ヘリコプターが飛んでるのかと思いました。
ベランダからのブーンという音に悩まされていました。
風が強いときになります。とても低い音なのですが、それだけに腹に響いてくる感じです。というか、家全体がふるえています。
ベランダからの低周波音
感覚的には、
- アパートで上階がエアコンをつけたとき
- 隣家がエコキュートを稼働させたとき
- 家の前を大型車が通ったとき
- ヘリコプターや飛行機が通過したとき
に似ています。ようは低周波音というやつです。
私はHSPで音に敏感で……寝ているときにはだいぶ苦しめられました。
ノイズキャンセリングイヤホンである程度防げますが、低音って耳よりもお腹にくるんですよね。
それに、家全体が震えてますから。パソコンの前においた手までしびれてきて「ちくしょー!」となります。
原因はベランダの柵だった
ベランダに出てみると、ベランダ全体が小刻みに振動しています。
手すりから、床面まで、全体がぶるぶる。その振動が家のなかまで響いています。
ベランダに出て自分が重りになってみても効果なし。私も一緒にぶるぶる震えるのでした。すごい力だ。
不思議なのは、どうも強風時に「ブーン」と鳴るのではなく、一定の風力が一定の方向に向いたときにベランダが震えるみたいなのです。
だから、風が強く吹いているときより、やみだしたときに震えだしたりして、すごく不思議な感じでした。怪奇現象みたいだった。
ベランダは弦楽器だった!?
私のベランダはなんの変哲もないただのアルミ製です。柵が規則的に並んでいるために、共振してしまうみたいです。
原理としては、柵の間で、ビール瓶に息を吹きかけると「ぶおー」となるように振動します。
一定の間隔で並んだ同じ材質の柵ですから、一定の風向き・風量で全体が振動します。
手すりはアルミ製で中が空洞なので、軽量で伸縮性に富んでいます。それがギターの弦のように大きく振動します。その振動が、ベランダ全体に響き渡って増幅されます。ベランダが弦楽器の胴体のようになるのです。
つまりベランダは弦楽器だった……?
ベランダの柵を紐とタイラップで「ミュート」せよ
原理として、ベランダの柵が「弦」になっていることが明らかになりました。
(はじめは床面が原因だと思ってました。それくらいベランダ全体が振動していたので……)。
ミュートするのは弦と同じく簡単です。指で抑えちゃえばいいのです。振動している柵をぎゅっと握れば、その部分だけ音は消えました。
この「ぎゅっと握る」のを、紐やタイラップに代用してもらいます。
はじめはタイラップを巻いてましたが、めんどうなので一本のビニール紐でまとめてしめつけました。
効果はバツグンだ! 動画で確認
以下は動画ですが、はっきりと効果があることがわかります。
動画だとうにゅうにゅダンスしてるみたいですが、肉眼ではちゃんとぶるぶるしてます。
タイラップで留めた柵よりも振動が激減しています😝
まだちょっとぶるぶるしてますが、気にならないレベルです。
3本くらい紐をかければ完全になくなりそうです。
ベランダ解体してやろーか? と思うくらい悩んだので、紐とタイラップで改善してよかったです。
ちなみに、これで改善しない場合は、ベランダの柵のなかの空洞を、砂利で埋めるといいみたいです。たぶんプラスドライバー一本あればできますが、ちょっと面倒ですね。