- 無料か有料かよくわからん会計ソフト
- 難解な複式簿記
- クソみたいなe-TAX
立ちはだかる壁を乗りこえて、無事はじめての青色申告を終えました。
そして治験の税金の思わぬ「穴」を見つけました……😘
確定申告して「非課税」を勝ちとりましょう
「無職でぜんぜん稼いでないよ」
という人も確定申告はしておきましょう。
- 住民税非課税
- 国保減免
- 年金免除
- 高額療養費制度の優遇
などメリットがたくさんあります。
目指せ税金フリーダム🤗
会計ソフトは「フリーウェイ経理Lite」を使いました
「仕訳帳」「損益計算書」「貸借対照表」
青色申告では謎書類がたくさん必要です。
ExcelやGoogle Sheetでつくろーかな? と思ったが、そうとうハードです。
素直に会計ソフトを使いましょう🤣
ただ「Freee」や「やよい」などの有名ソフトは、無料版は制限があったり、一年しか使えなかったり、なんかムカつくのでやめました。
結局、永久無料の「フリーウェイ経理Lite」を使用しました。
↑サンプル画像。難点はwindowsのみなこと
無骨なインターフェイスですが、ていねいにつくられたことがわかるソフトで好感がもてます。
マニュアルや解説動画もしっかりしていて安心。
「もうずっとこれでいいや」
となりました😘
確定申告は手入力
「フリーウェイ経理Lite」は経理処理ができますが、確定申告はできません。
クラウドサービスの「フリーウェイ確定申告」(これも無料)と連動させることで確定申告できますが、今年で終了らしい🤣
なので手入力しました。
フリーウェイ経理から確定申告用のデータを吐きだすと、青色申告に必要なデータがすべて揃ってます。
あとはそれをe-TAXで手入力していくだけです。
確定申告自体は、なんちゃって個人事業主なら30分もあれば終わります。
美しい数字……😍
国保の減免を受けるなら「雑所得」に注意
事業所得より問題になるのが雑所得です。
私は治験の所得が大きいのです。
「これなんとか本業にならんかな?🤔」
と思ったんですが、治験はどーしても雑所得みたい。
雑所得は青色申告のような控除はありません。
ただし、基礎控除は適用されます。
たとえば
「本業で60万円稼いだ・治験で45万円稼いだ」
となれば、青色申告特別控除(最大65万円)で事業所得はチャラ。
基礎控除(最大48万円分)で治験の所得税はチャラになります。
ただし、ここで注意が必要です。
所得税がチャラでも所得は45万円になります。
つまり、国保の7割減免(単身者所得33万円以下)はムリだし、住民税非課税のライン(自治体によるが、単身者所得35万円以下)を超えることになります😱
なぜかというと、ここで基準になるのは所得(この場合、収入−経費−青色申告特別控除+雑所得)だからです。
基礎控除は「所得から」引かれて課税金額に反映されるんですね。
(これは確定申告書Bを見るとわかりやすい)
クソややこしいですね💩
よーするに、雑所得はほどほどに抑えるか、しっかり経費計上するようにしようってことです😘
関連:【98万円バリア】国保の7割減免は「青色申告控除後」の所得です
治験の経費になるものは?
「交通費」は確実です。
旅行バッグ、入院用パジャマ、アメニティもいけるかもしれません。
通信費も少しはいけるでしょう。
あとは「想像力」の世界です🤣
サプリメントや健康食品、ジムの会員費を経費にしてる人もいます。
(治験は健康でないと受けられないため)
これらは無理筋に感じますが、まあ自己責任です。
税務には微妙なものが多いのです。そういう微妙なものに関して裁定を下すのは、実は調査官ではないのです。法律的に言えば、納税者が自分で判断していいのです。そして調査官は、明らかに間違っているものだけを修正できるのです。
調査官がグレーゾーンに関して、「これはOK」「これはダメ」などと判断する権利はないのです。しかし調査官は、あたかもその権利を握っているかのように納税者にふるまいます。
(税務署対策 最強の教科書/大村大次郎)
雑所得はガバガバ 帳簿も領収書も必要ない
私がガチでビビったのは
「雑所得は帳簿も領収書もいらない」
ということです。
事業所得は「7年」の帳簿保管が義務づけられています(青色申告者の場合)。
一方、雑所得はそもそも帳簿をつくらなくてよいのです。
これを知ったとき
ハア?(゚Д゚)
となりました。
帳簿や領収書がなければ、
- いついくら稼いだか
- なにを経費に使ったか
は不明瞭になります。
もちろん、「収入」(治験の報酬など)は銀行口座や入院施設をチェックすればすぐにバレます。
でも「経費」はガバガバすぎないでしょうか?
領収書がなければ
- 「たしかそうだったと思うけどな〜😒」
- 「昔のことなんて忘れたよ😌」
これで終わりです。
「雑所得はドラえもんのポケットのようだ」
元青山学院学長の三木義一氏が「日本の納税者」でこういっていたのを思い出しました。どんな文脈だったか忘れたけど、たぶんこのことでしょう(今度また読んで確認します)。
ちょっと前に、兼業アフィリエイターが何でも経費にして節税するなんて話がありました。これも「事業所得」ではなく「雑所得」だから、やりたい放題なんでしょうね〜……🤔
雑所得は2022年法改正される、が……
「ドラえもんのポケット」は来年から改正されるらしい。
- 300万円を超える場合、領収書などの書類の保存が必要になる
- 1000万円を超える場合、領収書などの書類の保存と収入と必要経費の内容を記載した書類の保管が必要になる
これでハデに脱税することはできなくなりました。
が、300万円以下の場合は?
いままでどおり🤤
つまり、あいかわらず帳簿も領収書も必要ない。
うーん、いいのか国税庁……?
ともあれ、雑所得の経費処理はゆる〜く考えてよさそうです。
終わりに 無事「非課税世帯」になりました
ついに無税空間に突入
- 無収入でも確定申告はしておこう
- 青色申告は「フリーウェイ経理」がおすすめ
- 雑所得はガッバーナ
はじめて青色申告したぺーぺーなので、まちがった情報があったらごめんなさい。
青色申告は「有料の会計ソフトが必要」「すごくたいへん」というイメージがあったが、そーでもなかった。
終わってみれば学ぶことが多かったし、けっこー楽しめました。
「複式簿記はどんな利益を商人にあたえてくれるであろう!あれは人間精神の最もみごとな発明の一つだ。よい所帯持ちは自分の所帯の中にあれを採り入れるべきであろう。」(「ウィルヘルム・マイスターの修業時代」)
とゲーテも小説の登場人物に激賛させた。
ちょっとお金と経済に強くなった気がします。
みなさんも確定申告して「税金フリーダム」をゲットしましょう。
脱税はダメ、ゼッタイ!
でも「賢く」申告しましょう……😘
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