セミリタイア古典
ジョー・ドミンゲスの「金か人生か(Your Money or Your Life, 1992年)」という本で
「9のステップ」
というのがあるらしい。
まだ本を読んでないけどサクッと紹介してみる。
人生を取りもどす「9のステップ」
1.過去を精算しよう
1.人生におけるすべての収入を計算しよう――私の場合、110万ドル稼いだ。
2.現在の純資産を計算しよう――私の純資産は20万1120ドルだ。
自分をジャッジすることなく計算するのが大事だ。
それでも、なにか感情がわきおこったなら、自分についてもっとよく知るチャンスだ。
いきなり大仕事です😅
私はテキトー計算ですが
「2200〜2300万円稼いで1000万円残った」
感じかな。
2.いまここに存在しよう――自分のライフエネルギーを調べる
1時間の労働で実際にいくら稼いでいるかを計算する。
時給20ドルと思ってるかもしれないが、労働関連の支出はどうだろうか?
驚くかもしれないが、ランチや飲み会、通勤や自動車費用、ベビーシッターなどの支出を考えると、実際の時給は5ドルかもしれない。
これは大事です。
自分の労働の「実時給」を考える。
通勤時間や、労働関連の経費込みで。
それによって
「労働が自分にとって妥当か」
が見えてくる。
「UBERで時給4000円稼いだ」
とか私もいってますが、経費や通勤?時間考えると2500円だったり。
関連:【ボロ儲け】UBERで「時給4000円」を叩き出しました
3.すべてはどこに行ったのか?
毎月、自分にあったカテゴリ分けして、支出表をつけよう。
お金がどこに行ったかわかりやすくなる。
「すべての支出を管理する」
これはリタイア後も超大事な作業です。
私もなにかを買うたびにメモってます。
関連:家計簿はGoogle KeepとSheetで楽ちんです
4.あなたの人生を変える3つの質問
1.人生エネルギーを費やしたら、それに比例して満足、充実感、価値を得ることができたか?
2.人生エネルギーの消費は、自分の価値観や人生の目的と一致しているか?
3.生活のために働かなくてよいのだったら、支出はどのように変わるだろうか?
ここで重要なのは、毎月の支出カテゴリーに+、ー、0をつけることだ。
マイナスはあなたの人生エネルギーを奪う。価値や目的にあってないことになる。
プラスはその逆だ。
ゼロは、その出費が問題なく、人生エネルギーを増加も減少もさせない。
労働や消費が自分の目的に合うか、価値観に合うかをチェックします。
5.人生エネルギーを見えるようにする
毎月の収入と支出の大きなグラフをつくり、壁に貼って毎日見えるようにしよう。
これはなかなかおもしろそう😂
↑こんな感じになるはず
6.人生エネルギーを大事にしよう――支出の最小化
自分の価値観や目的にあわない支出をやめることで、人生エネルギーlife energyの価値付を学ぶ。
このステップはかんたんだし、なんら制約を感じることはない。
- 新しいソファを買うのに、3週間の労働を費やす価値があるか
- 5泊の海外旅行が1か月の労働を費やす価値があるか
ほとんどの場合「そんなことはない」となるはず。
私もこれは社畜時代に習慣にしてました。
「100円のおかしを買うと、労働○分相当だ」
という感じ😅
7.人生エネルギーを大事にしよう――収入の最大化
1.可能な限り高い収入を得られるようにする
2.自分の尊厳と健康を維持する
3.自分で期間を決める
自分の目的にあった仕事をする。
収入を最大化する。
ただし、自分の尊厳や健康を犠牲にしてはいけない。
また、労働をいつまでやるかは自分で決める。
定年まで続ける必要はないのです。
8.資本とのクロスオーバーポイント
支出はかんたん・自然に減っていき、収入もかんたん・自然に増えていく。するとだんだん貯金が増えるだろう。
このお金は資本だ。
このお金をつかって、いつになったら十分な投資収益があり、経済的自立とクロスオーバーするかを計算しよう。
剰余のお金を投資してそのリターンを計算します。
よくいわれるのは「4%ルール」です。
年間支出が100万円なら2500万円あればいい。
ここまでのプロセスで支出は完全に把握してます。
かんたんに計算できるでしょう。
9.ファイナンスをマネジメントしよう
ここは長期米国債に投資することのみ教えているので、少し時代遅れだ。
この本が書かれたときは、配当が6%だったから。
しかし、理論としては問題ない。オールシーズン・ポートフォリオなど他の投資方法も利用できる。
「経済的独立」が実現したら、あとは
「一生食いっぱぐれない資産管理」
です。
英語圏のFIRE界隈ではS&P500が超人気ですが、さいきんの米国株低迷で怪しくなってます😨
とにかく「守りの投資」が必要ってことです。
マンガーが言ってたように
「賢くなるのではなく、バカにならない」
ことが大事。
終わりに お金の流れをつきとめるのです
- いくら金が入ってくるのか?
- いくら金が出ていくのか?
- どれほど労働しているのか?
- その労働は自分の価値観に合うのか?
これはだれもが考えなきゃいけない問題です。
でも、それができてるのは10%ほどでしょう。
- 徹底的に金の流れを追う
- 見えるようにする
- 自分の価値観を大切にする
やることはシンプルです。
年収数千万円もいらない。
宝くじにあたる強運も必要ない。
経済的自立は
「けっこー近い」
のです😘