしょう。
GDPには加算されないが、人々や社会を豊かにします。
リタイア後のアイデンティティはぐらぐら――だから自由です
セミリタイアしたら無職です。
会社でどんなに偉くても、ただの人。
アイデンティティはぐらぐら。
でも、これこそが「自由」ということです。
古代ギリシアでは「不安定な人間」しか「自由」といえなかった。
毎日決まりきった仕事をして、経済的に保障された人間は自由ではなかったのです。
古代ギリシャでは労働は市民によってではなく、奴隷や「バナウソイ」といった市民ではないアウトサイダーによって行われた。労働を行っていた者には「雇用の安全保障」があった。しかしハンナ・アレントが理解していたように、ギリシャ人の考え方ではそれは哀れなことだった。ギリシャ人は不安定な男性のみが自由だと考えたからだ。(「プレカリアート」ガイ・スタンディング)
「安定したアイデンティティ(自己同一性)が必要だ」
とよく言われます。
でも、自分というのは常に変化していくものです。
自由に自然に生きるためには、アイデンティティなんてないほうがいいと私は思ってます。
関連:【絶望】社畜に「自由時間」はなかった
関連:自由とは「労働の拒否」にあります
セミリタイア生活は「永遠の大学生活」です
リタイア生活は「大学生活」に近いです。
(貧乏セミリタイアなら「貧乏学生」🤣)
自由で、時間があって、体力がある。
でも、お金はそんなに使いたくない。
そしてアイデンティティはふわふわ。
こういう状況だと、お金による消費的な楽しみよりも、自分の価値を見つけて育むような営みが多くなります。
かっこよくいえば「価値の探求」です。
「大学時代は人生でいちばん楽しかった」
という人が多いでしょう。
リタイア後はまさに第二の青春……。
人生を楽しく有意義に過ごせます😘
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やりたいことをやる人が真の勝ち組
自分の頭脳の産物が成功した瞬間を見届ける発明家の気分、あれほどの感情を経験できるスリルなど、ほかにあるとはおもえない……あの高揚は、寝食も、友も、恋も、すべてを忘却させるものだ。――ニコラ・テスラ
- 10億円あるけど毎日酒飲んでテレビ見るしかないおっさん
- 100万円しかないけど漫画を描くのが楽しくて寝食忘れてがんばるおっさん
どっちがいいでしょうか?
「前者がいい」って人も多そうですが🤣
後者の方がたのしいでしょう。
どれほど長生きしても、物質的にめぐまれていても、
「なにもしない人生」は死んでるのとかわらない。
終わりに お金よりもやること
「やることがない人」はセミリタイアに向いてません。
- 自由な時間をもてあます
- やりたいことがない
- 自己や社会に無関心で、自分がやるべき仕事もみつからない
そーいう人は、労働に縛られていた方がいいでしょう。
会社は「お金」も「やること」も与えてくれます🤣
- 自由に楽しく生きていきたい
- なんかやりたいことがある
- 今している労働より、もっとやるべき仕事がある
リタイア生活は、そーいう人のためにあるといえます……😘
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