私たちが目にする広告は一日に5000もあると言われています。
多種多様な商品の多種多様な広告ですが……。
そのほとんどすべてが同じことを訴えています。
- 「もっと消費しろ」
- 「消費はいいことだ」
- 「たくさん消費すれば幸せになれる」
消費主義は、現代のもっとも強力な宗教と言えるでしょう😨
「いらないモノ」を喜んで買う消費者
資本主義社会は「お金を投資してさらなるお金を得る」社会です。
企業はお金を儲けるために、設備投資などしまくります。
そのおかげで生産性は爆上がりし、私たちの生活は豊かになりました。
でも、いくら生産性をあげても、人間に必要なものには限りがある。
洗濯機とか炊飯器とか、一個あればそれで十分なんです。
すると、モノが売れなくなってしまう。
「投資したのにモノが売れない!」 そーなると企業がぶっつぶれて、投資家は破産します🤣笑
だから、消費者に「必要のないモノ」を買わせる必要がある。
同じ洗濯機でも、ちょっと付加価値をつけて、「これはすばらしいものだ!買わなきゃいけない!」と思わせる。
そんなふうに、どんどん消費するよう人間を操作する――そんな目的のために「広告」が発展していきました。
成熟した資本主義の本質は「広告」
広告とは、単にチラシをつくったりCMを流すだけではありません。
もうすこしエグく言えば、「人間を消費者に変えて企業に売る」仕事です。
よーは、人間という原料を加工して、消費者という製品にするのです🤣
広告によって私たちは
- 😵「お金を使うことは楽しいんだ」
- 😵「お金を使えば自分は立派な人間になれるんだ」
- 😵「たくさん商品やサービスを消費することが幸せなんだ」
と信じるようになります。
成熟した資本主義では「生産」よりも「広告」、つまり「モノをつくる」よりも「消費者をつくる」方が大事になる。
例えば、GoogleやFacebook、Twitterは莫大な利益をあげてますが、その利益のほとんどは広告によるものです。
スマホを買い換える必要はあるのか?
一例をあげると、だれもがスマホを持っています。
古いスマホは、ちょっと動きが遅くって、カメラの画質はよくないかもしれないけど、消耗したバッテリーを交換すれば何年も使えるはずです。
でも、多くの人が「少し古くなったから」と機種変更をしてしまいます。
使い切れないハイスペックだとか、ベゼルが細いとか、カメラが3つあるとか……割とどうでもいい機能でバカ高いモノを買わせるわけです。
そしてその「最新のクールなスマホ」も、少しすれば陳腐化してしまうんですよね。
これは典型的な消費主義だといえます。
終わりに 脱消費主義しましょう
「足るを知るものは富む」
老子という人がいいました。
結局、資本主義とは
- お金をじゃんじゃか投資してさらにお金持ちになる人
- アホみたいに消費して(精神的、経済的に)さらに貧しくなる人
この二極化です😅
消費主義を抜けだすのは簡単です。
「金を使わない」だけ。
依存症と同じで、はじめは辛かったりイライラしたりしますが、月3万円の生活費で3ヶ月も暮せば「金使わない方がハッピーだなあ」と気づけるでしょう笑
広告に操作されず、自分の頭で考えて、消費地獄を抜け出しましょう。
「消費者」をやめてふつうの人間になった方が、人生はハッピーです🤗