忘れることが進歩なのです
セミリタイアするとバカになる
世界がかんたんになる→バカになる
- 難しい本、英文がぜんぜん読めない
- 昔のこと忘れまくり
- いま何日なのか、昨日なにを食ったか、わからん
- 基本的に、ボケっとしてる
昨日の登山はひどかった。
- いま自分がどのへん歩いてるか
- あと何時間で帰れるのか
ぜんぜん考えてない。
「なんでこんな山の中にいるんだっけ?🤔」
とまでなった。
マジでリタイアしてからバカになってます。
なぜリタイア生活は脳みそがツルツルになるのか?
リタイアする前は賢かったんです😥
知識が必要だったから。
150万円ハウスを買うとき、図書館で一日に3〜4冊不動産関係の本を読んだ。
リタイアしてからも、税制や投資、節約について知識をかきあつめた。
しかし、いまそれらは必要ない。
生活がかんたんだからです。
- 「死ぬまでお金に困ることはないだろう」
- 「このまま大きなストレスもなく、やっていけるだろう」
となる。
お金、労働、人間関係が人間の苦しみのほとんどでしょう。
- めんどうな労働がない
- お金にアタマを悩ませない
- 嫌いなひとと関わらない
リタイアすれば、メモリ4GB・セレロンの脳みそでやっていける。
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リタイア後は「知識」も断捨離?
「必要のない知識」
は手放していいのかもしれない。
仏典で「筏のたとえ」がある。
ある時、道行く旅人が大河に出会った。
こちらの岸は危険であり、向こうの岸は安全である。しかし、船も橋もない。そこで、旅人は考えた。
「大きな河だ。でも、船も橋もない。
葦や木や枝を集めて筏を作り、手足で漕いで渡るしかない。」そこで、旅人は、葦や木や枝を集めて筏を作り、手足で漕いで渡った。
次に、旅人は考えた。
「この筏は大変役に立った。この筏のお陰で大河を渡ることが出来た。
この筏は捨てるには惜しい。担いで道を歩いて行こう。」さあ、この人は、適切な行動を取ったと言えるであろうか?
弟子たちは「いいえ」と言った。仏陀は続けた。
では、どうするのが適切か考えてみよう。「この筏は大変役に立った。この筏のお陰で大河を渡ることが出来た。
だが、この先は不要である。この筏を岸辺に置いて道を歩いていこう。」このような判断こそ、適切な判断である。
リタイアする前はあれこれ知識が必要。
- 収入を増やす方法
- ガツガツ蓄財する方法
- 資産を増やす方法
でも、リタイアしたらそれらは別にいらなくなる。
いらない知識は、手放した方が身軽でしょう。
「十牛図」
でも、「忘れること」が進歩です。
せっかく手なづけた牛(真の自己)を忘れてしまう。
その次には、牛も、自分も忘れる。
そして、ありのままの世界が広がり……。
悟りを開く。
終わりに 高次の人間ほど「バカに見える」のかも
リタイアするとバカになる。
それは実は「前進」なのかもしれません……😘
私の回顧的な印象では、最も完全な人は、多くの時間、日常生活と呼ばれるもの――買い物をしたり、食事をとったり、挨拶をしたり、歯医者へ行ったり、金銭上のことを考えたり、黒靴にしようか茶靴にしようかと考えあぐんだり、つまらぬ映画に行ったり、週刊誌を読んだり――のうちで過ごしている。(「完全なる人間」アブラハム・マスロー)
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