世界が追いついてきた
「労働を損切り」するひと、海外で激増
中国:「寝そべり族は正義だ」by Luo Huazhong
「'Lying Flat Is Justice': Chinese millennials are ‘chilling,’ and Beijing isn’t happy about it - The Economic Times」からテキトー訳していきます。
5年前、Luoはなにもしないことが楽しいと気づいた。彼は中国の工場労働者をやめて、四川省からチベットへの1300マイルをチャリでいった。そして月に60ドルあれば生きていけると決心した。彼はこれを「寝そべり族」と読んだ。
「チルしてまっせ」と31歳のLuoはブログに書いている。その記事に、「寝そべり族は正義だ」というタイトルをつけた。
バリバリ働いて、結婚して子どもをもつ。これがひと世代前、中国で成功する道だった。みんなが貧困から救われてゆたかになったのだから、中国の権威主義はトレードオフだとみられていた。しかし労働時間がのびていき、住宅の価格が収入よりもはやくあがっていくにつれ、多くの中国の若者たちが危惧しだした。親の世代よりもよい暮らしができないんではないかと。
Looのブログ記事は、検閲によって削除された。北京の経済的野心に対する冒涜とみなされたのだ。「寝そべり族」に関する記述は、中国インターネットで厳しく規制されている。若者は国の未来のために働くよう諭す公式な反論も存在している。
「寝そべる」とは、結婚しないで、子どもをもたず、就職しないで、家やクルマといったモノを避けることを意味する。これは中国指導者たちが人民に求めることの反対だ。
おまえは俺か🥺
寝そべり族は中国で「タブー」だけど、じわじわ広がってるっぽい。
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北米:Redditのr/anti-work、爆発的なブームに
反労働なsubreddit「anti-work」の会員数がすげー増えたようです。
ファイナンシャル・タイムズの2022年1月の記事「Reddit ‘antiwork’ forum booms as millions of Americans quit jobs」より。
会員数は2020年10月の18万人から、今月の160万人に激増した
実際に仕事をやめる人も増えた。
労働局は火曜、11月の450万人を含む、膨大な数のアメリカ人が昨年仕事をやめたと報じた。これは2001年からの調査以来、最高の「離職率」だった。
とーぜんFIREブームにもつながっている。
コロナも一因だろうけど、もともとアメリカは経済的に深刻な問題を抱えている。
- 格差がクソ広がる
- 住宅価格はクソ値上がり
- おまけにインフレ
「もー働くのアホくさ😅」
となるのもとーぜんです。
「良い労働」なんてありはしない
神は死んだ
経済超大国であるアメリカと中国で
「働かないこと」
がブームになっている。
ただ、反労働は「サヨク思想」ではありません。
- 労働者の待遇改善
- 資本家支配の打倒
を目的としていない。
「もう労働いらね😅」
と損切りすることです。
労働中心の生活は捨てる。
労働は
- 人生にいらないもの
- 生きるためにちょっぴりしなきゃいけないもの
- たまにする気分転換
そんくらいのポジションに置く。
ネオリベラルも共産主義者も中道も労働を崇拝する。
反労働は違います。
資本主義の神――「労働」を殺すのです😚
終わりに 労働から遊びの世界へ
「働く者は、働かなくなると退屈する。働かない者は、けっして退屈しない」
とだれかが言った。
働かないでなにするのか?
- こころゆくまで遊ぶ
- 自由に自分を発展させる
- 自分のための人生を生きる
労働はオワコンです。
- 「仕事をやめたら退屈で死んじゃうよォ!😭」
- 「贅沢な暮らしして他人に自慢したい!🥺」
というクソザコは働きましょう。
しかしビッグウェーブに乗れる人は……。
ひと足お先に人生を楽しむ
- 「アーリーアダプター無職」
- 「労働損切り民」
になるのもありです……😘
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